星槎教育研究所ブログ★相談員の部屋

みんなちがって、みんないい。一人ひとりの宝物を見つけながら。

水野薫先生 セミナー ご報告

2007-08-02 13:45:37 | 特別支援教育セミナー 報告
7月8日(日)星槎大学・星槎国際高等学校 郡山学習センターにて
「不登校・ひきこもりの背景にある軽度の発達障害」シリーズ【全7回】
http://seisa.ed.jp/npo/seminar01.html

十一元三先生の基調講演に続く 第一弾として
福島大学大学院 水野薫先生の特別支援教育セミナー
『誤解されがちな子たちへ~ 二次障害を防ぐための支援について』を
開催いたしました。


会場はライブ会場郡山から発信し 札幌から沖縄まで
全国10箇所を双方向でつなぐ TV会議システムで行いました。


水野先生は 現在も大学で子どもとかかわりながら教鞭をとるだけでなく、
ながやまメンタルクリニック、むさしの小児発達クリニックで
臨床心理士もなさっており、現場から見た 感じたお話をたくさん伺えました。


誤解されやすい子どもたち

たとえば 「何度いったらわかるんだ!」としかられる子どもたち
でもその背景には・・・・こういう困難があるかもしれません。

「聞いていない」    注意の集中,言語理解力
「ちゃんと聞いていない」 言語理解力,継次処理,ワーキングメモリー
「聞き間違える」    注意集中,音の認知,意味理解,想像力
「一方的」       注意,意味理解,社会的相互交渉,想像力

二次症状による困難
  失敗しそうなことはやりたくない
  自分にはとても無理だからやらない
  誰も分かってくれない
  みんなが自分をばかにする
  みんなに嫌われている,外されている
  いつも自分は損ばかり
  何をやってもうまくいくわけない

適応障害
  不登校、選択性緘黙、反抗、無気力、暴力 等
  第一義的に、発達障害が隠れていることがある。

困難の背景にあるもの
  社会的認知の障害
  言語・コミュニケーション障害
  イマジネーション障害
  実行機能障害
  感覚過敏
  不器用、感覚統合不全
  総体的な発達障害



というお話から
二次障害を防ぐための支援について 具体策を伺いました。

後半の Q6Aタイムには 全国から多くの質問が寄せられました。





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1 コメント

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相談があります (加藤 百合子)
2009-06-10 00:03:53
研究所開設おめでとう、本当にライフワ-クの実現だね。具体的にはどんなことをしていますか?相談に乗ってもらいたい人があります。どこかで会える?忙しいでしょうが時間つくって、だめなら℡でもいいです、でも会いたいな-!
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