千一夜第3章第333夜 22年初磯 まさかの・・・

2022-05-15 22:54:03 | 磯釣り

2022.05.15(日)


居守港は徳山競艇場の直ぐ南側に位置する。私と釣友T、Hが集合の遅いSを待ちわびる。

私は今年初の磯釣りである。畑仕事で足腰が痛むので躊躇していたが、久し振りの磯釣り(メバル釣行)ということもあって行くことにした。
居守港の渡船「栄勇丸」で笠戸島東側の小島南方の岩場に上陸することになった。釣友Tが段取りを付け、17時30分出港、翌朝6時過ぎに迎えに来るという釣行である。メンバーは何時もの元同僚等で、引退した私以外3人(T、S、H)は現役組である。

Sも何とか間に合い、17時8分にいざ出港である(出港予定は17時30分だが、こういうものは大抵30分程度繰り上がる)。我々のメンバー4人と他に1名の計5人がそれぞれの磯に上がる。今夜は大潮ではあるが満月である。メバル釣行は暗闇(新月)、凪、濁り水(小雨程度が良い)などが昔からのメバル釣りの定石である。今夜は満月で明るい夜となりそうだから釣果はあまり望めない。

17時34分には釣り場に到着、4人が上陸するには十分過ぎる程の広さの岩場だった。逆に4人が一緒にとなればここしか無いのかも知れない。リレー式に荷物を降ろす。釣り場到着頃は風が少し強かったが、直に風落ちとなると船長が言っていたが当たっていた。

岩場の端の方は、満潮時には水没の恐れがあるため荷物は岩場の奥に移動させる。広い岩場なので歩くのは楽である。この広い海、魚は居るはずだ。

荷物を移動させた後は、瀬などの確認を明るい内に行う。Sは何度もここに上がっているようなので瀬などは知り尽くしているのだろうが、3人は何れも初めての釣り場となる。この広い岩場の南側に少し切り立った岩があるが、この岩から南方に良さそうな瀬が拡がっていた。狙い目はここら辺りが良さそうである。私は足腰が弱いので広敷の岩場からやるが、まだ若いSやHはこの岩場に上がった。

18時30分頃から手始めにHは竿を出す。延べ竿専門である。この時、リリースしたがベラを1尾揚げたようである。

上陸後陣を張り、早速Tが腹ごしらえの準備に余念がない。明るい内はまだ竿を出さないので、日の入りは19時過ぎだが、夕まずめの終了を待って釣行開始となる。

11時半頃から2度目の休憩時間。夜は寒くなり各自持参した上着を着こむ。気温も下がったが、1次会の酔いが醒め急激に寒くなったのだ。Sはキャンプ道具一式揃えて使いこなしているので、手捌きは早い。調理も簡単ではあるがバリエーションが広い。こういう所での飲食はまた格別である。年々、私の体力は落ちてゆくが、まだ若い駕籠かきが2人いるので、もう少し参加できそうである。

午前4時29分、朝まずめが始まった。今はこの時間がまずめ開始時間である。普段のカレイ釣行でもこの時間くらいから始めるのが理想である。単独釣行では私のような寝坊はとてもじゃないが無理である。初めから徹夜覚悟で行くしかない。この日は、4時頃からボツボツ釣れ出した。月が隠れ、まずめ開始となると、やはり魚の活性も上がって来るようだ。

釣り初めが20時頃だったか、竿出し後まもなくカサゴを釣るが小さいのでリリース、Sもカサゴを1尾揚げたようだ。Hは小メバルを揚げたようだがリリース。その後、みんな、全くアタリすら無かった。Tは22時過ぎから2次会の準備、我々も23時過ぎには一旦竿を置く。しかしその後2~2時間程度は飲み食いに花が咲く。最早真面な釣行とはならない。

Sは2時頃から熱心にやっていたがそれでもメバルは2尾、Tは4時頃から始めていきなり今日一の29㎝のメバルを釣り揚げた。しかしそれ1尾のみで納竿。Hは早々と諦めて納竿した。他にはカサゴが少々、磯のカサゴは口ばかりというが頭が大きく身の部分は少ししかない。今夜はTがメバル1尾、Sがメバル2尾とカサゴ3尾、Hは小魚全部リリース。私はカサゴ2尾(1尾リリース)だがメバルボウズに終わった。通しの磯釣りに来てメバルボウズは初めてである。やはり満月釣行には無理があるか。

今日はメバルの数ではトップ(2尾)と有終の美を飾ったS、右のメバルは立派なものだ。鼻息は荒い。

6時30分に迎えの栄勇丸が来る。帰りには幾つかの岩場に寄り釣り客を回収して行った。港に帰ったのは8人だったように思う。みんな釣果は最悪の様相で、午前4時頃から釣れ出したようだ。ぎりぎりまでやっても2時間程度だ。我々は5時には納竿した。釣れない日は人生について考える時間を魚がくれたと思えとヘミングウェイが言ったが、まだまだその心境にはたどり着けず、ただ徒に落胆しただけだった。疲れ果てリベンジなどという心境にもならない。半年程度は磯釣りは止め。

各自持参した餌のアオムシが大量に余ったので、一応私が持ち帰った。カレイ釣行に使おうと言う魂胆であるが、果たして起きられるか。明日は無理かも知れないが、明後日には行ければ行きたい。一応餌は冷蔵庫で保管するが、2日間行かなければ恐らくもつまい。その時は捨てるしかない。

釣行日:5月14日~15日
旧暦:4月14日~15日
場所:笠戸島東側
滞在時間:17:34~06:30
天候:晴れ
風 :夕方から風落ち、べた凪
月齢:14日13.3
潮 :14日大潮 満潮19:49潮位306cm 干潮13:30潮位45cm 15日大潮 満潮07:42潮位297cm 干潮01:53潮位79cm
狙い目:メバル
釣り方:浮釣り
餌 :アオムシ
釣果:カサゴ2尾(1尾リリース、1尾はSへ進呈)、メバルボウズ
釣友:T=29㎝メバル1(Sへ進呈)
釣友:S=メバル2、カサゴ3
釣友:H=小メバル、小カサゴ、ベラなど全部リリース

【5月15日過去の釣行記録】
・2010年洲鼻港防波堤、06:20~13:00、大潮、釣果=カレイ2・ギザミ1・キス1

【この日の釣り情報】
・2007年洲鼻港防波堤、13:20~19:30、大潮、釣果=キス10

【旧暦4月15日釣行記録】
・2009年05月09日、晴海埠頭、06:40~12:30、大潮、釣果=キス10
・2020年05月07日、日立製作所南方岸壁、05:20~11:40、大潮、釣果=カレイ2・アイナメ1
・2021年05月26日、鼓海東側、11:50~13:40、大潮、釣果=アイナメ1・25㎝ギザミ1

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