【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

宴のあと・・

2009-04-13 17:39:15 | レトロ(素敵)な空間~散策


   こちらは今日も良いお天気です。
  ただ、昨日までと違って
  薄~い雲が広がっていますが・・。

   相変わらず、気温は高めです。
  勿論、初夏の陽気。

   そうそう昨夜は、
  雲間からひょっこりお月様。
  丁度休む前、
  カーテンに丸い仄かな明り。

   もしや・・と思い、開けてみましたら。
  やはり、真丸いお月様・・。
  
   角度的にも位置的にも申し分なく、
  月を眺めながら眠りに着く・・という、
  幸運に恵まれました。
  随分、得した気分。

   ところで・・。
  10日、11日と続けて出掛け、
  ちょっぴり疲れ気味です。それなのに・・。

   どうにも近所の桜が気になって・・。
  散歩も兼ねて出掛けて来ました。

   案の定と言いますか・・。ご覧の通りの有様です。
  まだまだ残っているものも若干ありますが、
  八重桜を除いて、ほとんどの桜は風にひらひら、ひら~り・・。

   鶯の 「ホ~ホケキョッ」 と鳴く声や、「ピヨ、ピヨ・・」、
  「チュン、チュン・・」。鳥の歌の伴奏付きです。

   一説に寄りますと、散り際が一番美しいと言われる桜の・・
  その姿を堪能して来ました。そして、川面(かわも)には風情のある花筏はないかだ等など・・。

   毎年の事ながら、桜にはすっかり魅了されてしまいます。
  尤も、日本人の常ですが・・。

  

   こちらは今晩、未明辺りからお天気崩れる・・なんて、言っています。
  今の所、その気配は全然ありませんが・・。

   今年は、本当に長い間咲いてくれ、私達を楽しませてくれました。
  これで、本当に桜は最後でしょう・・。
  そんな今の気持ちに、ぴったりの詩を又々、ヘッセの詩でどうぞ!

 

                   うたげの後

     食卓から葡萄酒がしたたり、
     蝋燭はみな一きわ悲しげにゆらぐ。
     私はまたひとりぽっちだ。
     また、うたげは終わった。

     静かになった部屋々々の
     あかりを私は悲しく一つ一つ消して行く。
     庭の中の風だけが憂わしげに
     黒い木立と語っている。

     ああ、疲れた目を閉じるという
     この慰めがなかったら!
     いつかまた目ざめようという
     願いを私はもう感じない。

                            【ヘルマン・ヘッセ╱高橋 健二訳】