【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

葉の細工師

2013-07-30 16:00:16 | 香る庭の花綴り















森の中には、
うごめいている生命が潜んでおり、
それは太陽の前には姿を現さないが、
夜と共に勢力をたくましくするのではないか。                   
                【「エミリーはのぼる」 第19章】




   



   昨日の雨は、気温の方では
  束の間の小康状態をもたらせてくれました。

   しかしながら今日は又、
  高温多湿の典型的な日本の夏が戻って来ました。

   その上、朝からジリジリ鳴く蝉の競演は、
  暑さにも一層の拍車をかけるような気がします。








   




   さて、アン の影響もあって
  子供の頃は森には
  妖精がいると信じて
  疑いませんでしたっけ。

   従って蜘蛛の巣などにも
  ほとんど恐怖感は感じません。
  尤も爬虫類は苦手ですけれど。

   そう言えば昨日、
  尻尾だけが青く光っている
  トカゲを見ました。

   こんなトカゲもいるのですね。
  昔から変わったものに結構、
  興味を魅かれる私。

   そんなこんなで。
  今日は自然に潜(ひそ)む、
  切絵細工師という訳です。

   それにしても
  インウォールクラータや朝顔の
  葉っぱは切絵細工そのもの。

   特にインウォールクラータは、精巧なアラベスク模様にも思え。
  プロ顔負けの手業(てわざ)? です。

   又、ミントやレモンハーブの葉は余程美味なのか、
  見事に食い尽くされ、丸坊主状態。収穫はもう競争です。

   ただ不思議な事にインウォールクラータだけは、
  夏の終わりには見違えるように再生され、ピンクの花が咲きます。

   ところでこれら細工師に出会った事は、
  これまでただの一度もありません。

   今日の 『アンの世界』 のように、
  それらは、人知れず夜の闇にうごめいているのかも知れませんね。
  「想像の余地」 があるって、何と楽しいのでしょう。