川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

もう気分転換じゃい、ってことで、うまい鮨くってきたんじゃもん!(ウニ4種類の競演など)

2011-07-30 16:23:45 | 日々のわざ
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はい、煮詰まっておりまして、鮨食べてきました。
目黒の癖の強い名店にて。

ちょうど1年の間で国産のウニが4種すべて手に入るわずか1ヵ月のウィンドウみたいな時期で、4種類食べてきましたとも。
利尻のキタムラサキとバフン、青森のアカウニ、そして、奄美大島のシラヒゲ。
写真は、アカウニ。
4種のうちでは、ぼくは一番お気に入り、バフンよりひょっとして甘くてまろやか。
7月いっぱいで禁漁だそうで、もうぎりぎりのタイミングでしたね。

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ちなみに、カラを見せてもらうとこんなかんじで。
手前の白っぽいトゲがあるのがシラヒゲ。
右奥の大きいのが、キタムラサキ。
左奥は、アカ。ちなみに、バフンは「標本」なし。


ちなみに、この店に来ると、実は「にぎり」到達するまでの「料理」で圧倒されるので、紹介したウニ4連発は後半戦。最少の方の更をピックアップすると……。
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漁師料理ですな。アジを叩いて、団子にして、あとはなんだっけ……。
最後はバルサミコいれて、すべて飲む。


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これは見た目通り、ウナ玉。
季節によっては穴子のこともあれば、蝦蛄のこともあれば、海老のこともありますよ。
隣に添えられているのは、赤山椒。結構伝説の食材。


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これが不思議な料理で、表に見えている黄色いのが、ナマコの卵。
その下には、このわた、ほやが刻んであって、抹茶とじ。
なんか爽やかなフリしつつ、プリン体アラモード状態。


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これはすごく印象に残った一皿。
三河の天狗なすというのを使っていて、焼き浸しにしてます。
天狗なすというのは、水なすなんぞとは正反対で、水分が少なくスポンジぽい品種。おまけに味が濃い。それを焼いてさらに水分を飛ばして、焼き浸せば、ばっちり、味がしみこむと。
上に乗っているのは、キタムラサキ。その点豪華。



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鮎の背ごし。
骨ごと刺身にしたといえばそれまでですが、骨のまわりの旨み(苦みと甘みがまざったような)がしっかりと味わえる大人の味ですね。
それを、最初はストレートで、後には鮎のキモのソースで食べるというのが、ここのオリジナル。


あ、料理の最初の方に出てきた、イサキの刺身、肉厚アワビ2種類(アワビって食感を楽しむのではなくて、ちゃんと味がある食べ物だって、ぼくはこの店ではじめて知った2年前)。紹介忘れちゃいました。ま、いいですね。もう思い出しただけで、お腹いっぱい。


ゆえに、握りは、最初のウニ以外にはもう一点のみ紹介しときます。
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たまたま奄美で仕入れ旅行の最中に漁師があげた、タマカイというクエの仲間。
本来グレートバリアリーフあたりによくいるそうですが、日本でも時々あがる、と。最大数百キロの巨体の魚のちっこいやつ。


この魚があがったこと自体、しっかりニュースになってて、びっくり。それを親方が手に入れたのね。「東京のすし店から注文があった」というのは、親方が取材のその場にいたんだそうで。
http://mobile.kyodoshi.com/news/7201/


あとは、キモのせたハゼとか、アジとか、キンメやキハダのヅケとか、いろいろ握りは食べてきましたよ。


はー、腹一杯。


気分転換完了にて、煮詰まり解消?
いや、それは……。ごめん。>Iさん@S社


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
鮎の背ごし~~~~~~!!!!!! (アオキ)
2011-07-30 21:27:05
川魚好き。
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先週、奄美で雲丹は3つ拾ったけどきちんと海に戻... (sionoiri)
2011-07-31 05:03:44
ナマコは1kg百数十円で買取と南海日日に広告が出てましたが、売りに行くバス代だけで10kgとらなければいけないので死にそうなのでやめました。
ナマコもウニも漁業権を取得していないし、当然ですね。
雨で住用のカヌーは乗れませんでしたが、ミキの飲み比べで子供は満足したようです。
九絵定食は「東京直行」のためか売り切れていました。ブダイでもシロダイでも、地魚で十分でしたが。
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鮎の背ごしは、独特の苦み甘みが実に複雑。 (カワバタヒロト)
2011-07-31 10:35:17
四万十の鮎でしたよ!
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