まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

雪やこんこん

2012年01月21日 | 日記

東京に初雪が降った。
私が住む区内では昨年の暮れにすでに雪が降ったのに
気象庁の「初雪」の定義はどうなっているのか・・・
大いに不満が残る!(笑)

午前中から所用があって都内へ。
雨だと憂鬱だが雪の日はウキウキ、公園を通って地下鉄の駅へ。
♪♪ 雪は降る あなたは来ない 雪は降る 重い心に・・・
調子よくアダモの歌を口ずさんでいたら、滑って転びそうになる。

どこもかしこも雪化粧。
アダモはやめて「文部省唱歌」に切りかえる。

  ♪ 雪やこんこ 霰(あられ)やこんこ 降っては降ってはずんずん積もる
    山も野原も綿帽子かぶり 枯れ木のこらず花が咲く

確か滝廉太郎の曲だったと思うが
私は大人になるまでずっと「雪やこんこん」と思いこんで来た。
そもそも「こんこん」にしても「こんこ」にしても、どういう意味なのだろうか。
雪のオノマトペ(擬声語)なのだろうか・・・

散歩の犬も大喜びだ。

   ♪ 犬は喜び 庭かけまわり 猫はこたつで丸くなる・・・だな。

  ♪ 花は越後の 花は越後の 雪椿・・・なんて歌ばかり歌っている。

花壇の花も雪に埋もれて寒そうだ。

   僕の前に道はない 僕の後ろに道はできる ああ、自然よ父よ・・・

教科書に乗っていた高村光太郎の詩(「道程」)はよく暗記させられたなあ。

これは公園にある「平和のモニュメント」という銅像。
心なしかやっぱり寒そうに見える。

そう言えば、三好達治のこんな詩もあったなあ・・・・

   太郎を眠らせ 太郎の屋根に雪降りつむ。
   次郎を眠らせ 次郎の屋根に雪降りつむ。

雪の日は誰もが詩人になるのだろうか。

カモの背中にも雪降りつむ・・・・

この際、私も小じゃれた俳句を一つと思ったのだが
とにかく寒いし時間もないので断念。
何度も滑って転びそうになりながら地下鉄の駅へ向かった。
でもやっぱり「こんこ」より「こんこん」の方が語感がいいと思うけどなあ・・・