相変わらず「冬晴れ」の日が続いている。
ポカポカとはいかないが、ポカぐらいの陽気だった。
ジョギングに出ると団地の隅でクレーンが活動中。
何の工事かわからないがクレーンを見ると思わずカメラを向けてしまう。
何を隠そう・・・私は無類の「クレーン好き」である。
青空に立ち聳えるクレーンを見ると
なにかワクワクするような興奮を覚えてしまう。
この心情はどう伝えていいかわからないが、そうなのである。
高いところは苦手なので昇ってみたいとは思わない。
空高く跳梁するクレーンのタワーを下からふり仰ぐのが好きだ。
おお!などと思わず声を出してしまうこともある。
友人にその話をすると誰もが訝しい顔をした。
「上昇志向じゃありませんか?」と言われたことがある。
「性的な衝動の表れですよ」などとからかわれたこともあった。
うーん、この歳になってそんなものがあるとは思えないのだけれど・・・
子供がまだ小さかった頃。「働く車」という絵本を読んでやっていて
クレーンやブルドーザーや大型ダンプなどの絵を見ると
子供より興奮している自分に気がついて、妙におかしかったことがある。
要するに「子供」が抜けきっていないのだろうか・・・
今でも電車やバスに乗ると必ず最前列の席に座って運転手気分にひたる。
世の中にはいろんな「フェチ」の人がいる。
もっぱら女性の体や体の一部、下着などという場合が多いが
クレーンに異常に興奮する私は、さしずめ「クレーンフェチ」と言ったところだろうか。
あまり人には言えない性癖だが、ブログで公表してしまった。
昨日は確定申告に出かける途中に白いクレーンを見かけた。
だいたいクレーンは赤白が多いから「白一色」というのはかなり珍しい。
さわやかとも見えるし、ちょっと間が抜けているようにも見える。
いったいなぜ、どうして白なのか!
関係者に問いただしてみようかとも思ったが、急いでいたのでやめた。
という訳で、本日はクレーンの写真ばかりである。
取るに足らぬ、実にたわいもない話で恐縮してしまう。
ではあるけれど、クレーンには「少年の心」の躍動があるような気がする。
いくつになっても「少年」を失わないでいたいと思う。
春近し クレーン高々と 少年になる (杉作)