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星槎教育研究所ブログ★相談員の部屋

みんなちがって、みんないい。一人ひとりの宝物を見つけながら。

理解と支援で、『障害を個性に・才能に』変えよう

2006-10-02 00:19:40 | SFS【星槎教育研究所】
軽度発達障害が直接の原因で
「幼児虐待・不登校・切れやすい子どもたち
・落ちこぼれていく子どもたち・学齢期のうつ・
ひきこもり・家庭内暴力・反社会的行動・NEET」に
なりやすいわけではない。
軽度発達障害が理解されないために追い詰められていって、
二次障害としてなりやすいということである。

理解され、いいところを伸ばし、偉業を成し遂げた人もたくさんいる。
ということで、ASDをもつ歴史上の人物として、
アインシュタイン・モーツアルト・ビルゲイツ・アンディウォーホール
などがよくあげられる。

NPOえじそんくらぶ http://www.e-club.jp/は
「ADHDを個性に変えるために」活動を続けているが、
そのホームページでこう述べている。
★【以下抜粋】
AD/HDを単なる障害としてとらえず、才能として活用することも可能なのです。
つまり見方を変えれば、
「ひとつのことに集中できない」ことは
「多くのことに興味を持てる、同時にいくつもの仕事をこなせる」
ということであり、
衝動的とは実行力と行動力があると言えるのです。
大切なことは周囲の理解ある言葉かけによる本人の自信喪失の防止です。
支援の第一歩は思いやりのある言葉がけ、
そのためにはAD/HDの正しい情報が不可欠です。

望ましい支援と理解をしていきたいし、広げて生きたい。

いろいろな問題行動は『SOSのサイン』

2006-10-02 00:16:25 | みんなちがって、みんないい。
ハタから見て
「やる気がない」「楽なことしかしない」
「怠けている」「ひがみっぽい」
「ちゃらんぽらんになった」と思えるときは
 SOSのサインを出していると思ってくださいね!

以前出席したセミナー
「教室で気になる子の支援を考える」第3回
『子どものための親の役割・学校の役割』で
講師 水野 薫先生(福島大学大学院教授)の
おっしゃったことのまとめです。

二次障害による困難
・失敗しそうなことはやりたくない
・自分にはとても無理だからやらない
・誰もわかってくれない
・みんなが自分をばかにする
・みんなに嫌われている・外されている
・いつも自分は損ばかり
・何をやってもうまくいくわけない

思春期以降の深刻な二次障害
(二次障害をほっておかれると、
または周りの対応が悪くて追いつめると・・・)
●神経症的症状
・不登校・社会的引きこもり
・抑うつ・無気力・不定愁訴・身体症状
●非行・反社会的
・自暴自棄【飲酒・薬物を含む】
・暴力・恐喝・威嚇・窃盗
●精神病的症状
・自殺企画・幻覚・妄想・錯乱
・睡眠障害

教師の目に映る軽度発達障害児
(軽度発達障害に気づいていないとこう見える)
・落ち着きのない子、おしゃべりな子、ひょうきんな子
・粗暴な子、切れやすい子、反抗的な子、ツッパリ
・わがままな子、自分勝手な子
・ずるい子、いいわけばかりする子、人のせいにする子
・くそまじめすぎる子、融通がきかない子
・のろい子、要領の悪い子、誠実すぎて損をする子
・おせっかいやき、でしゃばり、目立ちたがり屋
・意欲がない子、易きに流れる子、気分屋
・知能が低い子、理解が遅い子
・しつけが悪い子、親に愛されていない子
・親の要求につぶされそうになっている子

「困った子」ではなく
「困っている子」という考え方・見方に立つと
ぜんぜん違って見えてくると思う。

「軽度って何?」 抱えているものは決して軽くない。

2006-10-02 00:12:18 | みんなちがって、みんないい。
以前 文部科学省のI調査官にお目にかかったとき、
「『軽度発達障害』という言い方はしたくない。」と
おっしゃっていた。
障害の程度が軽いと誤解されるから・・とのこと。
確かにそう思う。

『軽度』とは 発達障害が軽いという意味ではなく
知的機能障害がないということ。
※ 知能の遅れはない(知能指数70以上)と
  知能が正常である(知能指数85以上)が該当。

LD・ADHD・アスペルガー・高機能自閉などの人は
人からは 「誤解」・「叱責」・「否定」・「いじめ」  
自分では・・・「失敗」・「未達成感」で
自己有能感が育ちにくいことが多い。
また、それゆえの二次症状も多い。

軽度発達障害は,神経生物学的障害でありつつも,
その症状形成過程に,心理・社会的要因の関与が示唆される。
この障害のもっとも有害な影響は,自尊心を失うことである。
(田中 2001)

「見えない障害」だからこそ、みんなが知っておきたい。

2006-10-02 00:10:07 | みんなちがって、みんないい。
「特別支援学校教諭免許状(仮称)」も大切。
「特別支援教育」を担当する教員の資質として、
「特別支援教育免許状」も大切。
でももっと大切なのは、通常学級の教員が特別支援教育
について知っていることだろう。
なぜなら、「見えない障害」だから・・・。
通常学級の教員が「見えないものを見る目」を
持っていないと、本当に支援の必要な子たちが、
「特別支援教室(仮称)」に行くこともなく、
通常学級の中で違和感やわかってもらえない悔しさ・
つらさを抱えたまま、不登校になっていくことが多い。
サポートを受ければクリアできる発達課題を積み
残したまま、学年を重ねていく現実に気づいてほしい。

不登校と軽度発達障害の関係を考えよう

2006-10-02 00:07:14 | みんなちがって、みんないい。
不登校や引きこもり・NEETなどの背景には、
「軽度発達障害」が軽視できない要因として存在すると考えられる。 
知的能力に問題がないにもかかわらず、生まれつき読んだり、
書いたり、計算したり、推論することが苦手な「LD(学習障害」、
じっとしている・黙っているのが苦手な「ADHD(注意欠陥・多動性障害)」、
コミュニケーションがとりにくい「高機能自閉症・アスペルガー症候群」など。
これらは『見えない障害』といわれ、見ただけではわからないため、
成長過程において医療をはじめとする専門的な関与が少なく、
周囲の人たちからはもちろん、親や本人さえ認知しないまま、
「変わった子」「好きなことしかしない、わがままな子・怠けている子」
「周りのことを考えない無礼な子」「トラブルを起こしやすい子」と思われ、
いじめなどに合いやすく、自己有能感をえにくいまま、成長しがちである。
また、対人関係や社会生活において、周囲の無理解による叱責や非難・失敗体験・つまずきを経験し、
それが多大なストレスとなって、抑うつ状態などの二次障害を引き起こすことも少なからずある。
一見精神疾患として捉えられる現象が、実は幼児期からの軽度発達障害に起因した問題に
適切に対応してこなかったことによる二次症状であることが多い。 
 「軽度発達障害」をもつ児童生徒の5~7割が不登校を経験すると聞いたことがあるが、
不登校の背景にどのくらいの割合で「軽度発達障害」の児童生徒がいるのだろうか。
皆さんの意見を聞きながら考えていきたい。
ぜひ、体験やお考えをお寄せください。