【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

夢の衣

2014-03-12 22:08:38 | 薔薇の追憶















男の心は ―― 女の心も同じだが
春になると軽やかになる。
復活の精が歩き回り、
(中略)
それは人間の心を揺すぶり、
子供時代の素朴な喜びを味わわせる。
それは人間の魂を目覚めさせ、
出来るものなら、神と手を
握り合う程神の身近に連れて行く。
驚異と蘇りの生活の季節であり、
若い天使が創造の喜びに
静かに拍手を送る時のような、
内も外も非常な歓喜に満ちた季節である。    
                 【「アンをめぐる人々」 5.】





   連日の快晴の空となりました。ただ、今日の空は淡い水色。
  昨日は吸いこまれそうな真っ青な空でしたけれど。

   お天気は下り坂だそうですが、日中は十分、持ってくれました。
  今現在(午後8時)も、まだ雨は降っていません。

   一方、気温の方も昨日以上の暖かさ。
  日溜りの部屋の中は20度以上にも。春ですね。











   さて、今日の薔薇。
  こちらのブログに、
  お越し頂いている方には、
  既にお馴染みですね、
  先日来の薔薇です。

   尤も、再三申していますが、
  この 「先日来」 とは、
  昨年の11月から。

   従って年さえもまたぐ、
  2年越しの息の長い
  薔薇となっています。

   おまけに、秋、冬、春と
  三つの季節も。

   その間、厳寒の冬が
  含まれているとは言え、
  開花一つに、これ程までの
  時間を要しているという
  訳です。何だか感動。

   普段、蕾からやがて開花と・・
  ごく当然の事と捉えていて、
  深く考えた事はありません。

   でも、そうではないのですね。堅く閉じていたものを開く・・。
  それもゆっくり、ゆっくり1枚、1枚・・。

   (今日の例文にもありますが)ある意味、
  大変な事だという事を知りました。

   それは大層、神秘的なものでもあるのでしょう。
  兎にも角にも、ここまで途中枯れもせず、辿り着いた事に感謝。

   ある意味、奇跡かも知れませんね。
  以前など蕾のまま中が黒くなり、枯れていた事もありましたから。