季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花つの花「屁糞蔓 (へくそかずら)」

2018-08-06 05:01:18 | 暮らし
名言名句(324)

「真の恐怖は、沈黙を強いるものである」『光 秋』


昭和20年のこの日の朝8時15分、広島の町に原爆が投下され、

一瞬のうちに、約20数万人の死者、行方不明者を出します。

広島の町から40キロほど山奥の山村に疎開していた私は、直接

の被害は免れたものの、あの朝キノコ雲の光景を今でもありあり

と瞼の裏に焼きつけています。爆風と爆音もきのうのことのよう

に肌に耳にこびりついています。私は、何人かの人から、あなた

自身の原爆を書いたらどうか、よく勧められました。しかし、真

実は、それを知れば知るほど表現しにくいものです。また、真の

恐怖は、沈黙を強いるものなのです。しかし、とうとう、日本歌

曲のための編曲「ヒロシマのツル」をまとめました。全部で八編

の詩ですが、作曲は黒髪芳光氏、黒髪氏を通じ、広島大学教授芝

田進午氏の依頼を受け、昭和58年8月2日、ノーモア・ヒロシ

マ・コンサートで、初めて演奏され、以来、原爆の季節になると、

あちこちでこの歌が演奏されています。

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7月から咲いている花「屁糞蔓 (へくそかずら)」

開花時期は、 7/10 ~ 9/15頃。
・つる状でどんどん伸びてくる。
 道端のフェンスなどで
 夏によく見かける。
・筒状の、こげ茶色の花。

・すごい名前だが、
 枝や葉をもむと悪臭があるから
 この名前になったとのこと。
 (私も匂ってみましたが 
  それほどでもなかったです)
 匂いのため、
 この植物を食べる虫は
 ほとんどいないらしい。

・秋に、茶色いパチンコ玉の
 ような丸い実をつける。
 昔は実の汁を、
 しもやけやあかぎれに塗っていた。


・別名

 「灸花」(やいとばな)。
   灸(やいと)とは
  ”おきゅう”のこと。
   花の内側の茶色い部分を、
   お灸をした跡に
   見立てたことから。

 「馬食わず(うまくわず)」
   悪臭があるために(?)
   馬が食べないところから。


・「かはらふぢに
  延(は)ひおほとれる
  屎葛(くそかづら)
  絶ゆることなく
  宮仕へせむ」
   万葉集
   高宮王
   (たかみやのおおきみ)

(季節の花300より)


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