ひねもすのたりにて

阿蘇に過ごす日々は良きかな。
旅の空の下にて過ごす日々もまた良きかな。

里芋の季節

2009年10月23日 | 酒と料理と
里芋が必要になったら、畑に行って収穫してくる。
掘りたてのものを手作りの簡易芋洗い器で泥を落とし、
皮をむいてから、鍋に入れて火にかける。
沸騰して、泡が出たら芋を取り出して、水洗いする。

薄口しょうゆといりこをフードプロセッサーで粉にしたものを入れ、みりんと酒を加える。
落し蓋をおいて柔らかくなったら、濃い口しょうゆを少し入れて、
ひと煮立ちして出来上がり。
味がくどくなるので、あまり砂糖を加えないほうがいい。

オレ流の芋の煮っ転がしである。
沢山作っておいて、余った煮っ転がしは、別に使う。

安い牛肉の切り落としの脂分の多いところを買って、
これを包丁でたたいてミンチにする。
味付けはいろいろある。
基本は、醤油味の甘辛味。
豆板醤でいためて中華風の辛口に。
キムチを刻んで混ぜて炒め、韓国風に。

まず、芋の煮っ転がしをつぶす。
これに少量の片栗粉を混ぜ、よく練る。
この生地で、先に炒めた材料を包む。
後はコロッケの要領で衣をつけて揚げる。

煮っ転がしで、芋に味はついているので、たれをかける必要はない。
チーズを入れてもいいが、チーズはどちらかというと、ジャガイモに合う。
里芋は洋風にするには少し泥くさい感じがする、と言っては里芋に失礼か。
いい意味での泥臭さではあるのだが。

さて、酒となると何にするか。
若干泥くさいコロッケ風ということで、
球磨は多良木町の木下醸造所が醸す長期貯蔵の「茅葺」
なかなかのこくで旨い。ここは有名な「文蔵」を造っている酒蔵でもある。

多良木町には娘が仕事でお世話になっている。
焼酎ともどもよろしく。
コメント
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