【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

秋はミステリアスな季節

2010-10-24 19:13:08 | A・クリスティーの館




   今日は1日中、
  真珠色の空になりました。

   お天気も、そろそろ下り坂。
  そんな空ながら時折、太陽も。

   こんな風ですから日中は何とか
  持ちましたが、夕方からポツポツ・・

   少々、遅くなりましたが、
  天気予報通りの雨です。弱い雨。
  これまでの暖かさも健在です。

   でも、もうそろそろ寒くなるかも知れませんね。
  後、1週間で11月ですものね。








   




   さて、今日は代理で告別式に出席。
  別に冷えた訳ではないのですが、温かい珈琲が無性に飲みたくなりました。

   帰り着くや否や、早速珈琲を入れてホッ。カップは 【先日】 のもの。
  これも少々見えにくいけれど、クッキーを載せているお皿も、やはり先日の 【漆器】

   お花もそうですが、この季節ですから持ちが良いですね。
  美しい磁器もいいけれど、こんな時、ざっくりした土物の器が気分を和らげます。

   気分が和らげば・・又々、ミステリーが読みたくなります。
  取り出したのは今日も、A・クリスティー作 『クリスマス・ブディングの冒険』。短編です。

   この処の私は新しい本を読み始めるものの、ついつい余所見(よそみ)。
  気分転換と称しては他の本に手を伸ばす始末。

   尤も、ほとんど A・クリスティーの短編ですが・・。
  短編は気軽に読めますものね。

   探偵役は、敢えてミス・マープルを。
  (尤もミス・マープル主役は、前回の 「火曜クラブ」。今日の本では1編だけ) 

   ポアロもいいけれど、私はミス・マープルが大好き。
  クリスティー自身も、お好きなようですね。

   そうそう、A・クリスティーと言えば、何と言っても植物ですね。
  こんな風に登場して来ます。何だかワクワク。
  そして、「エニシダ」 が 「金雀枝」 と漢字で書く事にも感激。






「なずな、雪の下、金雀枝えにしだ、釣鐘草・・・
さあ、これで私の必要な証拠が、残らず揃ったという訳だわ。
昨日の朝、ここで草を摘んでいたのは、
庭の事など、分かる人ではなかったのよ。
雑草と一緒に、大事な草の方まで
抜いてしまっているのですもの。
これで私の意見の正しい事が証明出来たって訳なの。(中略)」
            【A・クリスティー 「グリーンショウ氏の阿房宮」 より】