千一夜第2章第436夜 抜穂式~新嘗祭

2011-10-09 22:50:28 | その他

2011.10.09(日)

稲刈りを時系列に並べて見ました。


昨日、コンバインが入るスペース、方向転換するスペースはあらかじめ刈り取っておいた。今日は秋晴れの好天気となった。さあいよいよ稲刈りの開始だ。


昔なら、雅楽を背景に抜穂式から始まるのだが、今ではコンバインが田圃に入りいきなり稲刈り開始だ。風情、情緒は無いが、百姓にとっては収穫祭であるところの新嘗祭である。

作業開始後30分くらいだったか、この時は弟がコンバインに乗っていたのだが、急に動かなくなったのだ。私は遠くにいたので何で止まったんだ?と思っていたのだが、弟が近づいて来て 「キャタピラが外れた」 という。我々にとっては前代未聞のアクシデントである。掛かり付けの農機具屋さんに連絡すると間もなくやって来た。気の利いたことに中古品の代車のコンバインをトラックに積んで来ていた。「別に珍しいことじゃないですよ」 とおっしゃる。キャタピラが切れたりとかは良くあることだという。我が家の場合は、切れたんじゃなくて、キャタピラの中で回っているコロが1つ取れてしまったのだ。それで硬いゴム製のキャタピラがフニャフニャになって外れてしまったのだ。でも代車を持ってきてくださったので助かった。


昼は何時ものことであるがバーベキューである。焼肉がメインで締めは焼きソバである。この間も機械はずっと休み無く動かしている。私と弟が交代でコンバインに乗る。朝からビールを呑んでいるが汗で流れるので一向に酔わない。


アクシデントもあり、昼過ぎにはまだ三分の一程度しか終わっていないが、ノンストップで作業しているので何とか追い付きそうである。


コンバインで刈り取った籾を業者が取りに来てくれた。17時に予約を入れておいたのだが、どうにかこうにか間に合った。これから直ぐに乾燥機にかける訳だ。
昔なら、刈り取った稲を天日干しして、それから脱穀である。脱穀した後の藁は押し切りで細かく切って、田圃の肥やしにしたり、牛の餌にしたり、裁断していないものは畳屋さんに売ったりした。ここまでの一連の作業をコンバインがいっぺんにやってくれる訳だ。随分楽になったものである。
そして脱穀した籾はムシロに広げて天日干しする。後年、天日干しする代わりに、巨大な箱の中に籾を入れて、箱の下側からコークスを炊いて乾燥させていた。そうして最後に籾殻を取るのである。昔はこれも大きな木製の機械があった。余談ではあるが、我が家では籾殻は田圃で燃やしていたと思うが、親戚の家ではその一部を床下に入れていた。その中にすっぱいダイダイなどを入れておくと甘くなるのだ。業者さんはこの乾燥から籾殻取りまでをやってくれる訳だ。
後は食べる前に精米するだけである。


17時過ぎには全ての作業を終える。一番上の写真が最後にはこうなった訳である。しかし4反(1200坪)の稲刈りを1日でやるのはちょっときついです。今は筋肉痛で動くのが面倒です。とりあえずサロンパスを貼っていますが、落ち着いたら整体にでも行こうと思います。

【10月9日過去の釣行記録】
・2005年大島日本精鑞前~大島大原、19:30~23:00、小潮、釣果=アジ1

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2 コメント

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乾燥、籾摺りは業者? (ゴチ)
2011-10-10 12:38:04
稲刈り、乾燥、脱穀、籾摺りまでは農家がやるものと思っていました。今ではコンバインで稲刈りと脱穀を行い、乾燥以降は業者に任せているのですね。
籾摺り機で外した籾殻は田んぼに円錐形に溜めてじわりと燃やすのが秋の風物詩であったように記憶しています。
「押し切り」は懐かしいです。あれ怖いですね、ギロチンなどを連想してしまいます。(笑)
Unknown (lennon)
2011-10-10 19:07:32
昔はその全ての道具が揃っていましたが今はありません。
あれらの道具が今も残っていればそのまま民族資料館ですね。

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