好きな花はいろいろありますが
この季節のアジサイは
三本指の一つに入るかも知れませんねえ。
お掃除バイトに通うマンションの横に
紫陽花がテンコ盛りに咲く古い木造アパートがあります。
こうやって見ると大したことありませんが・・・
近づくとかなりの迫力です。
私の背丈よりはるかに大きくて立派です。
ただ、一階の窓部分がすっぽりと紫陽花に隠れてしまって
日当たりが悪いのが唯一の難点でしょうか。
昼休みにお弁当を食べながら
ラジオを聴いていると紫陽花の話をしていました。
タレントだったか女子アナだったか・・・
「今日は雨ですが紫陽花がいい風情ですねえ」
「ホントですねえ。つぶらな花が雨に濡れて素敵ですよね」
つぶらな花・・・
ちょっと意外な表現に驚くと同時に
なるほどなあ!と思わず感心してしまいました。
紫陽花の小さな可愛い花びらを
人間の「つぶらな瞳」に例えるなんて
彼女の詩的なセンスに拍手を送りたい気分でした。
もともとそういう表現があるのかどうかは知りませんが
確かに「つぶら」は言い得て妙ですね。
人間の「瞳」と同様に
花の色も形状も本当に千差万別ですし
それがひしめき合っている様子は実に人間臭いです。
ちなみに「つぶらな瞳の女性」は
私も大好きです。(笑)
あじさいの はなやぐ雨や つぶらなり (杉作)