季節の花と言葉の花束

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季節の花の紹介と言葉の花束を書いています。

季節の花「栴檀 (せんだん)」

2017-06-23 04:55:51 | 暮らし
忘れかけていた大切なこと(渡辺和子著より)

「弱さ①」

パウロというキリストの弟子が、コリント人に宛てた手紙の中に、

弱さについて面白いことを述べています。「私は自分の弱さを大い

に喜んで誇る」というのです。それは、「キリストの力が私のうち

に宿る」ためであり、かくて「私は、弱い時にこそ強い」のだと言

い切っています。4つまり、私が強かったらキリストの出番がなくな

ってしまう。だから、自分は己の弱さを大切にし、その弱さがある

ことを誇りとさえ思っているというのです。

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5月から咲いていた花「栴檀 (せんだん)」

開花時期は、 5/20 ~ 6/10頃。
・紫色の小さな花。
 花びらは5~6弁。
 竹とんぼが
 回転しているような姿♪
 あまり目立たない。

・秋に楕円形の実が
 枝一面につき、
 落葉後も木に残るさまが
 数珠のようであることから
 「センダマ」(千珠)
 の意で命名された。

・材は建築用装飾、
 家具、木魚、下駄などに
 用いられる。
・漢方では、実、樹皮、根皮が
 駆虫に用いられる。


・”栴檀は双葉より芳し”
 の栴檀は
 この栴檀のことではなく、
 白檀(びゃくだん)という木
 のことを指す。
 (白檀は別名を栴檀と呼ぶ)

 <参考>
 ”栴檀は双葉より芳し”
 (せんだんは
  ふたばよりかんばし)
  栴檀(白檀)は発芽したころから
  芳香を放つことから、
  優れた人物は、
  幼いときから他と違って
  優れていることを
  示すことわざ。


・「妹(いも)が見し
  楝(あふち)の花は
  散りぬべし
  わが泣く涙
  いまだ干(ひ)なくに」
  (楝=栴檀)
   万葉集
   山上憶良
   (やまのうえのおくら)

 「珠に貫く
  楝(あふち)を宅に
  植ゑたらば
  山ほととぎす
  離れず来むかも」
  (楝=栴檀)
   万葉集
   大伴家持


(季節の花300より)







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