【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

レースの肩マント

2011-08-04 16:36:06 | 音聴箱






「年を取り過ぎていますかしらね、シャーリーさん?
私はみっともない格好をしたくないけれど、
前からビーズの 肩マント を欲しくて
たまらなかったのですよ。
あれこそ所謂いわゆる洒落しゃれたものだと
いつも考えていたのです。
それに今又流行はやっていますからね」
(中略)
「年を取り過ぎて自分の着たいものが
着られないなんていう法はないわ。
年を取り過ぎていなすったら、
それを着たいとはお思いにならないでしょうからね」
                   【「アンの幸福」 第2年目】


   起床時は雲の多い空でしたが、今では青空に綿のような白い雲がポカン、ポカン。
  午前中は、ひとしきり蝉が啼いていたものですが、今は嘘のようにピタッとやんでいます。

   その代わりに今度は、アゲハ蝶や蜻蛉がひらひら舞っています。
  蝶や蜻蛉って、暑くても平気なようですね。





   さて、私は今日も昨日の映画の余韻に浸っています・・。
  ~なんて嘘。今日は少々、勝手が違っています。
  
   昨日も記しましたが、あの素敵な・・ナンネルのレースの肩マント? 
  が目に焼き付いて離れません。

   折しも 『アンの世界』 にビーズとレースの違いこそあれ、
  同様の記述を見つけたものですからたまりません。それにしても・・。
  そうですよね、「肩マント」。いくら何でも 「暖簾のような替え襟」・・はありませんね。

   実は映画、いつも朝1番に観に行く事にしているのですが、
  昨日に限って午後2時台という時間に出掛けたものですから初めの方、
  不覚にも居眠りしてしまって。

   モーツァルトの初期の音楽ですからハープシコード中心の優しい音色、
  おまけに映画館の暗さと、程良い空調・・。
  眠るのに、これだけ整っている空間はありませんものね。
  
   そんなこんなで埋め合わせのためもあって、パンフレットとCDを求めたのですが・・。
  先日の 『しあわせの雨傘』 のCD、その時買わなくて後悔しましたから。

   特にパンフレットの方は、レースの肩マントの写真が載っているかと。
  しかしながら期待したものはどこにもありません。
  でも、目に焼き付いていますから良しとしましょう。

   上記の引用文もそうですが、当時の女性って優雅ですね。
  襟ぐりの大きく開いたドレスには、レースの肩マント・・今回ヒントを与えて貰いました。
  それだけでも観に行った価値があるというものでしょう。