【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

朱夏 ~ 元気への変換

2013-07-09 15:51:51 | 四季のスケッチ





【ブラックベリーの実】




ある気持ちの良い8月の午後のこと、
(中略)
8月の午後は古代詩などを読むよりは
夢想するのに相応ふさわしかった。
斜面を成した畑は青いもやに包まれて
豊かな収穫を約束している。
そよ風が微かな音を立ててポプラの
木々に囁き、桜の果樹園の片隅には、
薄暗い若樅わかもみの茂みを背に、
燃えるような 赤い 芥子けしの花が首を振っていた。       
                    【「アンの青春」 第1章】



   
   朝からカンカン照りの空が続きます。
  それは、うだるような暑さ。

   しかもその本格的な夏が、
  例年より二週間も早く訪れたのですから大変です。

   ふっと今が 8月 のような錯覚すら覚え。
  尤も、『アンの世界』 の8月は日本と違って、
  気持ちの良い8月のようですけれど。となれば・・。

   アン のように前向きになるしかありませんね。
  夏は、やっぱり暑い方がいいですもの。

   今、我家では赤い芥子(ケシ)の代わりに、
  燃えるような赤いハイビスカスの花が首を振っています。

   それにしても、「想像の余地」 から自由に 『アンの世界』
  行ける事に感謝。ちょっと無理矢理っぽい気もしますけれど。

   もう随分前になりますが、だらだらと梅雨が続き、
  日照時間の少ない夏だった事があります。

   当然、農作物にも被害が。所謂(いわゆる)、冷害。
  勿論、農作物ばかりでなく、ビールなど夏向き商品も売れません。

   有名な宮沢賢治の詩(「雨ニモマケズ」) に、
  「寒サノ夏ハオロオロ歩キ・・・」
  ~とは、こんな夏だったのでしょう、きっと。

   そんなこんなで。
  カラ元気? でもいいですから心と身体を引き締めて、
  暑い夏を乗り切りたいものですね。~なんて。

   ところで、ブラックベリーの実が赤くなりました。
  赤いという事で、今日は朱夏に仲間入り。

   これが黒くなりますと、いよいよ頂けます。
  後、もう少しの辛抱ですね。