季節の花と言葉の花束

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季節の花「桃」

2018-03-12 04:01:35 | 暮らし
名言名句(176)

「蝸牛(かぎゅう)角上(かくじょう)の争い」『荘子』

かたつむりの角の上で争うような、つまらない争いを

やめよう、ということです。

とくに、職場などで、同僚同士の間で、ちょっとした

はずみで争いが起きることがあります。自分たちの争い

が、自分たち間だけの個人的な気持ちの行き違いである

ことに気づけば、「ああ、これは、蝸牛の角上の争いだ」

と思い、大局の為に、たちまち握手することにもなるで

しょう。

中国の戦国時代の宋の思想家荘周(前365-まW290)の

道徳教書「荘子」の則陽篇に、次のような話が出ています。

梁(りょう)の恵王が斉の威王と仲たがいし、刺客を差し

向けて威王を暗殺しようとしました。ところが、家臣が色

々な意見を述べます。恵王が迷っていると、宰相の恵子が

戴普人というものを恵王に会わせました。その時の言葉です。


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3月から咲く花「桃」

開花時期は、 3/10 ~ 4/末頃。

 (ふつうの桃は
   3/10 ~ 4/15頃で、
  「菊桃(きくもも)」
  の開花時期は、
   4/10 ~ 4/末頃)。

・3月3日の
 「桃の節句(ひなまつり)」に
 桃をひな人形のとなりに添えるが、
 これは温室内で育てた桃で、
 屋外の桃の開花は
 もう少しあとになってから。


・枝に沿って
 びっしりと花をつける。
 幹には桜のような
 横線が入っている。

・いろいろ種類がある。
 ふつう、町でみかけるのは、
 花桃(花を鑑賞する目的の
        園芸品種)。
・縄文時代から栽培されている。

・桃の花の色から
「桃色」という色名が生まれた。

・実が赤いところから
 「もえみ(燃実)」が
 変化して
 「もも」になったらしい。
 杏(あんず)の実にも
 よく似ている。

・「桃」の字は中国から伝わった。

・桃の字の「兆」は
 ”妊娠の兆し”を意味しており、
 桃が「女性」や「ひな祭り」と
 関係があるのは
 この理由かららしい。

・日本昔話の「桃太郎」も有名。
 桃太郎は
 桃から生まれた強い男の子。
 この話自体、相当昔からあり、
 桃の木は万葉の頃から
 霊力のある木とされてきた。

・タネは「桃仁(とうにん)」
 という生薬になる。
 杏(あんず)のタネの核の
 「杏仁(きょうにん)」に
 よく似ている。


・「桃 栗 3年、柿8年、

  梅は酸い酸い13年、

  柚子は大馬鹿18年、

  林檎ニコニコ25年」。

 実を結ぶ時期のこと。
 何事も、時期が来なくては
 できないというたとえ。


・3月3日の誕生花(桃)
・3月27日の誕生花(枝垂桃)
・花言葉は「チャーミング」(桃)
・花言葉は
 「私はあなたのとりこです」
      (枝垂桃)
・岡山県の県花(桃)
  →「桃太郎」伝説


・「春の苑
  紅(くれない)匂ふ 桃の花
  下照る道に
  出(い)で立つ
  少女(をとめ)」
   大伴家持
   (おおとものやかもち)

 「白桃や
  莟(つぼみ)うるめる
  枝の反り」
   芥川龍之介

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・東京周辺の見どころ

 <甲府盆地>
   桃の産地、
   甲府盆地の旧・一宮町
   (現:笛吹市
     (ふえふきし))
   では、
   シーズン中は桃が咲き乱れ、
   一面、ピンクの
   桃源郷のようになる。
   花見頃4月上旬~4月中旬。
   山梨県笛吹市。
   最寄駅
    JR中央本線
    石和温泉駅からバス

(季節の花300より)






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