このところG7やNATO諸国から関係が遠ざけられているロシアのプーチン大統領が北朝鮮を訪問したニュースが日経朝刊の1面に掲載されていました。日本にとっても地政学的脅威として捉えられているものと解しました。隣国である朝鮮半島の政治的な動きに対して日本の国会はのんびりしているようにも映ります。プーチン大統領の次の訪問地はベトナムのようですが、日本とロシアの関係が外交的にも完全に閉鎖されているように感じるのが正直なところです。
我が国は改正政治資金規正法の成立に向けて国会は参議院本会議で審議中という在り様です。昨年後半から半年以上にわたり国会は国民不在の政治資金問題で揺れてきました。国費の無駄遣いとは言い過ぎでしょうが、日本の針路も不透明の中で国政を委ねている国会がこの有様では日本の前途が危ぶまれのも致し方ありません。このところ日本の株価の動きが冴えないのも政治経済の不透明さが利益確定売りを招いているものと考えます。
国会はもっと日本の経済をどのように率いていくかを真剣に議論しなければ、益々増大する社会保障費や防衛費の負担に国家財政が耐えられなくなると考えます。日本は国家的にも社会的にも課題が山積している中で政治的にも一時の猶予はないと思います。新聞の一面を飾る記事が他国の不安定な情報ではなく、もっと国民の気持ちを明るくするものであってほしいものです。政治が前向きに活発化しなければ経済にも明るい兆しが生まれないと考えます。
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