季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「蛇の目エリカ(じゃのめエリカ)」

2018-12-01 04:52:30 | 暮らし
名言名句(449)

「友がみなわれよりえらく見ゆる日と 花を買ひ来て 

妻としたしむ」『石川 啄木』


啄木ならずとも、人間共通の真理として、自分よりも友人がみんな

偉く思えるときがあるものです。友人のみとは限りません。会う人

会う人みんなが、偉く感じる時があります。そのようなとき、激し

い自己嫌悪に陥るものです。自分自身ではどうしょうもない不安感、

そして自信喪失・・・。身近な誰かに慰めてもらいたい、という切

迫した気持ち・・・・。啄木は、その差し迫った気持ちをやわらげ

落ち付かせるために、花を中心にした妻とのひとときを持ったので

した。「一利己主義者と友人との対話」の中で、啄木は、「おれは

いのちを愛するから歌を作る。おれ自身が何より可愛いから歌を作

る」と述べています。自己愛は徹底的に自分を愛することから芽生

えます。

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12月から咲く花「蛇の目エリカ(じゃのめエリカ)」

開花時期は、12/10 ~ 4/10頃。
・冬から春にかけて咲く。

・ピンク色で、まんなかに
 黒い目玉のような模様あり。
 これがぎっしり咲く。ユニーク。
 この黒い目玉部分を
 「蛇」の「目」に
 見立てたものらしい。

 (私は、ピンクの
  おおってるところと、
  黒い目玉から 
  突き出ているのを柄とした
  「蛇の目傘」からの命名、
  だと思っていた)。

・英名のHeath(ヒース)には
 「荒野」の意味があり、
 ヒースの咲く荒野は
 詩や小説の舞台になっている。

・別名
  単に「エリカ」。
 (こちらもエリカ)



(季節の花300より)



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