千一夜第3章第370夜 ’23年釣り事始めの儀

2023-01-07 23:55:09 | サーフ

2023.01.07(土)釣り事始めの儀

今朝は5時30分起床、外は小雨が落ちていたが、天気は回復するとの予報だったので、久し振りに予定の入っていない今日を初釣りの日とした。6時過ぎに釣具店に行った頃は小雨も止んでいた。朝の気温は5℃だったが、防寒着を着ているので寒さは殆ど感じなかった。釣り事始めの儀はやはりホームグランドである築港の釣り場である。

釣具店を出て暫く車で進んでいると雨粒がフロントガラスに落ちだした。それも次第に強くなるような感じだったので、スマホで改めて天気予報を見ると、7時には止む予報が8時に変更になっていた。既に餌も購入して準備万端だったためそのまま釣り場に向かう。

釣り場には他の釣り人は居なかったが、常連の犬の散歩人が、正月から結構釣り人が来ていたと言う。結構と言っても、ここでは1組か2組程度だろうと思うが、よく見ると釣り場には塵が散らかっていた。

小雨はまだ降り続いている。竿を雨に濡らすのは嫌なので、竿を出す前に例年のごとく、まず朝まずめ開始時(曇っていてよく解からない)の6時40分に、海神大綿津見神(おおわたつみ)、海の潮の満ち引きを司る神様、塩椎神(しおつちのかみ)を始め、ワタツミ(海神)、オカミ(水神)、オミヅメ(水神)らの諸神に感謝と安全、大漁祈願のため、海にお神酒を捧げ、1礼2拝2拍手1拝1礼。例年の釣り事始めの私の神事である。今年は東西南北で四方拝をした。昇殿参拝した折に頂いたお神酒を捧げようと思っていたが、何も考えずその日に呑み干していた。そのため釣具店に寄る前にコンビニでワンカップ2本購入して来た。

竿出し前の神事も終わったが、小雨は降り続く。ここまで来たら仕方ないと諦め、6時40分から竿を出す。気温は2℃上昇し7℃となった。竿出しの頃から数隻の漁船も出港したし、渡船も客を運んでいた。メバル釣りなどは小雨が降り水が濁った方が良いとされる。朝方は風も緩やかでメバル釣りには好条件かも知れない。

天気予報通り、8時には小雨も上がり太陽も顔を出したが、9時30分頃から西風が強くなってきた。海面も相当荒れて来た。小雨が降る間は竿を3本出していたが、陽が出てから2本追加し5本とした。

何時も台船に横付けしているあけぼの丸の姿も無かった。空き地に船員の自転車が止めてあったので、早朝から出港したものと思われる。私は台船上から3本の竿を出した。後で気付いたことだが、陽が昇って来ると、何時もの給水機の横からサーフした竿の餌は、竿を揚げた時に残ることが多くなってきたが、台船上からサーフした餌は殆ど無くなっていた。台船上からサーフし出したのは昨年の秋頃からだったと思うが、今まで荒らされていない方へ魚も移動しているんじゃないかとさえ思えて来る。今度は集中的に全部の竿を台船上からサーフしてみようと思う。

さて、釣果の方であるが、今年の1尾目は9時に釣れたメゴチだった。昨年は20㎝程度のアイナメだったが、似たようなものである。唇に上手く針掛かりしていたので、海に戻すとすぐさま潜って行った。但し、生体反応のあるものはこの1尾のみだった。カレイなんぞアタリも見なかった。まあ、正月早々殺生をしなかったと言えば聞こえは良いが、ここ2~3年、カレイの釣果がグンと減少した。絶対数が減ったのだろうが、この広い海、私が釣る分は高が知れていよう。何時だったか、カレイも禁魚の対象になるかも知れないと何かで読んだように思うが、カレイ一筋の私としてもカレイ減少を実感する。

9時30分頃から西風が強くなり、その後も収まる気配は無かった。1人釣行でもあるし殆ど車中で竿先を見守っていた。散歩人などの常連が来た時には新年の挨拶を交わす程度で、その時に竿を少し引いてみるくらいだった。満潮時の9時30分の前後1時間でも、メゴチ1尾だけじゃあどうしようもない。11時30分には諦めて納竿に入ったが、その時に最後っ屁のようにナマコが揚がった。これは引っ掛かったのではなく、ちゃんと餌を食っていた。従って釣ったのである。茶色のナマコで最上級品の部類に入るナマコである。これも台船上からサーフした竿にきた。やはり、何時もの飛距離とは違う所へサーフしたのが功を奏したようだ。

釣行日:1月7日
旧暦:12月16日
場所:徳山築港
時間:06:40~11:40
天候:小雨後曇り
風 :西弱風のち強風
月齢:14.7
潮   :大潮 満潮09:32潮位288cm 干潮02:47潮位15cm
狙い目:カレイ
釣り方:サーフ
餌   :アオムシ
釣果:メゴチR・ナマコ1

【参考】
以前私は暇に任せて神様の系譜を作ったことがある。日本の神様の殆どが神世七代、七代目の伊奘諾尊(いざなきのみこと)と伊奘冉尊(いざなみのみこと)を祖とする。 海神様でいうと伊奘諾尊と伊奘冉尊の最初の子、海神大綿津見神(おおわたつみ、神武天皇の外祖父)である。海の潮の満ち引きを司る神様は塩椎神(しおつちのかみ)である。

多神教国日本では八百万の神様が鎮座される。海の神様も実に数多い。その一例を挙げると、
・海神・住吉三神  
国生み14柱で底筒之男命(そこつつのをのみこと)、同じく国生み14柱・中筒之男命(なかつつのをのみこと)、同じく国生み14柱・上筒之男神(うわつつのをのみこと)。  

・海神・綿津見三神  
国生み14柱で底津綿津見神(そこつわたつみのみこと)、同じく国生み14柱・中津綿津見神(なかつわたつみのみこと)、同じく国生み14柱・上津綿津見神(うわつわたつみのみこと)。因みに天照大神(あまてらすおおみかみ)も国生み14柱の一人である。

・海神・三女神
・宗像三神(伊奘諾尊と伊奘冉尊の孫、素戔鳴尊の子)、多岐都比売命(たぎつひめのみこと)、市杵島比売命(いつきしまひめのみこと・別称:弁財天)、多紀理毘売命(たごりひめのみこと・大国主尊の妻)。

他にも海や水に関する神様を挙げると、
・火照命(ほでりのみこと・別称:海幸彦(毘古)・神武天皇の大叔父)。
・国生み神・岐神(ふなとのかみ)は船の航路を司る神。
・伊奘諾尊と伊奘冉尊の最初の子は十柱神で次が水と関係ある八柱神であるがその水を司る神、彌都波能売神(みつはもめのかみ)。
・国生み十神の速秋津日命(はやあきつひめのみこと)の子の八神(河海を持別て生みし神)も水神様で、沫那藝神、沫那美神、類那藝神、類那美神、天之水分神、國之水分神、天之久比奢母智神、國之久比奢母智神がいる。

以上、前年と同文の記事を張り付けたが、これらの神様全員にワンカップ半分じゃ御利益も薄れるだろうな。神様の御利益は、くれぐれも如実ですぞ。

【1月7日過去の釣行記録】
・2006年大島居守海岸、18:00~23:00、小潮、釣果=2人でメバル9
・2007年第2埠頭東側、15:15~16:30、小潮、釣果=イイダコ1
・2007年大島大原、18:30~00:00、小潮、釣果=メバル13
・2022年徳山築港、06:40~12:50、中潮、釣果=アイナメ1・フグ1全R

【この日の釣り情報】
・この日の釣り情報はありません。

【旧暦12月16日釣行記録】
・1993年01月08日、笠戸タンダ、06:40~13:30、大潮、釣果=小栄螺大漁
・1998年01月14日、第2埠頭南端東側、07:00~13:30、大潮、釣果=カレイ4・イイダコ5
・2007年02月03日、櫛ヶ浜港防波堤、06:40~12:50、大潮、釣果=カレイ7・アイナメ2・クジメ1・タナゴ1
・2007年02月03日、大島大原、21:30~23:00、大潮、釣果=メバル11
・2009年01月11日、那智埠頭、18:00~18:45、大潮、釣果=ボウズ
・2009年01月11日、晴海埠頭、19:00~20:11、大潮、釣果=メバル11
・2010年01月30日、平群島・八島、07:00~14:00、大潮、船釣り、釣果=アジ5・ウマヅラハゲ1
・2012年01月09日、洲鼻港防波堤、06:40~11:00、大潮、釣果=アイナメ1R

http://blog-parts.wmag.net/okitegami/base.php?ser=36906&m=219b56b2lb68fdf326a81

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