まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

♪ 高く泳ぐや・・

2012年04月30日 | 日記

GWを迎えて公園も大変な人出となっている。

図書館前ではフリーマーケットも開催中。
テレビでは海外旅行や帰省のニュースをしきりにやっているが
このご時勢だから近場の公園ですごす家族も多い。

東京は26度をこえる夏日で「水遊び」の子供たちも気持ちよさそうだ。
もう間もなく「子供の日」・・・

「鯉のぼり」もゆるやかに風に泳いでいる。
この季節、鯉のぼりを見るとなぜかウキウキした気分になる。
ジョギング中でも「ああ、鯉のぼりだ!」などと思わず足をとめてしまう。
この年になって今さら鯉のぼりでもないのに・・・

「オイ、ほら、鯉のぼりだよ」
お父さんはわざわざ自転車をとめて子供に声をかける。
向こうでも別のお母さんと子供が、先程からずっと空を見上げている。
誰もの心に鯉のぼりへの「郷愁」はある。

団地内の保育園にも鯉のぼり・・・
今の子供たちは文部省唱歌を歌ったりするのだろうか。

      甍の波と 雲の波 重なる波の中空を
      橘かおる朝風に  高く泳ぐや鯉のぼり

甍の波はコンクリートのマンションになってしまったけれど・・・

どうやら手作りの鯉のぼりらしい。
それぞれ胴体に思い思いの絵が描いてあって楽しそうだ!

私は旧家の長男坊だったから
祖父は大喜びで「別染め」の鯉のぼりを特注し
端午の節句には必ずこれ見よがしに泳がせたと言う。
定かな記憶はないが、庭に高々とした柱が立っていたのは覚えている。
鯉のぼりには世代を超えて様々な「思い」が込められている。

鯉のぼりと言えば、こんな歌もあったよなあ・・・

      屋根より高い 鯉のぼり 大きい真鯉は お父さん
      小さい緋鯉は 子供たち 面白そうに泳いでる

オイオイ、これは「父子家庭」の歌かよ、お母さんはとどこへ行った!

団地内の商業施設にも鯉のぼりが泳いでいる。
もちろんGW用のディスプレイだが・・・

風船で出来た鯉のぼりがズラリと並んでいる。
よく見てみると・・・

それぞれに子供の名前が書いてある。
おお、「しんのすけ」君、なかなか上手な字だね!
でも、性格はどうなんだろう。
あの「クレヨンしんちゃん」みたいなヤンチャ坊主なのだろうか・・・

 


コマドリ来たる!

2012年04月29日 | 日記

いよいよゴールデンウィーク突入!

そんな喧噪をよそに走る。
お気に入りの「林間コース」は人影もなく静かだ。
あたこちから野鳥のさえずりが聴こえる。
15分も走ると汗ばんでくる。

林の中の東屋周辺はバードウォッチャーたちのたまり場になっている。
いつになく人が多いけど、何か「スター」のお出ましか・・・

何か「事件」でもあったかのようなカメラの放列。

     「何か来ているんですか?」
     「(小声で)コマドリが入っているんですよ」
     「へえ、コマドリが!」

野鳥愛好家の人は鳥が公園などに飛来することを「入る」と言う。
そうかコマドリか・・・これは確かに「事件」だ!!
啼き声が美しいことて知られるが姿を見せることはめったにない。

なかなか姿を見せないので、皆さん、手持無沙汰。
それぞれの「野鳥情報」を披露し合いながら待っている。
まるでスターの「出待ち」だな、こりゃ。

皆さん、すごいカメラを持参している。
大砲のようなカメラカバーにガッシリとした三脚。
迷彩柄はやはり野鳥を驚かせないためのカモフラージュだろうか。
完全装備!と言った感じである。

こちらのオジサンは反対方向で別の鳥を狙っている様子。
なるほど、椅子も用意しているんだ。

声はすれども姿は見えず・・・
でも、せっかくだから特別に写真公開。

これが公園の大スター「コマドリ」ですよ。
オジンジ色がきれいでしょう!
大きさはスズメぐらいで、メジロに似た何とも愛らしい顔をしている。
「ヒン、カラカラカラ・・・」という美しい声で啼く。
ウグイス、オオルリとともに「日本三啼鳥」の一つに数えられる。
しばらく待ってみたが、結局、スターは登場せず、再びジョギングに出発!

走り出すと木立の奥で「ヒン、カラカラカラ」と涼やかな啼き声。
コマドリの公園滞在はわずか1日、2日で、すぐ奥多摩などの深山幽谷へと飛び立つ。
公園は言わば「途中休憩」の場所なのだ。
「まあ、今年は声だけでガマンするか」と呟きながらジョギングのペースを上げた。


生まれ変わったら

2012年04月28日 | 日記

打ち合せ帰りに・・・
いつものひとり酒、いつもの東中野、そして、いつもの蕎麦屋。

すっかり「行きつけ」の店になってしまった。
名店でも何でもないのだが、蕎麦はすこぶる美味しい。
あまり混んでいる風もなくて気軽に入れる。
家族でやっているようだが客にベタベタしないのが何よりいい。

ビールはやめて今日は日本酒で一杯。
茨城県筑西市で300年の歴史を誇る酒蔵「来福」のお酒だ。
ちょっと甘めだが酵母の香りが生きている。
来福を祈りつつ、グビッ、グビッ、グビビ・・・

酒の肴はとりあえず炙った「イカナゴ」でいく。
イカナゴと言えば関西では「くぎ煮」が有名だが、これは稚魚ではなく成魚。
クセがなく、ちょっとホロ苦くて日本酒に合う。

そして「焼きタケノコの蕗みそ」が到着!
今年はまだ「筍」を食べていなかったことに気づいて注文した。
何を隠そう筍は大好物なのである。
皮ごと焼いてあるから香ばしくて何ともジューシー!歯ごたえもいい。
あぶった「フキ味噌」をつけて食べるとさらに風味が増す。
ああ、うーん、至福だ!

  「ねえ、ねえ、生まれ変わったら何になりたい?」

奥の席から女性の甘ったるい声が聞こえて来た。
さほど若いカップルには見えなかったから意外と言えば意外だった。
男は答えに窮しているのかモゴモゴと言うばかり。
まあ、そういうことは考えても仕方がないことだし、当面、生まれ変わる予定もない。
ただ、入学したての初々しい中学生などを見ているとまぶしくて
正直「ああ、この頃から人生やり直したいなあ」と一瞬、思うことはある。
思うことはあるが、真剣に考えることはない。

当然のことだが、この年まで生きてくると「後悔」は山ほどある。
達成できなかった「夢」も腐るほどある。
では、生まれ変わったら、取り戻せる「後悔」や達成できる「夢」があるかと言えば
おそらくないだろう。人生とはそういうものだと思う。

今ではおお笑い草だが、子供の頃は人並に「野球選手」や「歌手」に憧れた。
乗り物が好きでタクシーや電車の「運転手さん」になりたかった時代もある。
中学の頃は「弁護士」、高校時代は「詩人」を夢見た。
この人の精神構造がどうなっているのか、私自身もよくわからない。
文学青年でもなかったので、いまの「物書き家業」はまったくの想定外だった。
だから苦労しているし、いまだに自分の才能に絶望して天を仰ぐ。
まあ、人生とはそういうものだ。

そんなことをウダウダ考えていたら、蕎麦が到着!
ここの蕎麦は殻も一緒に挽いた黒っぽい「粗びき」で香りがとてもいい。
私の郷里の「出雲そば」に似ていて絶品なのだ。
生まれ変わっても「蕎麦好き」は変わらないのだろうか、などと思った。

皆さんは「生まれ変わったら」と考えたことがありますか?
もし、生まれ変われるのなら、何になりたいですか?


小沢一郎の春

2012年04月27日 | 日記

春に三日の晴れなし、とは言うけれど・・・

今日もまた雨・・・
もう一週間近くジョギングを休んでいるので体がなまっている。
タバコを買いがてら朝の散歩に出かける。

雨の日は雨の日の風情。
ずっとパソコンに向かいっぱなしだったので
こういう風景を見るだけでもホッと心がなごんで来る。

傘を差しながら散歩をする人もいる。
テレビでは昨日の「小沢裁判」の結果をしきりに報じている。
判決は予想通りで特段、驚くことではないが政界への影響はちょっと気になる。
だいたい、今回の裁判自体が「無理筋」だった。
検察審査会制度そのものに果たしてどんな有効性があるのか・・・
個人的には「限りなく黒に近い」と思うが立証できなければ何の意味もない。
ほとんど茶番劇だったと言っていい。

それにしても・・・
小沢一郎という人は、つくづく難儀なオッサンだと思う。
激しく忌み嫌っている人がいるかと思えば、熱烈に支持するグループもある。
いい意味でも悪い意味でも圧倒的な存在感を誇る。
政界の第一線から疎んじられてもう何年も経つのに「亡霊」が支配している。
何の決断も出来ない、ひ弱で薄っぺらな政治家ばかりの昨今
ある意味、貴重な存在ではないか。

政治家・小沢一郎の本当の「実力」とはいかなるものであろうか。
これだけ政治が前に進まないイライラと閉そく感が拡がっている今なら
思い切ってその「実力」を発揮してもらってもいいのではないか。
最近の彼は「国民のために最後のご奉公をしたい」というのが口癖らしい。
ならば、ぜひ「ご奉公」して頂こうではないか!

民主党政権の任期はあと一年あまりである。
次の選挙では間違いなく負ける。
どううせ負けるなら、残りの任期を「剛腕」に託してみる手はあるのではないか。
彼の実力がいかほどのものか、本物なのか偽物なのか
いい機会だから最後のご奉公でぜひ見届けて見たいと思うのだ。
もちろんん現実的には無理だろうけれど・・・

それほど今の政治には「期待」も「希望」もない。
「決められない政治」のすべての根源は政治家の劣化にあると思う。
小沢一郎にその現状を一気に払拭する力があるかどうか
もちろん未知数だが、では、他に託すべき誰かがいるのか・・・

私個人はこういうタイプの人間は大嫌いだし、できればご免被りたい。
もし上司にでもなったら最悪だと思う。
弁証法的に言うなら、だからこそ任せてみたいと思うのである。
そうすれば「小沢神話」の真偽はすぐに判明するし、亡霊に悩むこともなくなる。
ひょっとすれば政治に希望が見えてくるかも知れない。

政治の世界は深い霧に包まれている。
霧を払うには何か思い切った大胆なアクションが必要だと思う。
それが小沢一郎かどうか・・・はわからない。
でも「坐して待つ」だけでは何も変わらないのではないか・・・


心までピンク色

2012年04月26日 | 日記

この公園を走るようになって何年だろうか。

今年もまた春がやって来た。
冬枯れだった木々も芽吹いて緑が浮き立つようだ。

シジュウカラが涼やかに啼いている。
渡り鳥たちも次々と帰って来て公園は賑やかな季節を迎える。

ヒコーキは別に春めいてはいないけれど・・・
中国から黄砂か飛んで来ているらしい。

サクラは終わったけれど公園はピンクの花が咲き競う。
これは「花海棠」の可憐な蕾、実にカワユイ!

これは「ハナズオウ(花蘇芳)」と言うらしい。
枝にピンクが密集している。

ベニトキワマンサク・・・と思う。
いい加減なことを言うと、また叱られちゃうけど(笑)

なんだろう、桜草みたいだけど・・・
ブログ仲間の女性が弁当持ちで「自然観察」に行っている。
いいなあ、羨ましいなあ、お弁当の写真も美味しそうだったしなあ。

これは芝桜か・・・
数年前、埼玉県秩父の芝桜園に行ったことがある。
一面のピンクの絨毯に圧倒され、ちょっと酔ったような気分になった。
ピンクには心を惑わす魔力があるのかも知れない。
最近は盛り場の「ピンクエリア」にはすっかり足を踏み入れなくなったけど・・・

公園はピンク、ピンク、ピンクのオンパレード。
何やら心までピンク色に染まって来るようで頭がクラクラする。
やっぱり不思議な力があるようだ。

雨でもないのに空に虹が・・・え、これ、虹?
なんか目までおかしくなって来た。