ビストロ レアール

石川県小松市にある「ビストロ レアール」のシェフがつづるあんなことこんなこと

ワインは味噌汁?

2005年08月23日 | シェフのコラム
フランスで食事にはワインが欠かせません
それも断然 赤ワイン

普段飲むワインは1本 
200円位の安いワインで
その安いワインで
料理との相性を探すのも 
おつなもので
私がパリのアパートで
いつも飲んでいたワインは
2.5リットル入りのポリタンクに入った
ナルボンヌ産のヴァンド ペイ (地酒って言う感じです)
それで  1000円程で買えて
味は
ミディアムボディのニクイ奴

フランスレストランでは
開店前に従業員は昼食をとるのですが  

この時にも
賄い用のワインがいつもありました

酔っ払うほど飲むのではなく
食事を美味しく食べる為で
別に水でもいいのです

日本料理のように
味噌汁や吸い物があるわけではないので

フランス人にとっては
ちょうど味噌汁感覚ですねー

これが日本で従業員の食事の時
日本酒が出てきたらちょっと問題でしょ

15,6歳の若い従業員も水にワインを入れて
色付き水にして飲んでいました

私もワインをいつも多めに飲んで
いい気持ちで仕事をしていました

日本では日本酒の文化があり
どうしてもお酒=酔うためのアルコール
と言う観があるように感じられます

食事と一緒に飲むと
食べたものと飲んだワインで
お腹が一杯になります

さらに酔うために飲むと
結構きつい状態になります

そこで

一杯になったお腹と
ちょっとほろ酔い加減の感じを
食後酒であるディジスティフ(食後酒)を

人生を語りながら

ちびり 

ちびり

飲んだお酒が オード ヴィー
とは本当の話

それでも
時と場合によりで
フェット(お祭りやパーティー)になると
アルコールと言うアルコールを

ガバガバ

グビグビ

チャンポン

バンバン 

バタンキュー

と なります

飲みすぎにご注意下さい。