MSN-Mainichi INTERACTIVE 理系白書/過熱、脳ブーム
ゲイムマンさん経由で、読む。
元村さんらによる「理系白書07」の第五回が、「過熱、脳ブーム」だった。
例の町田市でのゲーム脳講演が導入部になってます。
町田市教育委員会によれば、『「ニセ科学を教育に持ち込むのは問題だ」との意見が7件、後援する市教育委員会に寄せられた』とのこと。
7件……、そのうち1件はぼくです。
ちゃんと集計してくださったのね……。
ありがとうございます。
また、同時に「脳トレ」ブームも扱われていて、川島教授が、「(脳トレは)脳研究の重要性を理解してもらうための社会貢献の結果。もちろん、ここまできてウソだったら科学者の資格はないと覚悟しているが、社会への出方を完全に制御はできない」とコメント。
これはこれで誠実なコメントだと思う。
ちなみに、元村さんは、ゲーム脳の恐怖」が出た前後に、毎日新聞の一面で、本の内容紹介に近いとりあげかたをした人だと認識しているのだけれど、あの「結果」から、ずいぶんと考えを深められたのだと思う。
これもまた別の誠実なとりくみ。
ゲイムマンさん経由で、読む。
元村さんらによる「理系白書07」の第五回が、「過熱、脳ブーム」だった。
例の町田市でのゲーム脳講演が導入部になってます。
町田市教育委員会によれば、『「ニセ科学を教育に持ち込むのは問題だ」との意見が7件、後援する市教育委員会に寄せられた』とのこと。
7件……、そのうち1件はぼくです。
ちゃんと集計してくださったのね……。
ありがとうございます。
また、同時に「脳トレ」ブームも扱われていて、川島教授が、「(脳トレは)脳研究の重要性を理解してもらうための社会貢献の結果。もちろん、ここまできてウソだったら科学者の資格はないと覚悟しているが、社会への出方を完全に制御はできない」とコメント。
これはこれで誠実なコメントだと思う。
ちなみに、元村さんは、ゲーム脳の恐怖」が出た前後に、毎日新聞の一面で、本の内容紹介に近いとりあげかたをした人だと認識しているのだけれど、あの「結果」から、ずいぶんと考えを深められたのだと思う。
これもまた別の誠実なとりくみ。
篠原菊紀先生は脳トレ商品を売りまくる脳科学者の立場でなお「ボケて何が悪い」と言いますが、
これはこれで「脳のトレーニングが足りなかったから認知症にになったんだ」みたいなバッシング(ゲーム脳と何が違うんだ!)を防ぐには必要な物言いです。
司会の方や主催者である町田市私立幼稚園協会の会長さんは「教育に生かして欲しい」なんて言っていましたし…。
元村さんに関しては、ブログでのやりとりであるとかで、「ちょっと…」と思う部分もあるのですが、記事そのものは、比較的バランスの取れた物ではないか、という風に思いました。
(ただし毎日新聞の前に、1誌だけ大々的に取り上げた雑誌がありました)
そのかわり、ちゃんと町田に行ってたというのと、実は森教授の発言には一貫性がないという、今まであまり批判の対象になってなかった点も取り上げたというのは、良かったのではないかと。
教育委員会の態度については、世田谷の対応を見ているだけに、大いに不満です。
「こういう考え方があることを紹介するために後援する」という発想が成り立つんだったら、もしアーレフの上祐さんが同じように後援を依頼してきたら、教育委員会はOKするんでしょうかね?
まあ、「自分のしてきたことを反省してない」ということで、理系白書ブログはまた大変なことになるでしょうけど、とりあえず私は静観して様子をうかがいます。
新聞記事が出た直後に『ゲーム脳の恐怖』が発売されたことから、「あの記事はペイパブだったんじゃないか」という説もあるくらいですし。
もし本当にそうだったら、そりゃあ今回の記事には書けないでしょうから(笑)。
しかし、ぼくは、彼女は自分のできる場所でちゃんとオトシマエをつけていると思いますけどね。
ゲーム脳の紹介時の失敗で、考えを深めて、ちゃんとフォローしていこうとしてきたわけだし、「理系白書」も異論はありましょうがよい連載だと思います。ちゃんと考えている記者にしか書けない内容になっているという意味で。
あんまりギチギチおいつめるのも非生産的で、不寛容すぎますよ。
というか、その不寛容さは、「ゲーム脳になるからゲームやるな」「だから今の若者は!」的な不寛容に、簡単に通じてしまいます。
だから、メディアは! とかね。
別にゲイムマンさんや、たこやきさんのコメントに対して言っているわけではなく、今、検索しててそう思った次第。
しかし、そんな時間をかけて読み込んでいないので、印象論です。
そういう匂いを感じたということで。