【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

道草の風色

2009-04-17 18:43:43 | 路傍の花~道草


   昨日夕方、パラッと来た雨。
  勿論、すぐにやみましたが、今朝も
  重苦しい空に変わりありません。

   朝、庭の花々は濡れていましたので
  夜のうちにも再び降ったのでしょう。
  気温も、肌寒さを覚えます。

   それでも、天気予報通り、午後には
  青空。淡青い空が広がっています。

   ところで冒頭の写真は、
  近くの小高い丘の藪に咲く野苺の花。

   そして、その下の写真は本来の苺の花です。
  我家の庭にも苺の花が咲きましたので、二つ並べてみました。
  素朴さと可憐さ。お好みは、どちらでしょうか・・?



   さて、今日もちょっとした用事で、
  出掛けて来ました。

   これまででしたら、即自転車を
  使うのですが、今日ばかりは徒歩に
  しようか、どうしようか・・
  迷ってしまいました。

   遅ればせながら、最近になって、
  少しは歩かなければいけないという
  事に、思い至ったという訳です。
  でも、友達に言わせますと・・。

   「この季節、自転車に乗る事自体、
  無謀。歩きに至っては言語道断。」 ~なんだそうです。そう、原因は日焼け。

   そう言えば、この所・・私も日焼け気味・・。とは言え・・。
  結局、自転車で出掛けました。紫外線も気になりますが、徒歩よりはましでしょう。
  そして私は今日も、道草です。

   “「まじめに、真剣に」 という事に捉われると視野が狭くなります。
  これは一番怖い事。視野を広げるために一番大事なものは、
  「道草」、「ゆとり」、「遊び」”
    ~河合 隼雄(かわい はやお)

   勿論、この場合の道草は、
  言葉そのものの道草ではなく、
  “人生の道草” という意味でしょう。

   私のように言葉通りの道草でも、
  息抜きあり、新しい発見あり・・
  ですから、長い人生、偶には道草も
  必要という事なのでしょうね。

   又々、蓮華畑に行って来ました。
  なぜか郷愁を誘われて・・。

   これは私だけでなく、昨日の新聞にも、
  「春の喪失感」 と題した、
  28歳の方(男性)のエッセーが載っていました。

   れんげ草は、田圃(たんぼ)の地力を回復させる効果があるのだそうですね。
  “姿を消しつつあるれんげ畑。楽しかった思い出が失われるようで、
  ちょっぴり寂しい。” ~と、その方は結んでいらっしゃいます。
  誰の思いも同じなのですね。

   ただ、今日の写真のれんげ畑は、去年までは、
  ほんの少ししか生えていなかった所です。

   それが今年は一面に。その意味では、嬉しい事です。
  今日は、ピンクの風が私の頬を、サ~ッと撫でて行きました・・。