ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

高菜

2009年10月21日 | 日記(?)
先日、高菜の種を播いた。
阿蘇高菜の種播きは、大体10月20日前後になっている。
今年は少し早めの種播きだったかもしれない。

種を蒔く1週間ほど前に、畑に堆肥を入れた。
阿蘇の畜協に軽トラで堆肥を購入に行き、
ブルのスプーン2杯で1,000円という格安さ。
ただし、完全に醗酵していないものだったので、
播いてしまうまでに、臭いで数度休憩を強いられた。

高菜は堆肥の有無が出来の良し悪しに、大いに関係してくる。
肥料が効いている畑の高菜は、茎が大きいのに柔らかい。
うま~い高菜漬けが出来るのだ。

高菜の種は、あまり密集して播いてはならない。
パラパラの状態で十分であるが、あまりに隙間が空いてはもったいない。
今年は十分な畑の広さがあったので、結構な量の収穫があるだろう。

逆に収穫時が大変と思われる。
高菜は鎌で切って収穫することが出来ない。
手で折って収穫するので、時間がかかるのだ。

今日は、早朝の温度が2~3℃程度で、今年一番の寒さだった。
秋から冬にかけてのこの寒さが、阿蘇高菜の独特の旨みを作るのだ。
温暖な冬だと、高菜は太りすぎて、辛味も少なく、大味になる。
高菜に関しては、まだまだ温暖化の影響は受けていないようだ。

小さく芽を吹いた高菜畑で、来年の春に思いを馳せる。
農作物を作っていると、季節と時の巡りが肌で感じられる。

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