川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

ヘビトンボとオオサンショウウオ

2011-07-09 21:53:10 | インポート
Imgp5625兵庫県朝来市でのオオサンショウウオ調査同行から帰宅。
なにとはもあれ、生まれてはじめてオオサンショウウオと出会った夜でした。
と同時に……ヘビトンボも。
左側背後にうっすら見えているのが、体長計測中のオオサンショウウオ。15頭出会いましたとさ。感動的なまでの個体密度だった。
あらためて、報告するなり。

ところで、ヘビトンボってどことなく、腐海に住んでる巨大昆虫みたい。



1日1ペンver2.07(飢えたハネジロペンギンの死)

2011-07-07 15:10:52 | 川のこと、水のこと、生き物のこと
Img_9433
2009年3月のこと。
春休みを利用して、子どもとNZに3週間ほど行った時のこと。半年後に、『半年間NZ暮らし』を計画しており、そのために、子どもたちが通う学校の選定などをするのも目的だった。

ま、そんな中、あちこち出かけていって、たまたまビーチでみつけてしまった、ハネジロペンギンの死骸。
きっと食べ物が十分ではなかったんだろうね。切ないものがあります。

子どもたが花を添えて、一応のところ、弔ったけれど……。

たぶん、前に一度紹介したかもしれませんが、新フォーマットになったということで再掲。

で、このようなハネジロペンギンの飢えによる衰弱はよくある話らしい。
Img_9623
クライストチャーチの空港近くにある南極センターには、コガタペンギンの飼育展示施設があって、そこには時々、ハネジロペンギンが保護されてやってくる。
この子は、やせ細ってビーチに佇んでいたのを保護された、とか。
元気になったら海に戻すそうだけど、もう十分元気にみえた。まだ少しやせてるけど、エサの食べもよく、むちむち太るのは時間の問題であろう。

でも、放したらまた戻ってくるかも、というのが悩ましい。

コガタとまぜて繁殖させても面倒なことになるので、バックヤードにおかざるを得ず、しかし、バックヤードなどあってなきがごとしの施設にて苦労しているようでした。

「ギャングエイジ」が本になるまで、その4、帯が付いたぞ

2011-07-04 23:37:30 | インポート
Obi
ブックデザイナーの高柳雅人さんによる「ギャングエイジ」の装丁。
帯がついたバージョンが上がっています。

ここまで来ると、まさに書影として切り出すことも可。
もちろん、前の帯なしバージョンでも可なんですが。


Shoei
紹介してくださるメディアに事前に送る場合もあり、今回は2カ所ほど既に送ってもらったはず。
ひょっとすると、前の帯なしバージョンの方かもしれませんが。

なお、定価は表示されている通りで行けそうだそうです。今のところ。

「ギャングエイジ」が本になるまで、その3、装丁案が届いた

2011-07-02 22:52:48 | 自分の書いたもの
ブックデザイナーの高柳雅人さんから、装丁の候補が届きました。
最終候補に残ったのは下の2点。

ちなみに、価格などはダミーです。営業さんとの相談で、これから変わります。
Gang1
Gang2
さて、ブックデザインとして、どっちがよいでしょうか。
みなさん、自分ならどっちか、考えて見てください。
で、我々の最終的な決断としては、2番目、スカイエマさんの絵を大きく使っている方でした。
正解などないけれど、どちらかは選ばねばならんわけです。

正解はなくとも、それなりに理由付けはあって……やはり、ある程度大きく見せないと、このわらわらと楽しげで、大変そうでもあるかんじは表現できないかも、というのが決断の決め手でした。

みなさんの判断はどうでしたでしょう。

ここから先、どんどん「本」らしくなっていきますよ。


1日1ペンver2.06(キングペンギン、ぽつり。換羽意をもよおす)

2011-07-02 17:10:30 | 川のこと、水のこと、生き物のこと
Nzsubantarctic18222006年Campbell島にて。
普通はいることがない島にキングペンギンがいた。
背中のあたりをみてもらえるば分かるように換羽中だ。

ペンギンにとって、換羽は毎年必要な生理現象なわけだろうが、いったいそれはどのように感じられるのかとふと思うことがある。
海を泳いでいて、体中がむずずしてきて、ああ、そろそろ上陸しなきゃ、上陸して羽根かえなきゃってかんじで、「もよおしてくる」のだろうか。まるで、尿意だとか便意だとかをもよおすように。

それでもう、辛抱ならん!とばかりに、最寄りの陸地に立ち寄る、とこういうことになるのであろうか。ペンギンになってみないと分からない謎でである。

実際、人里近くでうっかり換羽するやつだっているわけで、この生理現象はかなり彼らにとって「緊急」感のあるのなのではないかと疑念をずっと抱いてる次第である。

なお、Campbell島でひっそり羽根がぜんぶ生え替わるのを待っていたこの子は、最初は人形かと思うほど静かで動かなかった。
しかし、タソックの中のランドスケープとあいまって、非常に味わいのある出会いであった。
Nzsubantarctic1826

実は古い(今は使われていない)ボートのランプの途中にいたのね。
それが、お人形みたいと思った理由のひとつ。島に住み込んでいる研究者がジョークとして、マスコットとして、島の入り口にデコイみたいにリアルに作り込んだペンギン人形(人形と書いて違和感があるようでないようなのが、ペンギンのすごいところだ)を置いたのか、と。
Nzsubantarctic1827


「ギャングエイジ」が本になるまで、その2、登場人物表ができた

2011-07-01 15:00:24 | 自分の書いたもの
ギャングエイジの最初の方に挿入される登場人物表が出来ました。
この場合、要するにクラス名簿です。作成はデザイナーの印牧真和氏。
舞台となる3年2組はちょうど30人。男女比、半々。
こうやって名簿状態になると、自分で考えた子たちとはいえ、リアルに感じます。自分が担任してる気分で。
なお、名前に某半島臭をかぎつけた人は正しいです。
Meibo