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村木厚子さんのこと。

最初、村木局長が逮捕されたというニュースを聞いた時は、局長が係長に直接何かしら指示を出すことがあるのだ、エリート局長も裏ですごいことをするんだなあと、思ったものだ。

それが、無罪。

大阪地検特捜は、何をエビデンスに、彼女が罪を犯したと、確信したのか?

確信だけではない。

確たる証拠がなければそもそも人を逮捕することなどできるはずがない。

 

でも村木氏は逮捕された。

日本は、信用もできないし、その上平気で人を逮捕する怖い社会だ。

 

これまでの1年3か月。

国家に賠償してもらわなければ。

本来なら局長として国の政策をリードしコミットできたはずの大切な<機会費用>1年3か月を、返してもらわなければ。

でも村木氏は至って冷静。感情的になることはない。

大阪拘置所で160日以上も拘置された。

このすこぶる苦しい生活も、国家に賠償してもらわなければならないだろう。

彼女の心が折れなかったのは、尊敬する夫で厚労省幹部村木太郎の励ましと二人の娘さんからの信頼だという。また部下たちの強い信頼。

一人の苦境を家族や部下で支えると言う素晴らしサポート体制。

 

村木氏のインタビューを聞いていて、すごく感動したのは、この度のことで得られた<新しい視点>で厚生行政に携わっていきたいという一言。

それを聞いた時、涙が出た。

誰彼を恨むことなく、未来志向で歩もうとする姿勢は清々しい。

 

 

 

 

 

 

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