【「薺(ナズナ)」~ペンペン草】
【菜の花】
樅とえぞ松の織り成すレースで飾られた この内気な小さな赤い道は よじれたり曲がったりして隠れようとしていた。 辺りは日に温もり実を結んだ 草の香でみなぎっていた。 木々はジェーンに今は知る人もない 美しい言葉で昔の物語を全て語っていた。 【「丘の家のジェーン」 24.】 |
朝早い時間こそ、少々冷えましたが、
日中は今日も、春爛漫を思わせる陽気となりました。
まだまだと思っていた桜も、この暖かさですから、
場所によっては、ちらほらと綻び始めました。
桜は、開き始めると早いですものね。
今年は花期が短いなんて言われていますが、
果たしてどうなのでしょう・・? いよいよ心騒ぐ日々の到来ですね。
【「仏の座(ホトケノザ)」】
【「オオイヌノフグリ(星の瞳)」】
そんな春がやって来た今日。
私は、またしても道草です。
今日は野の花にスポットを。
そう言えば・・。
最近は目を奪われるのは、
古い建物ばかりでしたものね。
道端の小さな野の花に
目を遣(や)るのは随分、
久し振りな気がします。
スクッと背を伸ばし、
気持ち良さそうに
春風に揺れているのは、
「ペンペン草」 や 「菜の花」。
ペンペン草は、もうそろそろ・・
の感もありますが、菜の花は、
やっと花芽を付けた段階。
もう一つ、背丈こそ低いものの、
ペンペン草に良く似た、
これも小さな白い花も
畦(あぜ)道にズラ~リ状態。
かと思えば水色の星の絨毯や
ピンクの仏の座が彩りを添えて。
春の野の花、勢揃いです。