世界変動展望

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大内睦子(Mutsuko Ouchi)と大内徹(Toru Ouchi)らの論文がデータ操作で撤回!

2015-09-07 00:00:06 | 社会

大内睦子(Mutsuko Ouchi、筆頭著者)と大内徹(Toru Ouchi、責任著者Roswell Park Cancer Instituteの教授, Buffalo, NY, USA)らの論文がデータ操作で撤回された。

大内徹と睦子は夫婦で子がいるようだ大内徹は1992年大阪大学大学院医学系研究科修了2015年7月25日にOsaka University Global Alumni Fellowが授与された写し)。授与式の様子写し)。不正論文は2013年からPubPeerで疑義が指摘されていた写し)。そのため私は去年から知っていた。最近、大内徹にOsaka University Global Alumni Fellowが授与されたが、大阪大学は不正論文の責任著者に称号を与えてしまった。PubPeerの指摘だけでなく、時期的にいって研究機関での不正の調査は実質的に不正と判定されたか、ほぼそれに近い状況だっただろう。大阪大学は名誉称号授与に際して、不正問題を全然気にしなかったのか、それとも認識していなかったのか。

撤回論文

Mutsuko Ouchi, Nobuko Fujiuchi, Kaori Sasai, Hiroshi Katayama, Yohji A. Minamishima, Pat P. Ongusaha, Chuxia Deng, Subrata Sen, Sam W. Lee and Toru Ouchi

JBC VOLUME 279 (2004) PAGES 19643–19648

撤回公告写し)によると

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This article has been withdrawn by the authors. An investigation conducted at the Roswell Park Cancer Institute determined that the flow cytometry data shown in Fig. 5B had been manipulated.

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Roswell Park Cancer Instituteの調査でFig.5Bが操作と公式に判定され、それが明記された。 共著者にSam W.Lee写し写し2写し3)とPat P. Ongusahaがいる。彼らは別論文で不正又はその疑義がある。Sam W.Leeが責任著者の別論文1編は不適切な画像操作で撤回された別で紹介したとおりこの論文の筆頭著者が井手貴雄(Takao Ide、佐賀大学医学系助教)。撤回公告写し)。

疑義や不正の多発さからいって、私はSam W.Leeのグループには何かあると思う。大内睦子大内徹Sam W.Leeのグループの不正に関わっているのか。組織的な研究不正をやっているのではないか。井手貴雄はそれに巻き込まれたのか。大内徹Sam W.Lee論文疑義はPubPeerで大量に指摘されている鈴木実高橋孝夫Adi F. Gazdarのグループで研究不正をやってしまった事と似た事例かもしれない

真相はどんなものだろうか。

参考
[1]Retraction Watch 2015.9.4
[2]Retraction Watch 2013.8.23
[3]Retraction Watch 2012.11.20