2010年7月18日、福岡から上海行きの中国東方航空機が、
上海浦東(pudon)空港に着陸したのは、10時10分定刻だった。
当たりをつけておいた、上海南駅までの空港リムジンバスは、機場7線。
30分近く待つとバスが入ってきた。
バスはまず、ターミナル1を出発し、次にターミナル2で客を拾って上海南駅へ向かう。
料金はそこの車内で集金され、20元を支払った。
南駅まではノンストップなので、40分ほどで着く。
雲南省方面の列車は、上海南駅が起点になっている。
上海南駅、こちら側の入口にA1待合室がある。
昆明までの軟臥(4人コンパートメントの1等寝台)席の下段を2枚、
上海のペリカントラベルにお願いしていた。
中国では一般的な移動はまだ列車に頼るとこが大きく、
当日にチケットを購入するのはまず不可能に近いらしい。
チケットの受け渡しは、A1待合室の前で、ということになっていて、
というのが、チケットの販売開始は10日前からなので、日本に送ってもらう余裕がないのだ。
発車1時間前の15時が待合時間だったので、それまでは駅の周辺をぶらついたり、
冷房の効いたショッピングモールのベンチで1時間近く座ったりと、
時間を潰して、15時きっかりにチケットを受け取る。
だだっ広い総合待合室。真ん中に通路があって、その両側に列車ごとの待合ブースがある。
2回の総合待合室に入るときに、チケットの確認と荷物検査があり、
無事通過した後、列車内で乾杯するビールと水を売店で仕入れる。
待合室は列車ごとにブースがあり、いずれも人でごった返している。
30分前になるとホームへ通じるドアが開かれ、人の波が押し寄せる。
昆明行き、K181次列車の待合ブース。多くの人で座れない。
各車両の前には女性乗務員が待機しており、
チケットの確認をして、やっと車内に入れる。
冷房も効いており、軟臥席はなかなか快適だ。
4人部屋だが、上段ベッド2人の乗車はなく、まずは2人で南駅を定時に出る。
乗務員の女性。かわいかったが、愛想は悪い。
軟臥席の4人部屋。この列車では最上位の席である。
買ってきたビールで乾杯。
つまみは持参したものを出し合って、まずは列車の旅を楽しもう。
夜になって、父娘の2人が途中から乗車してきた。
彼らが同部屋の相客となる。
後で聞いたところによると、家は浙江省の「紹興」という町にあり、そこから乗ってきたらしい。
紹興酒の発祥地かな、などとT氏と話したものだったが、まさにそうだった。
純朴な感じの父親と、今風の娘、学生と言っていたような。
まず父親の方が、話しかけてきたが、さっぱり分からない。
我々は日本人で、中国語は分からないと、覚えたての中国語で説明。
あまり通じているふうではなかったが、何とか納得したようで、
こりゃ駄目だ、という顔になった父親は、我々に話しかけるのを断念したようだった。
しかし娘の方は、幾分英語を話せるようで、
それからの会話は、娘が英語で我々と話し、それを父親に訳するという形になった。
なにぶんにも、私の中国語は、「中国語は分かりません」というのがメインだったものだから。
1日目は、慌ただしい中に、列車の寝台車という、一種のんびりした空間の中で過ぎていった。
夕食は、持参したカップラーメンを出し合って、
車両の端にある熱湯の給湯器から、部屋内にあるポットにお湯を汲んできて、
カップに注いで3分待てば夕食はできあがり。
カップラーメン類は重宝する。T氏が持参したコーンクリームスープが絶品だった。
そのためにも、マイコップとマイ箸は欠かせない。
明日はまた1日列車である。
昆明に着くのは2日後の20日午前9時30分なのだ。
カップラーメンとビールの旅は、翌翌朝まで続くのだ。
旅の情報
※列車チケット手配サイト:http://www.pelican-travel.net/tourDetails_NewPage.php?frCd=shanghai&BNo=1
※浦東空港リムジン乗り場:到着ロビー(1階)を出たところにある。上海南駅行きは、7番乗り場なのだが、6と8の間でなく、1番乗り場の左にある。25分間隔で、料金は20元。
※上海南駅のA1待合室は、リムジンバスを降りたところの反対側1階にある。駅に向かって右に地下通路があり、そこに道標がある。
※上海南駅の総合待合室は2階で、すごく広い。そこに列車ごとのブースがあるという仕組みだ。
※待合室内に売店があるので、外で買い物をする必要はない。ただ、ホームには売店がないので注意。
※列車内の給湯器は常に熱湯が出る。ポットが設置してあるのは、軟臥室だけらしい。
※コップや箸はないので、マイ箸とマイコップは必ず持参すること。
※持参する食料は、カップラーメン類や茶・コーヒー類、それに味噌汁やスープなどのインスタントものもいい。&つまみ。
※食堂車のビールは1瓶(大瓶)が10元と割高。停車した駅のホームで買えば、ほぼ半値で済む。
※列車内のトイレはきれいとはほど遠い。それに紙はない。ポケットティシューは中国旅行の必需品である。
※駅や列車内の職員の高飛車な態度に腹を立ててはいけない。そういう国なのだ。
旅の経費(自分の)
※リムジンバス代:20元、茶:3元、車内用ビール及び水:24元(2人で)
※1人当たり単価:35元(1元=約14円)
上海浦東(pudon)空港に着陸したのは、10時10分定刻だった。
当たりをつけておいた、上海南駅までの空港リムジンバスは、機場7線。
30分近く待つとバスが入ってきた。
バスはまず、ターミナル1を出発し、次にターミナル2で客を拾って上海南駅へ向かう。
料金はそこの車内で集金され、20元を支払った。
南駅まではノンストップなので、40分ほどで着く。
雲南省方面の列車は、上海南駅が起点になっている。
上海南駅、こちら側の入口にA1待合室がある。
昆明までの軟臥(4人コンパートメントの1等寝台)席の下段を2枚、
上海のペリカントラベルにお願いしていた。
中国では一般的な移動はまだ列車に頼るとこが大きく、
当日にチケットを購入するのはまず不可能に近いらしい。
チケットの受け渡しは、A1待合室の前で、ということになっていて、
というのが、チケットの販売開始は10日前からなので、日本に送ってもらう余裕がないのだ。
発車1時間前の15時が待合時間だったので、それまでは駅の周辺をぶらついたり、
冷房の効いたショッピングモールのベンチで1時間近く座ったりと、
時間を潰して、15時きっかりにチケットを受け取る。
だだっ広い総合待合室。真ん中に通路があって、その両側に列車ごとの待合ブースがある。
2回の総合待合室に入るときに、チケットの確認と荷物検査があり、
無事通過した後、列車内で乾杯するビールと水を売店で仕入れる。
待合室は列車ごとにブースがあり、いずれも人でごった返している。
30分前になるとホームへ通じるドアが開かれ、人の波が押し寄せる。
昆明行き、K181次列車の待合ブース。多くの人で座れない。
各車両の前には女性乗務員が待機しており、
チケットの確認をして、やっと車内に入れる。
冷房も効いており、軟臥席はなかなか快適だ。
4人部屋だが、上段ベッド2人の乗車はなく、まずは2人で南駅を定時に出る。
乗務員の女性。かわいかったが、愛想は悪い。
軟臥席の4人部屋。この列車では最上位の席である。
買ってきたビールで乾杯。
つまみは持参したものを出し合って、まずは列車の旅を楽しもう。
夜になって、父娘の2人が途中から乗車してきた。
彼らが同部屋の相客となる。
後で聞いたところによると、家は浙江省の「紹興」という町にあり、そこから乗ってきたらしい。
紹興酒の発祥地かな、などとT氏と話したものだったが、まさにそうだった。
純朴な感じの父親と、今風の娘、学生と言っていたような。
まず父親の方が、話しかけてきたが、さっぱり分からない。
我々は日本人で、中国語は分からないと、覚えたての中国語で説明。
あまり通じているふうではなかったが、何とか納得したようで、
こりゃ駄目だ、という顔になった父親は、我々に話しかけるのを断念したようだった。
しかし娘の方は、幾分英語を話せるようで、
それからの会話は、娘が英語で我々と話し、それを父親に訳するという形になった。
なにぶんにも、私の中国語は、「中国語は分かりません」というのがメインだったものだから。
1日目は、慌ただしい中に、列車の寝台車という、一種のんびりした空間の中で過ぎていった。
夕食は、持参したカップラーメンを出し合って、
車両の端にある熱湯の給湯器から、部屋内にあるポットにお湯を汲んできて、
カップに注いで3分待てば夕食はできあがり。
カップラーメン類は重宝する。T氏が持参したコーンクリームスープが絶品だった。
そのためにも、マイコップとマイ箸は欠かせない。
明日はまた1日列車である。
昆明に着くのは2日後の20日午前9時30分なのだ。
カップラーメンとビールの旅は、翌翌朝まで続くのだ。
旅の情報
※列車チケット手配サイト:http://www.pelican-travel.net/tourDetails_NewPage.php?frCd=shanghai&BNo=1
※浦東空港リムジン乗り場:到着ロビー(1階)を出たところにある。上海南駅行きは、7番乗り場なのだが、6と8の間でなく、1番乗り場の左にある。25分間隔で、料金は20元。
※上海南駅のA1待合室は、リムジンバスを降りたところの反対側1階にある。駅に向かって右に地下通路があり、そこに道標がある。
※上海南駅の総合待合室は2階で、すごく広い。そこに列車ごとのブースがあるという仕組みだ。
※待合室内に売店があるので、外で買い物をする必要はない。ただ、ホームには売店がないので注意。
※列車内の給湯器は常に熱湯が出る。ポットが設置してあるのは、軟臥室だけらしい。
※コップや箸はないので、マイ箸とマイコップは必ず持参すること。
※持参する食料は、カップラーメン類や茶・コーヒー類、それに味噌汁やスープなどのインスタントものもいい。&つまみ。
※食堂車のビールは1瓶(大瓶)が10元と割高。停車した駅のホームで買えば、ほぼ半値で済む。
※列車内のトイレはきれいとはほど遠い。それに紙はない。ポケットティシューは中国旅行の必需品である。
※駅や列車内の職員の高飛車な態度に腹を立ててはいけない。そういう国なのだ。
旅の経費(自分の)
※リムジンバス代:20元、茶:3元、車内用ビール及び水:24元(2人で)
※1人当たり単価:35元(1元=約14円)
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