季節の花と言葉の花束

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季節の花「山法師」

2018-06-01 04:39:20 | 暮らし
名言名句(266)

「歳月は人を待たず」『陶 淵明』

時はどんどん過ぎ去って、人を待ってはくれない、ということ。

陶淵明(365-427)は、李白とか杜甫よりも古い中国六朝時代の

東晋の詩人。酒を愛したことでも有名な人です。十数年の間役人

生活をおくりましたが、役人生活を嫌って官を辞したのちには隠

遁生活を送りました。この詩句は、陶淵明の「雑詩」という題の

詩の一行で、この詩句の前に「一日(いちじつ)再び晨(あした)

なり難し/時に及んで当(まさ)に勉励すべし」とあります。

一日に二度の朝はやって来ない、だから、このチャンスに、充実し

た勉学の時間をもたなければならない、というのです。若い時代は、

このように、時間に対して切迫した感情を持つことはありません。

平均的に、健康な肉体と、そして有り余る時間を持っています。と

ころが、中年から老年に差し掛かると、あまりにも時間の経つのが早

いことに吃驚します。いささかの焦りも生じます。

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5月から咲いている花「山法師」

開花時期は、 5/ 5 ~ 6/15頃。
・「山法師」の名前は、
 中央の丸い花穂を坊主頭に、
 4枚の白い花びらを
 白い頭巾に見立て、
 比叡山延暦寺の
 「山法師」になぞらえた。

・秋には実が
 イチゴのように赤く熟す。
・花水木とよく似ているが、
 咲く時期が
 花水木より2週間ほど遅く、
 また、花の先端がとがっている。
 (花水木は丸い)


・中国名は「四照花」。
 枝いっぱいに花が咲いたときの、
 四方を照らす様子を表現している。

・別名
 「山桑(やまぐわ)」
   実の表面が桑のように
   ブツブツしているので。
   ちなみに 桑 の
   別名も「山桑」。

・6月15日の誕生花(山法師)
・花言葉は「友情」(山法師)


・「この夕(ゆうべ)
  柘(つみ)のさ枝の
  流れ来(こ)ば
  梁(やな)は打たづて
  取らずかもあらむ」
   柘(つみ)= 山法師
   万葉集 作者不詳

(季節の花300より)




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