写真はコガタペンギンの骨と娘の手脚の比較。
コガタペンギンって骨になるとますますコガタですね!
撮影は、2006年12月、ニュージーランド・ダニーデンのオタゴ大学にて。もう5年も前の話なのですね(遠い目)。
モデル(?)になった娘は、でーんとでかくなってます。
いずれにしても、本文とはまったく関係ありません。
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本題です。
しばらく忙しくしているうちに、PTAにまつわる素敵なニュースがいくつかあったのでまとめておきます。
まず、「教育支援協会」が「平成22年3月15日」に公にした、
『保護者を中心とした学校・家庭・地域連携強化及び活性化推進事業』(2010年度文部科学省委託事業)なる報告書がウェブで読めるようになりました。
以下、直リンクなのでお気をつけください。
http://www.kyoikushien.org/pdf/2010PTA/PTA_Doc1.pdf
教育支援協会についての情報は(http://www.kyoikushien.org/)から見てくださいね。
さて──
これは、PTAの役員経験者(この役員が本部役員のみなのか、広報委員会・広報部といったものの委員・部員も役員と呼んでいるのかは不明。たぶんごっちゃ)でも、半分が自由な入退会について知らないことが分かったり、なかなか味わい深い報告書。
「やってよかったけど、来年はゴメン」的な今のPTAのありようを端的に明らかにしてしまうなど、示唆に富みます。
この報告にあわせたパネルディスカッションの記録も採録されており、
PTAは入退会自由なんだということを、文科省の新旧担当者が述べているのが読めるわけです(40ページ以降のパネルディスカッション)。
なお、
「PTA 実は入退会自由」という見出しの朝日新聞記事(平成22年2月21日の紙面)は、この報告書のp.66に載っています)。
また、p.72-p.81には1954(昭和29)年の
『小学校「父母と先生の会」(PTA)参考規約』が載せられていたり。ちなみに、この参考規約は、ネット上では手に入らなかった基本情報ですね。
「強制ではない」とたからかに述べられています。
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京都府亀岡市の市議である井上耕作氏が、PTA会長および市P連の会長もかけもちした一年を終えたのちにこんな感想を述べています。
http://kochan-genki.blog.so-net.ne.jp/2009-03-20
すごいのは、ブログに書くのみならず、そもそもPTA会報に掲載したものなのだそうで。
以下、井上氏が記事の中で示している認識。
・市P連について──
皆さんの代表者にも集まって決めましたという口実と動員のために利用されているのではないかという疑念。
・活動の悩み──
私も活動をすればするほど自分の子供はほったらかしになるというジレンマにかられています。本来ボランティアと言うのは出来る人が出来る範囲で精一杯やるのがボランティアであり、決して強制されるべきものではない。
等々。
さらに加えて、
・考えてみればPTAとは不思議な団体で入会届けも退会届もなく、誰もが気がつけば会員。
・全会員に案内をするが無理な動員はかけないのが本来のありかた。
・(PTAは)報告のための自己満足やアリバイ作りであってはならない。
といったふうに鋭い指摘を連発されています。
市P連の会長を経験し、なおかつ、こういう、まっさらなことを言える人は貴重。
時々、PTAに深入りすると「洗脳」されるなどという人がいるけれど、そんな強い言葉使わずとも、人間は自分が費やした時間や労力を否定しがたい心理に陥りがちなものなので。
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北海道新聞5月24日火曜日の朝刊に「PTA やっぱり大変?」という特集記事が掲載されました。
このあたりで、確認できます。
http://pta.my-sv.net/cgi-bin/o_bbs/read.cgi?bordn=&mode=all&list=topic&no=1269
http://blog.goo.ne.jp/yamyam00/e/e92c2c110409a3bf878c2a42bb03012a
ここでインタビューに登場しているのは、山本清和さん(札幌市PTA協議会会長)と、平佐修さん(札幌市内の小学校
元PTA会員)のふたり。
元、というのがポイントで、平佐さんはPTAを自主的に退会した人なんですよね。
特集を方向付けるオピニオンリーダーとして、P協会長が出てくるのはごく普通の発想かと思いますが、自主的退会者をその対論部分に持ってくるのは異例にして見事。
つまり、問題の所在がその間に埋まっていると記者さんは感じているわけですからね。
ぼくも認識を共有いたします。
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岡山市のPTAで、度量のあるPTA会長さんが、PTAがあくまで任意の団体だあるむねを周知した事例。
このブログにも時々コメントをくださっていたライラパパさんの報告です。
http://ghost.kyouiku.main.jp/?eid=85
今年度からの新会長さんのを中心とした執行部の決断だったということで、最初の仕事でこれを切り出したことを賞賛。
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というわけで、時代はちょっとは動いているのかな。
うん、きっと動いている。
そう思うことといたしましょう。