まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

色づく公園♪

2015年09月30日 | 日記

公園の柿が色づいて来ました。
昨日、スーパーで買って今年初めての柿を賞味しました。
昔ながらの素朴な甘みで美味しかったです。

亡くなった母は柿が大好物でした。
葬儀では棺の中に庭の柿をいっぱい入れてあげました。
今年の秋は母の三回忌です。

ザクロも食べ頃の色です。
個人的にはザクロよりイチジクの方が好きです。(笑)



夏ミカンはまだ青いままです。
秋が深まるにつれて黄色に色づいて来ます。
そんな話をしただけで口の中に酸っぱい唾液がわいて来ました。(笑)

カラタチの実もいい色ですねえ。
一度だけ恐る恐るかじったことがありますが
想像を絶する酸っぱさに卒倒しそうになりましたねえ。(笑)

ギンナンの実も黄色に色づいて来ました。
ギンナンと言えば土瓶蒸しですが
塩炒りしたギンナンで熱燗を一杯というのもいいですね。

うーん、かなり臭いです。笑)

この季節が来ると決まってあの歌を思い出します。
南沙織ちゃんの「色づく街」です。

色づく街 南沙織 1991

やっぱり可愛いですねえ。
春のそよ風を思わせる可憐な歌声ですねえ。
先日、息子の篠山輝信くんと番組をご一緒しましたが
彼も爽やかでとってもいい奴でした。(笑)

少しずつ紅葉も始まって来ました。
公園が色づいて来るのはやはり嬉しいものですが
オジサンも老け込まずにもっともっと「色気」づきたいものです~♪

  ハナミズキ 秋には秋の 色気あり (杉作)

 

 


スーパームーン

2015年09月29日 | 日記

なんでもかんでも
スーパーと呼ぶのは安っぽくて芸がないなあと思いつつ
昨日は「スーパームーン」でした。



月が地球に最も接近するタイミングと
満月が重なることから「スーパームーン」と呼ぶそうです。
月の撮影はいつもベランダで済ませるのですが
ニュースキャスターが「地上の方が大きく見えますよ」などと言うので
わざわざ家の周りをぐるっと歩いてみました。



確かにデカイですねえ。
私のポンコツ望遠ではこれで精一杯ですが
FBには天体写真を思わせる巨大なスーパームーンもUPされ
呆れるぐらい月だらけでした。(笑)



この日はほどよく雲がかかった薄暮の空で
周囲の樹木の影も写りこんで来るので風情ある写真が撮れました。
ハイ、誰も誉めてくれないので自画自賛です。(笑)

忘れられない月もいろいろありますねえ。
中国シルクロードの取材で見た敦煌の砂漠を照らす巨大な赤い月。
八ヶ岳の山荘で見上げた神秘的なブルームーン。
海に浮かぶ満月の美しさに感動したのは、瀬戸内海の下津井港でした。

でも、月というとやっぱりアレですねえ。

映画「E・T」のあの有名なシーンです。
エリオット少年が宇宙人のE・Tを自転車の前カゴに乗せたまま
夜空高くへ舞い上がる映画のクライマックス。
巨大な月に浮かぶ自転車のシルエットは本当に鮮烈でした。

ハリウッドのユニバーサル・スタジオにはこの映画のアトラクションがあって
二十年以上も前に家族で訪れたことがあります。
映画のシーンと同じように自転車で夜空を飛べるのですが
最後にコンピューター登録した自分の名前をE・Tが呼んでくれるんですねえ。
連れて行った子供以上に、私が感動していました。(笑)



月の色がちょっとずつ変わって来ました。
そう言えば「小倉百人一首」の中にこんな一首がありましたっけ。

  月々に 月見る月は多けれど 月見る月は この月の月  (詠み人知らず)

月が八つも出て来る贅沢な一首です。
スーパームーンを見ながらちょっと贅沢な気分になりました。



文化祭

2015年09月28日 | 日記

昨日は息子が通う
都立の芸術高校の文化祭だった。



美術科・舞台芸術科・音楽科の生徒たちが
日頃の勉強や練習の成果を披露するのが文化祭である。
私の高校でも文化祭はあったが
普通科だったしクラブもハンドボールだったので
披露するようなものは何もなく、いま思っても無念なのである。

今年はウッディな飾りつけだった。
文化祭は土・日の二日間にわたって開催されるが
近年来場者が多く
人気のミュージカルは満員札止めみなるらしい。



コンサートホールとは別に
校内のあちこちでミニコンサートが開かれている。
学校全体がクラシック音楽につつまれているような感覚になる。

各フロアに食べものの屋台も並び大盛況だ。
父兄や友人、OBに交じって近所の人もつめかけてお祭り気分なのである。
この学校は文化祭にとくに力を入れていて
授業の単位にも組み入れられていると言うから驚きだ!



息子も頑張って演奏していた。
他楽器とのアンサンブルだったが
できたら単独でもコンサートを開いてほしい!(笑)
ミュージカルの舞台でもそこそこ活躍したそうだが
残念ながら時間がなく観ることが叶わなかった。



昨日は御嶽山の噴火から一年だった。
そう言えば去年の文化祭の日にニュースを聞いた覚えがある。
戦後最悪の火山災害、58名が亡くなり、5人の方が今も行方不明のままである。
昨日は「慰霊登山」で大勢の遺族が御嶽山に登られたようだが
その中でご主人を失った女性の言葉が胸にこたえた。

   「季節のない一年でした」

その短い言葉にこめられた万感の思いを想像する。
大切な人が突然いなくなった慟哭のまま
秋の紅葉も、冬の訪れも、お正月も、春の花も新緑も夏の太陽も
すべての季節が色を失った一年だったのだろう。

こんなことは二度とあって欲しくないと思いつつ
箱根大涌谷が、沖永良部が、桜島や阿蘇山が不気味な鳴動を続けている。


 


茶碗の中の宇宙かな

2015年09月27日 | 日記

久しぶりのサントリー美術館です。
あの「名品」が来ていると聞いて矢も楯もたまらず
ご尊顔を拝しに行ってきました。



天下の名椀として名高い「曜変天目茶碗」です。
ハッキリ言って「国宝」です!(笑)
数ある天目茶碗の中でも最上級の器と言ってもいいでしょう。



私、曜変天目茶碗を拝するのは初めてです。
会場はまるで嵐の前を思わせるように静まり返っていました。
うう、緊張しますねえ・・・(笑)



藤田美術館の至宝「曜変天目茶碗」です。
宋の時代、中国・福建省の窯で焼かれたと言われています。
現存する「曜変天目茶碗」は世界でわずか4点。
そのすべてが日本にあって国宝3点、1点が重要文化財に指定されています。
瑠璃色の器の内側には星のような大小の斑文が散らばり
角度によって虹色に光彩が輝くことから「器の中に宇宙が見える」と評されます。
ホント、小さな器の中に宇宙の煌めきが閉じこまれているようです。

曜変とは「窯変」とも書くように
陶磁器を焼く際の予期しない色の変化のことを言いますが
いったいどんな加減や偶然でこんな美しい星が生まれ出るのでしょうか。
まさに人智を超えた神秘の力を感じますねえ。

そう言えば・・・
私にはもう一つ大好きな天目茶碗があります。



大阪中之島の東洋陶磁美術館にある「油滴天目茶碗」です。
これも国宝で大阪が誇る至宝ですね。
これも中国福建省の窯で焼かれたものだそうですから
ひょとしたら同じ時代、同じ作者の作品かも知れませんねえ。



茶碗の表面にまるで油滴のような無数の斑紋が広がります。
焼く時の窯の温度が高すぎて、釉薬が爆発したのではないでしょうか。
陶芸は「偶然の芸術」と言われますが
偶然で傑作が生まれるなんて、羨ましい限りです。(笑)

  秋冴えて 茶碗の中の 宇宙かな  (杉作)

 


ああ、ピンボケ写真!

2015年09月26日 | 日記

朝から冷たい雨でしたが
買い物がてら無理やり散歩に出かけました。
一日家に閉じこもっていると息が詰まって発狂しそうです。



ハナミズキの実が雨に濡れてキレイです。
雨の日の写真は一応スマホと決めているのですが
どうもピントが甘くて上手く撮れません。
FBなどの投稿を見るとスマホとは思えぬ素晴らしい写真が載っていますが
やっぱりセンスの問題でしょうか。



金木犀がすずやかな匂いを放っています。
うーん、これも駄目ですねえ。
ピントがボケてますしハレーションを起こしています。
スマホで上手に写真を撮るコツがあったらどなたか教えて下さい。(笑)

お、ザクロの実ですねえ!
完全に熟しきったという色合いで美味しそうです。
昔は学校帰りにザクロの木を見つけると
素早く登ってみずみずしい果肉を丸かじりにしたものですが
ザクロどころか木登りももう出来ません。(笑)



柿の実もいい具合に色づいて来ました。
昨日、スーパーで見かけた柿はまだ青さが残っていました。
本当に美味しくなるのはもう少し先でしょうか。



などと言いつつ・・・ハタと気がつきました。
ピンボケ写真ばかりになるのはスマホが悪いのではなく
つまりは私の目がピンボケなんですねえ!
最近は体のあらゆる部分で「老耄」の兆しが顕著なのですが
とくに目の衰えは激しく、ほとんどカンでシャッターを押しています。

そうかピンボケの原因はカメラではなく目だったか・・・
まさに「目からウロコ」でした。(笑)