【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

古(いにしえ)の様式美

2014-03-20 18:21:58 | レトロ(素敵)な空間~散策

【大阪医科大学中央資料館(旧京都帝国大学理科大学)】












・・・『かくて移り行くこの世の栄華』
こう言ってアンは笑ったが、
その笑いには微かな哀愁がこもっていた。
かつての日に愛着を持った古い神殿は、
最早成長してそんなものに
興味を感じない年頃になっても、
倒されるのを見るのは愉快ではなかった。                   
                 【「アンの愛情」 第1章】





   今日は雨となりました。
  室内の気温は18度ですから暖かい方でしょうが、
  日射しがないからでしょうね、寒く感じます。

   とは言え、ストーブを付ければすぐ暑くなりますし、
  消せば寒くなり、中途半端な暖かさ。

   ここはやはり何らかの “火” が恋しくなります。
  手を温める事が出来るような。

   こんな時思い付くのは、火鉢の存在。
  ただ、機密性の高い現代の住宅では無理でしょうね。
  せいぜい鉢カバーや鉢として利用するくらいが無難かも知れません。

   













   さて、昨日はもう一つ寄り道。
  見るからに古色蒼然たる建物。
  ここは一体、どこ・・? 状態。

   実は、大阪医科大学構内。
  かなり老朽化していますが、
  まだこんな建物が残って
  いました。

   大阪医科大学は、
  1927年(昭和2年)創立。
  歴史のある大学です。

   しかしながら、農場に
  続いて、ここでも京都大学。
  (冒頭の写真)

   1929年(昭和4年)に、
  現在の京都大学大学院理学
  研究科の化学研究所本館
  として竣工したと言いますから
  驚きです。

   1949年(昭和24年)、化学研究所が京都大学に移るまで使用され、
  その後は、大阪医科大学中央資料館となったようです。
  勿論、老朽化のため現在は使用されていません。

   両大学は、こういう繋がりがあったのですね。
  道理で、密接に連携しているのですね。  

記憶の封印 ~ その2

2014-03-19 23:55:16 | レトロ(素敵)な空間~散策







【建物全体の遠景】







リラは母が道の曲り角が好きだ ――
刺激的で人を引き付けると
言っているのを聞いた事があった。
あたしは大嫌いだとリラは思った。
ジェムとジェリーが道の曲り角を曲がって
去って行くのを見た ――
次にはウォルターが ―― そして今はケンが。
兄たちも遊び友達も恋人も ――
みんな行ってしまった。
二度と帰らないかも知れないのである。
                  【「アンの娘リラ」 第16章】





   「雨が上がれば、今度は黄砂がやって来るでしょう」
  ~とは昨晩のテレビでの気象予報士の言葉。

   起床して先ず開ける、雨戸の向こう側の空が気になります。
  空はありました。雲が見えますから。
  朝早い時間は、大丈夫だったのですね。思わずホッ。

   ただ日中は、日射しこそあれ、
  空全体がぼんやりしていて、その空もやけに低く感じたものです。

   ただ、写真では青い空ですね。
  この時間帯、黄砂は抜けていたのでしょうか・・。









【重厚な木の階段】


【室内から玄関を望む】



【珍しくドアが開いていて・・  】



   さて、久し振りの道草です。
  予(かね)てから気に
  なっていた、あの場所に
  又々、出掛けて来ました。

   最大の関心事は、勿論、
  あのクラシックな建物。

   建物は今月末で取り壊すと
  されていましたものね。
  (表門横に立て看板)

   気にはなりながらも、
  詩的な場所の変わり行く
  姿を見るに忍びなく、
  自然と足は遠のいていました。

   さすがに3月も、
  残り10日となりますと・・。
  意を決する他はありません。

   覚悟して出掛けたものですが、
  遠くから建物の存在を確認
  した時の喜び。安心感。

   もしかして・・?
  そんな期待も沸々と湧いて来て。

   今日は、建物の玄関先でお花の苗や、
  野菜(アスパラガス)などの即売会をやっていました。

   そこにいらした男の方に建物の事を聞いてみました。
  何と、建物は残す事になったのだそうです。

   その方が仰るには、
  “大学の手は離れるけれど、市の方で・・” という事のようです。

   そんな事を話していましたら・・。
  もう一人、男の方(市民)も加わって、
  「良かった、良かった」 の大合唱。どうやらファンは多いようです。

   思い切って中の写真を撮らせて下さいと、お願いしてみました。
  不思議な事に? その方は口に人差し指を当てて、
  「お手洗いを借りた事にして中に入って下さい」 と。

   もう一人の方と(小さな声で)「素敵ね!」
  などと言いながら見ていたのですが、
  そのうちに事務所から年配の女の方が出て来られました。

   「ここには入れません!」 と、ピシャリ。融通の効きませんこと!
  やはりと言いますか・・女の敵は女なのですね。
  ~なんて。

   ところで今日の 『アンの世界』リラ の気持ち、
  良く分かります。

   ここには一応、実際の植物こそ違いますが、
  似て非なる 「雪の女王」「金の松明たいまつ もあります。
  でも、それらの木は見事に切り取られていました。

   春にはたわわに咲き乱れた白い花 「雪の女王」 で、
  秋には、オレンジ色の 「金の松明」 が曲り角を照らしてくれました。
  もう曲り角にそれらの木はありません。

   これから公園として整備されるのでしょうが、
  人工的な曲り角と自然の中の曲り角、
  どちらがいいかは・・。答えは自ずから出ていますね。

薔薇に恋してⅥ

2014-03-18 17:16:18 | 私の手作り夢時間





【昨日の化粧箱と一緒に】





「雨になるかも知れないが ――
だが、リウマチの事なんか
考えてはいけないよ、スーザン ――
すみれ の事を考えてごらん」
ウォルターははしゃいで言った ――
はしゃぎ過ぎているとリラは思った。
(中略)
「全く、ウォルター、すみれ の事を考えろとは、
何の事か分かりませんね」          
                  【「アンの娘リラ」 第38章】





   
   起床時は桜色の白く霞んだ空。
  桜色で白・・と言えば、つい桜餅を連想する私。
  しかしながら、こんな空も素直に喜べない最近の私がいます。

   お天気はその後、お湿り程度のごく弱い雨が降ったりやんだり。
  今では重い空ですが、やんでいる方が多いような気がします。



   






   さて、昨日の続き。
  今日は、もう一つ、
  リモコンホルダーを。
  こちらは修正したものです。

   以前の状態をアップすれば
  良かったのですが、何せ、
  お見せ出来るような代物では
  ありませんでしたから。

   棚の隅っこに、ひっそり
  身を潜め、ペン立てとして
  かろうじて存在していた有様。

   やっと本来の役目を
  担(にな)う事が出来そうです。

   尤も、リモコンホルダーなんて
  必需品ではありませんものね。

   こうして余計な物ばかり
  増えて行ってしまいます。
  自戒も込めて。

   何だか散々な言われ方の
  リモコンホルダーですが、
  折角ですから昨日の化粧箱と一緒に記念撮影という事で。   

   そうそう、これら二つの作品の地色は同じに見えますが、
  リモコン・・の方が若干、濃い目です。

   そうそう、今日の 『アンの世界』 の言葉は又々、すみれ
  それにしても、 ウォルタースーザン の会話には、
  思わず笑みがこぼれてしまいますね。

   現実主義で散文家? のスーザンには、
  ウォルターの言葉は、理解不能かも知れませんね。

   ところで、すみれで思い出したのですが、
  すみれを描いたグッズは、巷にはあまり出回っていませんね。

   ちょっとした、すみれの絵が描いてある、
  缶に入った英国製のお菓子などは馬鹿にならないお値段。
  それなら・・自分で描きましょう。

   薔薇と葡萄しか描かないと申しましたが、
  すみれの事をすっかり忘れていました。
  これからは、すみれも仲間に加える事に致します。

華麗なる? リサイクルⅥ

2014-03-17 19:51:08 | 私の手作り夢時間












母は・・・(中略)
ナンとダイが物をしまって置くのに
新しいヒマラヤ杉のひつ
買ってあげると言った。
(中略)
魔法をかけられた宝物の櫃で、
ある不思議な文句を
唱えなければ開かないのだ。
雪の魔女が、冷たい美しい白い雪の魔女が
一言だけささやいてくれるかも知れない。
風が通りすがりに又別の言葉を
教えてくれるかも知れない・・・・・
(中略)
櫃を開けてみると、中には真珠やルビーや
ダイヤモンドがおびただしく入っているのだ。
おびただしくとは素敵な言葉ではないか?         
                  【「炉辺荘のアン」 第38章】





   今日は晴れの天気となりました。
  全国的にも晴れマークのようですね。

   ただ、快晴と言えないのは・・
  一日中、日は照っていますのに、空が見えません。
  この所見えていましたのに、すぐ近くの山も霞んでいます。

   気温の方も暖かかった昨日以上に、大幅に上昇。
  単なる春霞ならいいのですが、PM2.5の影響もあるのでしょうか・・。

















   さて再開トール、第二弾は薔薇の化粧箱です。
  化粧箱ですが、一応 「夢の玉手箱」・・?
  この土日、フリーハンドで一気に仕上げました。

   実はこの化粧箱、元は、全体が黒の木製の物。
  かなり使い込んでいましたが、木製品だった事が幸いしました。

   華麗に変身? という訳です。
  (前回は、【こちら】

   そうそう、「スプーン & フォーク」 の修正は取りやめに。
  一つ、一つの絵が小さいですし、あれはあれでいいかな・・と。
  稚拙な物も思い出です。

   ~なんて。
  少々、億劫だった事も一因ですけれど。

   それに一回り大きいのが、
  もう一つありますから、そちらに描くとしましょう。

   ~明日に続きます。

夢色の贈物

2014-03-15 23:53:33 | リラのお気楽ユメ日記










外は 3月 の寒々とした薄暮の中に
白い死のような世界が横たわっている。
庭やポプラの 先の方に広がる
ニュームーンの牧場はひどく寂しげに見え、
その向こうに残光が
強烈な赤いすじとなって走っていた。               
                【「エミリーはのぼる」 第18章】
  













   こんな空で明けた今日は大層、寒い朝となりました。
  昨日もそうでしたが、これは2月上旬頃の気候とか。

   ただ実感として、その頃とは全然違う気がします。
  光が違う、空気が違う、そして何よりも気持ちが違います。

   何と言っても、“もう 3月”。
  寒くても、もう少しの辛抱ですものね。

   今日は、日中も少々肌寒いような気がしたものですが、
  それでも 『アンの世界』 のように、
  薄暮の中に白い死のような世界など、横たわってはいません。

   丁度、目の前の東の空には、ほぼ真丸いお月様。
  17日(月)が満月なのですね。お月さまと視線が合い、ドキッ!?

   薄暮の中、時間の経過と共に、
  白から黄色に変わるお月様を楽しんだものです。

   ところで冒頭の写真。
  今日、近所の友達が届けてくれました。
  それは季節を先取りした、ほんのり桜色の葛湯。

   桜と言えば夢色。
  もう少ししましたら、その夢色ドラマが開幕ですね。

   こんな風に記しながら・・。
  一方では、もうそんな季節になったのかと驚く私がいます。

   そうそう、こちらの賞味期限は6月。
  世界が桜色(夢色)に染まる桜の季節まで取って置きましょう。

   『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』 では、こちらを振舞います。
  皆様、どうぞ振るってご来店下さい。
  ~なんて。

薔薇に恋して Ⅴ

2014-03-14 19:01:05 | 私の手作り夢時間











たまには一人でいる事は
良いものですわね。
風があたしの友となってくれるでしょう。
風はあたしの塔の周りで泣き叫び、
吐息をつき、低い声で歌います。
冬の白い風、春の緑の風、夏の青い風、
秋の真紅の風、四季を通じての烈風 ――
               【「アンの幸福」 最初の1年】
 











   昨日の雨は上がりました。
  しかしながら今日は風もあり、一時、(お昼頃)
  雨がパラッと来たりして少々、不安定な天気でした。

   そうそう気になるのは、やっと開きかけた薔薇の事。 
  案の定、風のため左右に大きく揺れていましたが、今日も健在。
  思わず、ホッ。安心の吐息。
 

   そして一枚の花びらだけ大きく開き、
  何だか・・オールドローズのような風情。

   長い事、咲いてくれている上に色々、
  楽しませてくれますね。今日は、雨の宝石と共に。
  そして気になっていたお天気も、午後からは安定して来ました。








   


   さて、今日の写真。
  今回、修正しようと思っている以前の作品です。

   と言っても、修正するのは 「スプーン & フォーク」 の方のみ。
  又、変にいじって後悔するかも知れませんが。

   それにしても初期の頃って、グリーン系(地色)が多いですね。
  今では、ほとんど使わない色ですけれど。
  (尤も、先日の 「ソーイングBOX」 は、元々の色です)

   ところで、こんな風に修正に時間を費やしているのは、
  新しく描こうにも足りない物が色々生じて来て、
  一度、買い足しに行かなければ何も出来なくなっています。

   こんな点もなかなか軌道に乗らない所以(ゆえん)なのでしょうね。
  (前回の 「薔薇に恋して Ⅳ」 は 【こちら】

空気に彩色

2014-03-13 18:15:18 | リラのお気楽ユメ日記











床のそちこちには マリラ
グリン・ゲイブルスでこしらえるような、
丸い手編みの敷物 が敷いてあったが、
それは他所よそでは ――
アヴォンリーにおいてさえ ――
時代遅れと見なされる品だった。
(中略)
隅では・・・旧式分銅ふんどう時計が
音高く鈍重に時を刻んでいる。                 
                【「アンの愛情」 第10章】






   今日は、朝から天気予報通りの雨となりました。
  それ程、強い雨ではありません。暖かい雨。

   これからは一雨ごとに春が近くなって来るのでしょうね。
  それにしてもこの雨、昨夜は、いつ頃から降り出したのでしょう。

   あれは、午後10時頃だったでしょうか・・。
  南の空には、ほぼ丸い月(17日が満月)が望めましたから。
  眠っている間に降り出したのでしょうね、きっと。











    さて先日、やっとの事で、
  長い事、押入れにしまい込んで
  いたトールペイント用の
  絵の具やその他の材料一式を
  取り出したばかり。

   今のうちに・・
  その気になっている今、
  次に取りかかりませんと。

   又、ズルズルとなって
  しまいますものね。
  それと言いますのも・・。

   絵の具や絵筆の準備。
  (長年使っていませんと
  絵の具の劣化もあります)  

   それに身なりだって、
  絵の具が付きますので
  整えなければなりません。

   こんな所が針と糸だけで
  始められるレース編みと
  根本的に違います。

   手始めに先日同様、
  これまでの修正から始めるつもりです。

   そうそう、その前に。
  今日のような雨の日は、空気が温かいオレンジ色に彩色されます。
  私も マリラの三つ編みマット の上で、絵柄の構想を。~なんて。

   取り出した写真の本は、所謂(いわゆる)私の虎の巻。
  次は、どんな絵柄にしましょうか・・。      

夢の衣

2014-03-12 22:08:38 | 薔薇の追憶















男の心は ―― 女の心も同じだが
春になると軽やかになる。
復活の精が歩き回り、
(中略)
それは人間の心を揺すぶり、
子供時代の素朴な喜びを味わわせる。
それは人間の魂を目覚めさせ、
出来るものなら、神と手を
握り合う程神の身近に連れて行く。
驚異と蘇りの生活の季節であり、
若い天使が創造の喜びに
静かに拍手を送る時のような、
内も外も非常な歓喜に満ちた季節である。    
                 【「アンをめぐる人々」 5.】





   連日の快晴の空となりました。ただ、今日の空は淡い水色。
  昨日は吸いこまれそうな真っ青な空でしたけれど。

   お天気は下り坂だそうですが、日中は十分、持ってくれました。
  今現在(午後8時)も、まだ雨は降っていません。

   一方、気温の方も昨日以上の暖かさ。
  日溜りの部屋の中は20度以上にも。春ですね。











   さて、今日の薔薇。
  こちらのブログに、
  お越し頂いている方には、
  既にお馴染みですね、
  先日来の薔薇です。

   尤も、再三申していますが、
  この 「先日来」 とは、
  昨年の11月から。

   従って年さえもまたぐ、
  2年越しの息の長い
  薔薇となっています。

   おまけに、秋、冬、春と
  三つの季節も。

   その間、厳寒の冬が
  含まれているとは言え、
  開花一つに、これ程までの
  時間を要しているという
  訳です。何だか感動。

   普段、蕾からやがて開花と・・
  ごく当然の事と捉えていて、
  深く考えた事はありません。

   でも、そうではないのですね。堅く閉じていたものを開く・・。
  それもゆっくり、ゆっくり1枚、1枚・・。

   (今日の例文にもありますが)ある意味、
  大変な事だという事を知りました。

   それは大層、神秘的なものでもあるのでしょう。
  兎にも角にも、ここまで途中枯れもせず、辿り着いた事に感謝。

   ある意味、奇跡かも知れませんね。
  以前など蕾のまま中が黒くなり、枯れていた事もありましたから。

薔薇の花咲くインテリア Ⅳ

2014-03-11 22:43:18 | 私の手作り夢時間







【スプーンフォルダー & ソーイングボックス】







スーザンの言葉を借りると、
その冬は 縞模様 の冬であった・・・・・
(中略)
やがて 3月 の風が渦巻きながら
砂丘を吹き過ぎ、港に出て、
丘を越えて行った。
うさぎが復活祭の卵を産んでいるのですよ、
とスーザンが言った。
「母さん、3月ってわくわくする月じゃない?」
と、風の子のジェムが叫んだ。                      
                 【「炉辺荘のアン」 第14章】






   昨日は時折、
  雪も降る寒い一日。

   今日は一転して
  快晴の空となりました。

   しかもそれは一日中。
  (写真は午後5時半の空)

   日中は大層、
  暖かくなりました。

   今年の冬は、
  『アンの世界』 と同じ、
  縞模様の冬でしたものね。春を感じた今日。

   そしてその空は透き通る青さ。
  思わず見とれてしまったものです。

   先日の PM2.5 の空と比べて何と美しい空でしょう。
  瞬間、“しっかり脳裏に刻んで置かなくちゃ”
  ~なんて。そんな自分が少々、哀しくなりましたが・・。












   さて、本当に久し振りの
  トールペインティングと
  なりました。

   と言っても修正ですので、
  たいした手間はかかりません。

   先日のスプーンフォルダーに
  もう一つ、これも今回修正した
  ソーイングボックスと。

   (こちらは途中で放ってあり、
  埃をかぶっていました)

   絵筆を握ったのは実に
  【4年振り】

   ぼやぼやしていますと、
  アッという間の歳月ですね。

   ただ修正したのはいいの
  ですが、前作の淡い色合いと
  シンプルさは影を潜め。

   絵の具をやたら上から
  塗り重ねたものですから。

   修正した方が良かったのか悪かったのか・・。
  今となっては微妙な所です。

   ただ、しまってある分にはいいのですが、
  目に入りますと、気になって気になって。
  そんな事もあり、4年振りにして重い腰が上がったという訳です。

   でも私って、やり始めると暫くは集中してするけれど、
  やらないとなると、見向きもしなくなる・・。それこそ見事に。

   こんな性格に我ながら呆れています。
  こんな所が間口だけは広いけれど、
  何事も大成しない所以(ゆえん)でしょうね。

物語の続き~想像の魔法

2014-03-09 19:40:20 | リラのお気楽ユメ日記













こうして自分の部屋に
一人でいるのが私は好きだ。
ねずみたちも楽しく過ごして
いると思うと嬉しくなる。
又、私の小さな所有物からも
非常な喜びを感じる。
これらの物は他の誰にも
何の意味もなさないのに
私には特別の意味を持っている。
(中略)
ここへ来るや否や
私は自分の王国へ入った事になる。
ここで 本を読み ―― ここで 夢想に耽り ――
窓辺に座って 空想を詩
形作って行くのが好きだ。            
                【「エミリーはのぼる」 第16章】
 













   真冬並みの気温ながら、こんな薄紫色の優しい空で明けました。
  どう見てもこの空は、鋭角的な冬の空ではありません。
  ここでも、ひしひしと季節の移ろいを感じます。

   そう言えば、3月の誕生色は山桜の薄桃色なのだそうですね。
  (山下景子著 「美人の日本語」 より)

   今日のこの空は、やがて来る桜の季節を思わないでもありません。
  およそ20日間のワクワク、ドキドキ。待ち遠しいですね。













   午前中は太陽燦々だった
  空も午後には真珠色の空に。

   そして、まだまだ
  外は寒い・・。
  ~となりますと。

   どうしても家の中で
  過ごす事になりますね。

   そんな時、私には
  格好の場所があります。

   そう、屋根裏的雰囲気を
  持った、セピア色の部屋。

   恒例の 「想像の余地」
  と共に、どっぷり
  アン気分に浸れる場所。

   ここではアヴォンリーと
  同じように、ゆったりした
  時間が流れます。

   アン のように詩を朗読
  してみたり、はたまた清書してみたり。

   それも絶対に、キーツかミルトン? という念の入れよう。
  ~なんて。

   視界に入る物も手動の蓄音器、ラヂオ、黒電話等など、
  すっかりアナログの世界です。なぜか心地良くて。

   アラッ!? 階下が騒々しくなって来たようです。
  どうやら リンド夫人  のお出ましのよう。
  お茶の時間が始まりますね。マリラ を手助けしませんと。