熊本県立博物館でやっている、吉村作治と早稲田大学のエジプト展を見てきた。
売りは、2005年1月5日に発見された青いミイラマスクと彩色箱形木棺。
早稲田大学がダハシュール北遺跡で発見したもので、
中王国時代、いまから 3,800年前に活躍した行政官セヌウのミイラの彩色マスクである。
実に見事である。
想像もつかない昔のものとは思えない、という点において見事である。
エジプトと言えば、ツタンカーメンの黄金のマスク。
わたしは、実はこれをカイロの博物館で見た。
いまだイスラエルとの第3次中東戦争の後の、消耗戦争と呼ばれる最中だった。
博物館の周りには土嚢が積まれ、戦時中であることを否応なしに認識させられた。
それでも、かのマスクを見たときの感動はいまだもって色あせない。
古代遺跡とその文明に興味を駆り立てられた瞬間である。
その後、メキシコの太陽の神殿や、チチェンイツアの遺跡。
グアテマラのティカルの遺跡等々を見てきて、
遥か過去に思いを馳せるとき、
現代のような文明の利器もない時代に作られた壮大な遺跡、
どうやって作られたのかという方法論と、
それよりも、なぜそれほどまでの壮大さにこだわったかという人間の意志。
古代の人間の、その意志にこそ魅せられるのである。
売りは、2005年1月5日に発見された青いミイラマスクと彩色箱形木棺。
早稲田大学がダハシュール北遺跡で発見したもので、
中王国時代、いまから 3,800年前に活躍した行政官セヌウのミイラの彩色マスクである。
実に見事である。
想像もつかない昔のものとは思えない、という点において見事である。
エジプトと言えば、ツタンカーメンの黄金のマスク。
わたしは、実はこれをカイロの博物館で見た。
いまだイスラエルとの第3次中東戦争の後の、消耗戦争と呼ばれる最中だった。
博物館の周りには土嚢が積まれ、戦時中であることを否応なしに認識させられた。
それでも、かのマスクを見たときの感動はいまだもって色あせない。
古代遺跡とその文明に興味を駆り立てられた瞬間である。
その後、メキシコの太陽の神殿や、チチェンイツアの遺跡。
グアテマラのティカルの遺跡等々を見てきて、
遥か過去に思いを馳せるとき、
現代のような文明の利器もない時代に作られた壮大な遺跡、
どうやって作られたのかという方法論と、
それよりも、なぜそれほどまでの壮大さにこだわったかという人間の意志。
古代の人間の、その意志にこそ魅せられるのである。