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大学教授キョトンC日々アラカルト便り!!
中国という大国の小国的態度。。。
私はその現場にいなかったので、今回身柄を拘束した漁船がどのような振る舞いをしたか分からない。
中国もその衝突の際のビデオを見せるべきだと言っているのだし、日本側も見せれば良いと思う。
漁船の船長はどのような<覚悟>で、尖閣諸島に近づいたのだろうか。
程度の差こそあれ、日本と中国がそれぞれどのような態度に出るか予想が付いたはずだ。
船長は、獲物を追っかけ過ぎて、日本のゾーンにうっかり入ってしまったのかもしれないが、
ならば海上保安庁の船に囲まれた時に、すいませんと謝罪しておけば、こんな大問題にならなかったはずだ。
その結果、船長自身は、悲劇から解放された国民的英雄として迎えられたが、
日本はたまったものではない。
中国があらゆる強硬手段を連発するものだから、沖縄の地検も<自発的な今度な政治的判断>から、船長を釈放した。あと数日調べることができたのに・・・。
地検は今話題の組織なので、一生懸命政府や国民の<空気を読もうとしていた>のだろう。
中国は、船長が釈放されたことを受けて、不当な取り調べに対する謝罪をせよ>と次なる要求をしてきた。
そのうち賠償金をよこせと言うだろう。もう言っているのかもしれない。
困ったものだ。
領土、領海問題は、歴史的な課題であり、現在の課題である。
小平氏がかって、日本に対し<棚上げ>にしましょうと提案したのだから、
政治的にはそのままにするのが得策なはずだ。
何故このタイミングで、船長さんがあのゾーンにやってきたのか。
中国と日本の関係にとどまらず、アメリカを巻き込んでの<国際問題>になりかねない。
人民元に対して世界中の注目がさらに一層集まることになった。
日本を虐めることが、世界中の話題となり、かえって自国の通貨へのプレッシャーとなって跳ね返ってくることを、その大国は学ばなければならない。