川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

ananのインタビューなど

2005-10-12 21:52:36 | 自分の書いたもの
13日に書店に並ぶananにて、インタビュー記事が出る予定。

12日に書店に並んだ週刊朝日では、「みんな一緒にバギーに乗って」の評を、永江朗さんがしてくださっている。ありがたし。でも、この本は、まだ書店に並んでいないだよなあ。一週間後ならジャストだったのに。
世田谷の保育ママ事件とからめてなので、そういう意味でのタイミングというのがあったのだろうか。三週間以上もはやく刷り上げて、書評と配本の時期を合わせるプランだけれど、書評に先を越される事件、でした。



いくつかのこと

2005-10-12 10:52:40 | 自分の書いたもの
「今ここにいるぼくらは」の増刷が決まった。1500部。地味だけど、うれしい。
それにしても、最近は500部単位で区切るんだなあ。

Be- Palの11月号にインタビュー記事が出たらしい。未確認だけど。

今、書店に並んでいる週刊現代10月22日号に、村上春樹『東京奇譚集』の書評を書いた。


駒場でプレゼン

2005-10-12 09:03:26 | 日々のわざ
瀬名秀明さんが東大で持っている「科学インタプリター」の実習に招かれて、話をしてきた。「インターネットは「僕ら」を幸せにしたか?」の森健さんと、二人で一時間。最初の授業ということで、なんとなく総論めいたことを瀬名さんはやりたかったもよう。
ぼくは「理と文」「小説とノンフィクション」のふたつの境界問題についてああだこうだと述べる。
打てば響く頭のいい子たちが揃っていて、大変楽しかった。
大学の先生って仕事は、大変だけど、悪くないな。きっと。
でも、ぼくには勤まらないのも分かっている。

それにしても久々の駒場。ちょっと胸がキュン系のなつかしさがあり。
いや、思えば遠くへきたものだ。
そのくせ、ずっと同じ場所にいるような気もするから不思議なものだ。


「禁煙ファシズムと戦う」についてのコメント2、ニコチアナの引用

2005-10-12 00:30:09 | 喫煙問題、疫学など……ざっくり医療分野
栗原裕一郎氏の論考「嫌煙と反-嫌煙のサンバ」は、大変、興味深く読めた。
「インサイダー」の内幕は、「へえっ」である。

で、実は、拙著「ニコチアナ」が、栗原裕一郎氏の論考の中で引用されている。
論理構成上、実に適切な引用であると思われる。

にもかかわらず、一言付け加えるならば……。

もしも、この引用部分を読んで、「川端裕人はものが分かっているじゃないか」と思った人、「ニコチアナ」を読んでください。決して、それだけの話、ではないですから。

もしも、この引用部分を読んで、「川端裕人はけしからん」と思った人、やはり、「ニコチアナ」を読んでください。決して、それだけの話、ではないので。

「ニコチアナ」は小説で、文藝春秋刊。2000年の作品だけれど、あまりに売れなかったため文庫化はいまだ果たせず。書店の流通在庫か、古書か、図書館か、という状況になっており、読むがなかなか困難になっているのが申し訳ない。

だからというわけではないけれど、こちらもどうぞ。小振りなうえに、おまけに数年前の原稿だけど、ぼくの喫煙に対する基本的な立場。小説ではなく、雑誌発表の論考です。
しつこいけれど、何度でもプッシュ。
一緒に読んでください、ということで。
リンク: リヴァイアさん、日々のわざ: たばこ問題を考え直す(上).
リンク: リヴァイアさん、日々のわざ: たばこ問題を考え直す(中).
リンク: リヴァイアさん、日々のわざ: たばこ問題を考え直す(下).