a vacant mind

虚無と音楽

クレヨン

2005-10-01 | Diary
love song聞くぶんには悪くはない。メロディーとしても楽しめる、意味はあんまり興味がない。
何んて色気のない人生なんでしょうか、愛していますといったこともない、人の心遣いがわかるほど僕は頭がよくなかった。頭がいいとかそういう問題じゃないことはわかっている。
いくら頭がよくたって、常識というものがわからないということも多くなっている。
あの人に想いを伝えることなんかありはしない、想いよりもまるでブラックホールのような思考回路が勝手に作動する。重い重い足枷が、love songを聞いてもそんな気分にもなりはしない。
神を愛しなさいと子どもの頃、僕は何を愛すべきなのかわかりはしなかった。
まっさらなキャンバスを真っ黒にするか、真っ白にすることしかできなかった。
12色のクレヨンをもちながら黒か白しか使えない、持っていても使わなきゃ何にも意味はない。
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自分がない

2005-10-01 | Diary
自分がないということを今だに抱いているということは、自分のことしか考えていないにも係わらず自分がないなんておかしいのかもしれない。
見えなくしてしまう要素は、たぶん想っている自分と現実の間に埋めようもないギャップが生じてしまっているから。何もかも空論でしかなくなっていく、何をしてもそれが自分のしていることと繋がらない、僕の場合は意図的に自分をなくしていったのではないかと思っている。
主張すべき自己がまるで捉えどころのない空気のようで、どうしていいのか全くわからなかった。
まあ自分がないということを考えるまでもなく、ないまんまでも何とか生きてはいけるでしょう。
自分がない人も自分を過剰に愛する人も混在している限り、ときに鬱陶しくもなる。
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