世界変動展望

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羽黒山のスピード昇進記録と考えられる大相撲の最短・最年少昇進記録

2009-07-26 00:02:08 | スポーツ・芸能・文芸

四股名 谷風 為右衛門

生年月日 ○年4月1日

1 □年5月場所  前相撲       3戦全勝   15歳1ヶ月
2 □年7月場所  序ノ口30枚目あたり 7戦全勝優勝 15歳3ヶ月
3 □年9月場所  序二段25枚目あたり 7戦全勝優勝 15歳5ヶ月
4 □年11月場所 三段目30枚目あたり 7戦全勝優勝 15歳7ヶ月
5 ▽年1月場所  幕下20枚目あたり  7戦全勝優勝 15歳9ヶ月
6 ▽年3月場所  幕下2枚目あたり   7戦全勝優勝 15歳11ヶ月(取的35連勝)
7 ▽年5月場所  十両8枚目あたり   15戦全勝優勝 16歳1ヶ月 (新十両)
8 ▽年7月場所  前頭15枚目あたり  15戦全勝優勝 16歳3ヶ月 (新入幕)
9 ▽年9月場所  小結        15戦全勝優勝 16歳5ヶ月 (初全勝優勝)
10 ▽年11月場所 関脇        15戦全勝優勝 16歳7ヶ月
11 △年1月場所  大関        15戦全勝優勝 16歳9ヶ月
12 △年3月場所  大関        15戦全勝優勝 16歳11ヶ月(幕内75連勝)
13 △年5月場所  横綱(正位又は張出) 15戦全勝優勝 17歳1ヶ月
14 △年7月場所 東正横綱      15戦全勝優勝 17歳3ヶ月

横綱昇進 17歳1ヶ月(16歳11ヶ月)
大関昇進 16歳9ヶ月(16歳7ヶ月)
関脇昇進 16歳7ヶ月(16歳5ヶ月)
小結昇進 16歳5ヶ月(16歳3ヶ月)
新入幕  16歳3ヶ月(16歳1ヶ月)
新十両  16歳1ヶ月(15歳11ヶ月)

※昇進時は昇進した地位での初登場場所時を基準とした。
 ()内は番付編成会議直後の年齢。

初幕内最高優勝 16歳3ヶ月
初幕内全勝優勝 16歳3ヶ月

横綱昇進までの所要時間 12場所 2年0ヶ月
大関昇進までの所要時間 10場所 1年8ヶ月
関脇昇進までの所要時間  9場所 1年6ヶ月
小結昇進までの所要時間  8場所 1年4ヶ月
新入幕までの所要時間 7場所 1年2ヶ月
新十両までの所要時間 6場所 1年0ヶ月
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幕下通過に2場所かかるとすれば、おそらくこれが現行制度で考えられる最短・最年少昇進記録だろう。

昇進基準は調べてみると、全勝優勝すると1段昇進するらしい。ただし、幕下、大関通過は最低2場所を要する。かつて第36代横綱・羽黒山のように幕下を1場所で通過した例もあるが、現在ではほぼあり得ない記録といえる[1]。十両の定員が増加したとか、上位陣の成績が皆悪かったなど運がよければ幕下1場所通過もあり得るらしいが、それは例外と考えるべきだろう。仮に幕下を1場所通過した場合は、初土俵から最短11場所(16歳9ヶ月)で横綱に昇進する。

無論、こんな超スピード昇進記録を達成する力士は現行制度では現れないと断言できる。年6場所制が定着してから最短の昇進記録を持つ朝青龍でさえ、初土俵(前相撲)→横綱まで25場所を要している。

もっとも、年6場所制以前の年2場所制の時代も含めれば羽黒山や照國のように初土俵→横綱まで16場所と考えうる最短記録に近いスピード昇進記録を持つ力士もいる[1]。

関脇→大関の昇進基準も現在は「3場所連続三役でかつその3場所で33勝以上」で基準を満たさないが、日本相撲協会はこの基準を否定しているようだし、幕内で3場所連続全勝優勝という極めて安定した成績を残しているなら、「3場所連続三役」という基準を満たさなくても大関に昇進できるだろう。

初土俵の年齢は現在の規定では義務教育を修了しないと入門できない決まりなので、最年少でも15歳0ヶ月での入門となる。上述の生年月日は考えられる最年少生年月日を設定している。

こうして考えられる最短昇進記録を出してみると、羽黒山の初土俵→新入幕まで7場所、初土俵→横綱まで16場所という記録が、いかにスピード昇進記録かわかる。

参考
[1]第36代横綱・羽黒山は初土俵から新入幕まで7場所、横綱昇進まで16場所というスピード昇進記録、横綱在位12年の歴代最長記録、37歳2ヵ月での最年長全勝優勝記録を持つ鉄人横綱である。序ノ口、序二段、三段目、幕下、十両の各段をすべて1場所で通過し、しかもすべて優勝だった。序ノ口から幕内までのすべての優勝経験を持つ。羽黒山の取的時代の成績は資料がないので、その時代の成績や番付は上記の記述を基に昇進記録を推測し、羽黒山の主要な昇進記録をあげると、

昭和9年1月場所 初土俵-前相撲 (1)
昭和9年5月場所  前相撲 (2)
昭和10年1月場所 序ノ口 優勝 (3)
昭和10年5月場所 序二段 優勝 (4)
昭和11年1月場所 三段目 優勝 (5)
昭和11年5月場所 幕下  優勝 (6)
昭和12年1月場所 十両  優勝 (7)
昭和12年5月場所 前頭16枚目(新入幕) (8)
昭和13年5月場所 東小結 小結昇進 (10)
昭和14年5月場所 東関脇 関脇昇進 (12)
昭和15年1月場所 東大関 大関昇進 (13)
昭和16年5月場所 西大関 優勝、横綱昇進決定(16)
昭和17年1月場所 東張出横綱 新横綱 (17)
昭和19年5月場所 東正横綱 (22)

( )内の数字は初土俵から数えた場所数

羽黒山の初土俵→十両までの通過場所数は6場所で、高鐵山圭介、土佐豊祐哉が同じ6場所という最短記録を持っている。初土俵→横綱までの通過16場所という記録も照國が所持している。新十両、新入幕、小結昇進、関脇昇進、大関昇進、横綱昇進のスピード記録は私が知る限り羽黒山が最速記録を持つ。☆によれば、羽黒山の初土俵→横綱までの通過記録は歴代3位らしいので、もっと上がいる。

私は初土俵→横綱までの通過場所数が羽黒山、照國より速い人は知らなかったが、大錦卯一郎栃木山守也は15場所で横綱に昇進。これが最速記録。

年2場所制と年6場所制で分けるなら、

年2場所制  大錦卯一郎、栃木山守也 15場所
年6場所制  朝青龍    25場所

が最速の昇進記録である。

☆羽黒山の紹介



3 コメント

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雷電梶之助 (八百屋)
2012-11-13 16:46:48
別の格闘技と言ってもいいくらい、
何もかもかも違う時代の数字を
出して比べても意味ないよ。
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そうかもしれない。 (世界変動展望 著者)
2012-11-13 21:19:57
そうかもしれない。
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Unknown (北崎秀)
2015-05-25 20:38:23
中学三年の三月から入られますよ
ですから、誕生日がまだの14歳でも入られます
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