世界変動展望

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顔をしかめると自動販売機で未成年者がたばこを買えることについて

2010-07-28 00:00:00 | 社会
『福岡県久留米市で、成人しかたばこを買えないはずの顔認証自動販売機で、未成年者がたばこを購入していたことが朝日新聞の取材でわかった。たばこ自販機を管轄する財務省によると、認証ソフトの不具合が原因という。同様に、未成年が購入できる状態の自販機は全国に1千台以上あるとみられる。

 久留米市中心部。食料品店の前に設置された顔認証方式のたばこ自販機で、自転車に乗った中学生らしき少年が立ち止まり、慣れた手つきで金を入れた。朝日新聞記者が注意すると、自販機のカメラを見つめていた少年は中学生だと認めたが、「親に頼まれただけ。この自販機は顔をしかめたら買える。だからここに来た」と説明した。 [1]』

数年前から導入されたたばこ自動販売機の顔認証システムだが、やはり性能は悪そうだ。顔認証の自動販売機を私はあまり見かけないけれど、カード等で買う形式でいないと未成年者の購入を防げないのかもしれない。そもそもどういう仕組みなのかよくわからないが。

未成年者は一律的に自動販売機での購入を規制するのが今のシステムの趣旨だが、認証システムの精度が上がらない限り上記の問題は解決しないかもしれない。すべてカード購入とかにすれば解決するのかもしれないが、たばこ業者としては販売打撃だろうし。

なかなか難しい問題だ。

参考
[1] asahi.com (2010.7.27)