最近、漸く世間で気象病という医学用語が認知されるようになりました。 10年近く前になりますが、確か名古屋大学の医学部教授がこの病をメディア等で主張されたように記憶しています。かつては本人は苦しんでいるにもかかわらず、周囲は単なる怠け病のように誤解していた面も多々あったように思われます。低気圧の接近で体調を崩して会社を休んだりする人もいたはずですが、関係者の理解も得られなかったりしたのではないでしょうか。
私自身も能天気なのか他人の苦しんでいる原因に対して長年全く無頓着でした。最近、漸く様々なところでこの病に関する説を視聴するようになり理解できました。気圧の変化が自律神経に影響することが医学的に証明されたのです。近年、人身事故が多発し続けていますが、原因の一つに気圧の変化が影響しているようです。決して無理をせず、気象の悪化で体調がすぐれない時には敢えて出勤を留まる心がけが必要です。
近年、地球温暖化の影響で異常気象が多発していますので、自律神経が乱れることは珍しくないのです。自分の身体は自分自身しかわからないので、他人の目を気にせずに自ら体調をコントロールしなければなりません。アレルギー症状も人それぞれです。お酒が強い人も弱い人も人それぞれですし、自律神経の敏感な人も鈍い人もそれぞれ存在するのです。人に無理強いをしない事が肝要なのですが、漸く周囲の理解が得られるような時代になりました。