川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

ADSLに大喜びしていた2002年

2013-11-16 21:01:23 | 自分の書いたもの
2002年に朝日デジタルに書いた(らしい)連載から、今、読むと隔絶感のあるものをピックアップして温故知新してみるシリーズ。

常時接続があの頃やっと普及し始めたのですね。

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 常時接続悪のマニュアル

 二年前の我が家のインターネット接続環境は、「モデムでダイアルアップ」という原始的なものだった。それが今では、俗に言うブロードバンド、8メガのADSLである。これはもう極楽だ。特大ファイルのダウンロードだって、ウェブ・サーフィンだってサクサク速い
 その便利さの裏には、危険が潜んでいる。常時接続するということは、自らのマシンをネットに晒し続けることと同義だ。不正アクセス、ウイルス、ワーム、トロイの木馬……様々な「攻撃」を、心ないクラッカーから受ける可能性が飛躍的に高まる。それどころか、不正アクセスの「踏み台」にされたり、サービス拒否攻撃の拠点にされたりすれば、自分が「加害者」にさえなりかねない。
 本書は個人ユーザーが被害を受けないための基礎知識本として読むべきものだ。だが、コンピュータのセキュリティ知識は、そのままセキュリティを脅かす知識でもあり、「悪のマニュアル」としても機能する(悪用可能なセキュリティ・ツールすらCD-ROMで提供)。怖いもの見たさで読み進めつつ、真剣に対策せねば痛い目にあうぞ、と実感させられる意味で「良書」。
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とりあげたのは、この本ですね。
常時接続悪のマニュアル常時接続悪のマニュアル
価格:¥ 2,415(税込)
発売日:2002-02



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