![Img_0180 Img_0180](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/f7/bcc6cdf546ab32c93e6d3ab59b302287.jpg)
はい、煮詰まっておりまして、鮨食べてきました。
目黒の癖の強い名店にて。
ちょうど1年の間で国産のウニが4種すべて手に入るわずか1ヵ月のウィンドウみたいな時期で、4種類食べてきましたとも。
利尻のキタムラサキとバフン、青森のアカウニ、そして、奄美大島のシラヒゲ。
写真は、アカウニ。
4種のうちでは、ぼくは一番お気に入り、バフンよりひょっとして甘くてまろやか。
7月いっぱいで禁漁だそうで、もうぎりぎりのタイミングでしたね。
![Img_0178 Img_0178](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/11/6807552c7e963503f2eec692a02202b5.jpg)
ちなみに、カラを見せてもらうとこんなかんじで。
手前の白っぽいトゲがあるのがシラヒゲ。
右奥の大きいのが、キタムラサキ。
左奥は、アカ。ちなみに、バフンは「標本」なし。
ちなみに、この店に来ると、実は「にぎり」到達するまでの「料理」で圧倒されるので、紹介したウニ4連発は後半戦。最少の方の更をピックアップすると……。
![Img_0167 Img_0167](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/27/67de2bb119b7f9aa33465ec21e7dfa2a.jpg)
漁師料理ですな。アジを叩いて、団子にして、あとはなんだっけ……。
最後はバルサミコいれて、すべて飲む。
![Img_0169 Img_0169](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/1e/a63e01167b23797eb6d53189d6de6c3c.jpg)
これは見た目通り、ウナ玉。
季節によっては穴子のこともあれば、蝦蛄のこともあれば、海老のこともありますよ。
隣に添えられているのは、赤山椒。結構伝説の食材。
![Img_0173 Img_0173](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/3b/575751d7412a284640d48de4f47cb5b8.jpg)
これが不思議な料理で、表に見えている黄色いのが、ナマコの卵。
その下には、このわた、ほやが刻んであって、抹茶とじ。
なんか爽やかなフリしつつ、プリン体アラモード状態。
![Img_0175 Img_0175](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/6a/68592d69f4afdd1a60113692d489493b.jpg)
これはすごく印象に残った一皿。
三河の天狗なすというのを使っていて、焼き浸しにしてます。
天狗なすというのは、水なすなんぞとは正反対で、水分が少なくスポンジぽい品種。おまけに味が濃い。それを焼いてさらに水分を飛ばして、焼き浸せば、ばっちり、味がしみこむと。
上に乗っているのは、キタムラサキ。その点豪華。
![Img_0176 Img_0176](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/ce/cbf3563da67d2881f322ec82e9381163.jpg)
鮎の背ごし。
骨ごと刺身にしたといえばそれまでですが、骨のまわりの旨み(苦みと甘みがまざったような)がしっかりと味わえる大人の味ですね。
それを、最初はストレートで、後には鮎のキモのソースで食べるというのが、ここのオリジナル。
あ、料理の最初の方に出てきた、イサキの刺身、肉厚アワビ2種類(アワビって食感を楽しむのではなくて、ちゃんと味がある食べ物だって、ぼくはこの店ではじめて知った2年前)。紹介忘れちゃいました。ま、いいですね。もう思い出しただけで、お腹いっぱい。
ゆえに、握りは、最初のウニ以外にはもう一点のみ紹介しときます。
![Img_0179 Img_0179](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/3a/62978dd3e5287afa3bb8eddf77b6c97e.jpg)
たまたま奄美で仕入れ旅行の最中に漁師があげた、タマカイというクエの仲間。
本来グレートバリアリーフあたりによくいるそうですが、日本でも時々あがる、と。最大数百キロの巨体の魚のちっこいやつ。
この魚があがったこと自体、しっかりニュースになってて、びっくり。それを親方が手に入れたのね。「東京のすし店から注文があった」というのは、親方が取材のその場にいたんだそうで。
http://mobile.kyodoshi.com/news/7201/
あとは、キモのせたハゼとか、アジとか、キンメやキハダのヅケとか、いろいろ握りは食べてきましたよ。
はー、腹一杯。
気分転換完了にて、煮詰まり解消?
いや、それは……。ごめん。>Iさん@S社
ナマコもウニも漁業権を取得していないし、当然ですね。
雨で住用のカヌーは乗れませんでしたが、ミキの飲み比べで子供は満足したようです。
九絵定食は「東京直行」のためか売り切れていました。ブダイでもシロダイでも、地魚で十分でしたが。