川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

2年生読み聞かせ

2009-02-10 23:18:42 | ひとが書いたもの
飼育係長―わんぱく小学校シリーズ〈2〉 (cub label)飼育係長―わんぱく小学校シリーズ〈2〉 (cub label)
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2008-02
娘のクラスの読み聞かせ。
やはりこのシリーズは凄い食いつき。
バムケロ的、と以前書いたけど、ちょっと違うかな。
バムケロは、同時進行的に別の小さなストーリーが、そこかしこで展開している。
でも、このシリーズは、同じく細かく書き込まれているけれど、「複数の視線が、意図せぬところからストーリーを追っている」みたいなかんじ。
急げば5分で読めるし、のんびり絵を追いながら読むと15分でもいける。

おじいちゃんのごくらくごくらく (ひまわりえほんシリーズ)おじいちゃんのごくらくごくらく (ひまわりえほんシリーズ)
価格:¥ 1,155(税込)
発売日:2006-02

で、のんびり読んでしまったので、残念ながら準備しておいた、こちらは読めませんでした。
これもまた、すごく味のある話なんだけどねぇ。


岩波と朝日とノーベル賞

2009-02-10 11:07:45 | ひとが書いたもの
R0010554昼間は用事があって区議さんに話をしにいったり、夜は岩波の編集長さんと、朝日の論説委員さんと会食する不思議なセッティング。ばたばたと時間がすぎる。
来週からニュージーランドなので、かなりタイトなスケジュールになってきました。
家に帰ったら、ゲラがいっぱいきてるし。

会食中に話題になった、というか、話題にした本。
日本にノーベル賞が来る理由 (朝日新書)日本にノーベル賞が来る理由 (朝日新書)
価格:¥ 735(税込)
発売日:2008-12-12

これは面白かった。
たぶん科学史的なつっこみを専門家にさせたらいろいろ出てきそうな気配があるが、大枠として、はずしていないセンスのよさを感じる。
ノーベル賞が純粋に業績だけでなく、非常にバランスを大事にしてきた経緯が非常に説得力がある。
原爆開発に関与した物理学者の受賞と、川端康成の受賞がセットになってた、とか。
また、ノーベル賞を受けたあとの活動にこそ、大きな期待を財団は寄せているのだということも。
著者は物理学科出身の音楽家、これまた面白い。
あら、同世代だわい。