起床時は、今日も真珠色の空。
でも今日は、早い時間に浅葱色の
空になりました。快晴です。
遠くで鶯の鳴き声も・・。
以前にも、私は冬に比べて春は、
朝の空の変化が少ないと記しました。
その事もあって、今の季節は、
空の写真をあまり撮る気がしません。
これは毎年の事です。そう言えば・・。
「春はあけぼの。
やうやう白くなりゆく山際少しあかりて、
紫だちたる雲の細くたなびきたる。夏は夜。
月のころはさらなり。やみもなほ、・・・」
“春は(何と言っても)曙(が一番いい)! だんだんと白くなって行く
山際の空が少し明るくなって、紫色がかった雲が細くたなびいている(のも素晴らしい)。
夏は夜(がいい)。! 月の見頃は言うまでもない。・・・”
こちらは言うまでもなく、有名な 「枕草子」、第一段の言葉です。
この時代の春は、今の季節では冬。
となれば・・今の季節は、夜がいいのですね。納得です。
さて、昨日がピンクの
風なら、今日は、
檸檬色の風に吹かれた
一日となりました。
元来、私にとって黄色は
もう一つ・・の色なのですが
この色の花には、何度、
元気を貰った事でしょう。
ここで思い切り深呼吸。
折からス~ッと吹いて来た
爽やかな風。
火照った身体に、何と
心地良いのでしょう。
こういう幸せも、
あるのですね。
この菜の花、
ドライフラワーにするために、
ちょっぴり頂いて来ました。
帰りも、自転車の前籠から良い香り・・。
ルンルン気分で帰って参りました。
そして、奇しくも普段は・・滅多に覗いた事もない北側の空地には、
こんな雑草がビッシリ・・。
そうそう、この花の名前こそ忘れましたが、これら雑草と言うなかれ、
薬効が凄いのだそうですね。
「蒲公英(タンポポ)」 は言うに及ばず、「蓬艾(ヨモギ)」、「杉菜(スギナ)」、
「大葉子(オオバコ)」、「ナズ菜(ナズナ)」、「数珠玉(ジュズダマ)」 等など・・。
特にスギナは万能薬で、ジュズダマに至っては、ハトムギ以上にいぼに効くとの事。
~(東城 百合子著 「薬草の自然療法」 より)
こんな本を読んでいますと・・「大地よ、雑草よ、有り難う」 と、いう気持ちになります。
「・・・20年も絶え間なく分別をわきまえさせられた後で、
馬鹿げる事は、ああ、何て嬉しいんでしょう。
そうだ、今日の午後は 苺 を摘みに行って来るわ。・・・」
【「アンの友達」 12.】
この場合の苺(イチゴ)は、「野苺」 なのでしょうね。
私も、野苺ならず、草摘みに出掛けて来ようと思っています。