ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

中国は、雲南省へ行ってみよう  -8- 

2010年08月22日 | 中国の旅2010
7月25日、宿を8時頃出る。
高速客運站に歩いて向かい、香格里拉行きバスを待つ。
日本人男2人女1人の老年グループがいて、老年というには申し訳ないほど元気だが、
確か、大理の洋人街で見かけた人たちだった。

バスの中では、前後の席になり、いろいろと情報交換をした。
バスは麗江客運站に寄り、そこで数人の客を乗せて出発。
麗江郊外に出たところで渋滞に遭い、そこを抜けるのに小1時間かかった。
その後は快調にバスは山道を走り、道沿いの川の激流にも魅せられながら、
約3,400mの標高にある香格里拉客運站に着いた。

3人とはそこで別れ、我々はまず明後日朝の麗江行きバスを予約してから、
1路バスで古城地区を目指した。
目星をつけた停留所で降りると、続いて降りたきれいな女性が英語で話しかけてきた。
我々が中国人ではない旅行者と気づき、何か助けになればということだった。
これ幸いと、宿の場所を訊くが、彼女も知らないらしく、
携帯電話を取り出すと知り合いに尋ねてくれ、そのまま案内してくれるという。


四方街の手前の道

好意に甘えて、彼女の後を着いていくと、四方街を抜けかなり奥まったところに宿はあり、
しかし、バストイレが付いている部屋がなかったので、申し訳ないが断った。
すると彼女はいやな顔もせず、次の宿に案内してくれる。
入り口は古いが、奥にある宿泊棟はまだ新しい「有家客桟」に案内してくれ、
我々が部屋をチェックしてOKすると、フロントの若い男性とやりとりし、
1泊100元を80元まで値切ってくれた。
見も知らぬ我々のために時間を使って、ここまでしてくれる人もいるのだ。
多謝!


快適な宿だった有家客桟。1泊100元を80元に。日本人だけで値切るのは無理だろう。

荷を解いて、しばし休憩後、外に出るとしとしと雨。
四方街の串焼き屋台の一つに入り、ヤクと羊の肉、豆腐、ジャガイモをそれぞれ1本ずつ頼み、
メインの松茸だけは2本焼いてもらい堪能した。
今の時期が松茸の最盛期らしく、香格里拉では何処に行っても松茸に出会う有様だった。


串焼き屋台が7,8軒ある四方街。

これらの食材を焼く。松茸といかは1本5元と少々高い。

松茸串1本5元(70円)です。食べ放題な感じです。

お世話になった女性を尋ねて小耳に挟んだレストランに行くが分からず、
仕方なく早めの夕食を摂ろうというので、「YAKU BAR」というところに入った。
どうやらここが彼女のゆかりの店だったらしいが、不在ということで、
ヤクとチキンのカレーを注文して夕食。


古城地区外から四方街への道

再び四方街に帰り、古城地域のシンボルである巨大マニ車を目指す。
小高い丘にはチベット仏教の寺があって、その近くにマニ車がある。
さすがに高地で、そこまで上るのにいささか息が切れる。


マニ車のある丘

マニ車を回す。

ここから見た香格里拉の町並み

小雨の中、寒いくらいの気温に身を縮めながら帰宿。
息を吐くと白くなるので、10℃は切っているのだろう。
途中で買い忘れたビールと水を宿のお兄さんから購入。
この宿は食堂もやっているらしく品物はあるが、いささか高い。

旅の情報
※香格里拉客運站のバス時刻表は、チケット売り場にはなく、バス乗り場の上部にある。
※香格里拉客運站チケット売り場には英語の堪能が女性服務員がいる。
※9:30発の麗江行きバスは時刻表に記載がないが、グレードの高いバスである。
※1路バス1元は香格里拉客運站を出て右に行き、50mほどいったところに停留所がある。
※このバスの終点は、多分だが古城入口なので、最後まで乗っていればいい。
※客桟は数多くあるので古城地区での宿の心配はないと思われる。
※何より町には呆れるほどの数のホテルやビジネスホテルがあり、誰が泊まるんだろうという感じだ。
※さすがに麗江に比べると観光客は激減し、のんびり感はある。

旅の経費
※麗江行きバスチケット:52元(1枚)、1路バス代:1元、松茸串焼き等:19元、夕食:77元、ビール&水:18元
※合計:110元(1人当)   ※宿賃は後払い


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