星槎教育研究所ブログ★相談員の部屋

みんなちがって、みんないい。一人ひとりの宝物を見つけながら。

いろいろな問題行動は『SOSのサイン』

2006-10-02 00:16:25 | みんなちがって、みんないい。
ハタから見て
「やる気がない」「楽なことしかしない」
「怠けている」「ひがみっぽい」
「ちゃらんぽらんになった」と思えるときは
 SOSのサインを出していると思ってくださいね!

以前出席したセミナー
「教室で気になる子の支援を考える」第3回
『子どものための親の役割・学校の役割』で
講師 水野 薫先生(福島大学大学院教授)の
おっしゃったことのまとめです。

二次障害による困難
・失敗しそうなことはやりたくない
・自分にはとても無理だからやらない
・誰もわかってくれない
・みんなが自分をばかにする
・みんなに嫌われている・外されている
・いつも自分は損ばかり
・何をやってもうまくいくわけない

思春期以降の深刻な二次障害
(二次障害をほっておかれると、
または周りの対応が悪くて追いつめると・・・)
●神経症的症状
・不登校・社会的引きこもり
・抑うつ・無気力・不定愁訴・身体症状
●非行・反社会的
・自暴自棄【飲酒・薬物を含む】
・暴力・恐喝・威嚇・窃盗
●精神病的症状
・自殺企画・幻覚・妄想・錯乱
・睡眠障害

教師の目に映る軽度発達障害児
(軽度発達障害に気づいていないとこう見える)
・落ち着きのない子、おしゃべりな子、ひょうきんな子
・粗暴な子、切れやすい子、反抗的な子、ツッパリ
・わがままな子、自分勝手な子
・ずるい子、いいわけばかりする子、人のせいにする子
・くそまじめすぎる子、融通がきかない子
・のろい子、要領の悪い子、誠実すぎて損をする子
・おせっかいやき、でしゃばり、目立ちたがり屋
・意欲がない子、易きに流れる子、気分屋
・知能が低い子、理解が遅い子
・しつけが悪い子、親に愛されていない子
・親の要求につぶされそうになっている子

「困った子」ではなく
「困っている子」という考え方・見方に立つと
ぜんぜん違って見えてくると思う。

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