まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

ハロウィーン

2015年10月31日 | 日記
本日は「ハロウィーン」だそうである。
もともとは古代ケルト人の呪術的な祭りだったが
今や世界中でバカ騒ぎをする「大仮装大会」になってしまった。



ハロウィン市場の売り上げがバレンタインのそれを抜いたなどと言う。
私が高校生の頃はハロウィンという言葉すらなかった。
バレンタインデーもさほどではなかったが
それでも思いがけぬ女の子からチョコレートを差し出されて
大いに鼻の穴をふくらませたりもした。



それにしても・・・
最近のハロウィンの異常な盛り上がりは呆れるばかりである。
人が楽しんでいるのにケチをつける気はないが゛
日本人の「西洋かぶれ」もここに極まれりといった印象さえある。



去年のハロウィンはえらい災難だった。
その日はたまたま渋谷で番組のロケと取材があったのだが
予定を終えて帰ろうと思っても夥しい数のハロウィン群衆に巻き込まれて
まったく駅にたどり着けずに往生した。
血のりベッタリの興奮した若者に囲まれて恐怖さえ覚えた。
ただ、オジサンもちょっと仲間に入ってバカ騒ぎをしたい気持ちになったのだが・・(笑)



息子の通う高校でも昨日はハロウィンだったらしい。
芸術系の高校だからだろうか
その日は一日、仮装で授業を受けてもいいことになっているらしい。
今やすっかり秋の伝統行事で大いに盛り上がったとか。
中には本格的な女装のために一万円もかけたバカなクラスメートもいたそうで
さすがの息子も呆れていた。



要するに若者はイベントに飢えているのである。
一つのイベントが終わるとすぐにまた別のイベントを追いかける。
ひたすら忙しくイベントを追い求めていれば
自分の空疎さにもバカさ加減にも正面から向き合わなくて済む。
まさに「馬にニンジン」状態なのである。
でもね、君たち・・・
長い人生にはそうそうイベントはないのだよ。
何もない地道な日常に粘り強く立ち向かうしかないのだよ。(笑)




落ち葉しきり

2015年10月30日 | 日記
空を見上げていると・・・
次々と落ち葉が舞い落ちて来ます。



春には萌えるような緑だった若葉も
半年あまりの短い風雪を生き抜き、いま枯れ葉となって散って行きます。
うーん、オジサンは「落魄」の思いを禁じ得ません。(笑)



銀杏並木にも落ち葉が降り積もります。
久しぶりに「ローアングル」に挑戦してみましたが
起き上がるのが大変です。(笑)
この落ち葉の季節が過ぎると公園は本格的な冬へ。
年賀状の発売も始まったなどと聞くと、やっぱり焦りますねえ。



辺野古の埋め立て工事が再開しました。
政府と沖縄の感情的対立はもはや埋めようのない段階に来ており
ちょっと絶望的な気持ちになりますね。
この期に及んで沖縄に新しい基地を建設するなど正気の沙汰ではなく
アメリカへの義理立てもいい加減にして欲しいものですが・・



埋め立てと言えば・・・
中国が勝手に埋め立てを強行して主権を主張する南沙諸島。
ついにアメリカのイージス艦が周辺の海域に出動し「一触即発」の状態です。
国防長官は日本などへの作戦協力を求めており
いよいよ「集団的自衛権」が現実のものとなって来ました。
南沙諸島は実質的な戦闘状態と言ってよく
安倍首相は果たしてどうするつもりなのでしょうか。



ずいぶんデカイ葉っぱだなあ・・・
と思ったら、どうやら遠足児童の忘れ物のようです。

公園は秋深く「落ち葉しきり」なり。
まあ、いろいろありますが、本日も頑張って働きましょう!


ふるさとの話をしよう

2015年10月29日 | 日記
いろいろ写真を撮ったので
「ふるさと」シリーズの三連チャンです。
まあ、興味のない人は興味がないとは思いますが・・・(笑)



出雲の玄関口・JR出雲市駅です。
ご覧の通り出雲大社の神殿を模した壮麗な造りです。
わが家はこの駅の裏手、歩いて10分ほどのところにあります。



街路樹がもう真っ赤に色づいています。
子供の頃は本当に何もない田圃道だったのですが
最近は近代的なマンションも次々と建設され様変わりしました。



もちろんコンビニだってありますよ!(笑)
ローソンやファミマといった全国区の店舗もありますが
ここらへんの主流はやっぱり「ポプラ」です。
もともとは広島が発祥のコンビニですが
地元の食材や山陰限定の商品などもあってなかなか楽しいですよ。



ハイ、これが私の実家です。
両親が亡くなって、今はもう誰も住んでいません。
すぐ左隣には弟夫婦の家があって跡取りをつとめてくれています。



何はともあれ墓参りです。
まあ、いろいろな思いがよぎりますが
グッと我慢して今回の法事では泣きませんでした。(笑)



家の横を農業用水が流れています。
昔はこの川で魚を捕ったりザリガニを釣ったり
腕白坊主だったので落ちて溺れそうになったこともありました。



庭の柿が真っ赤に熟れています。
生前、母が大好きだった自慢の富裕柿です。
葬儀の際に棺の中にもいっぱい入れて送り出しましたが
もう食べたのでしょうか・・



東京に帰る日の朝・・・
弟が思い出の柿を土産に持たせてくれました。
いま、その柿を食べながらこのブログを書いています。
肉厚で果肉が柔らかく甘みが強いのが富有柿の特徴ですが
食べながらジーンと来てしまいました。(笑)



土産の柿でズッシリと重くなったバッグを引きずりながら
紅葉散る道を東京へと向かいました。
13時間の長旅にウンザリしながら、高速バスが新宿西口に到着したのは午前8時。
そのままお掃除バイトの現場に直行し一日働きました。

偉いでしょう、我ながら偉いなあ!(笑)


出雲大社で縁結び

2015年10月28日 | 日記
出雲大社と言えば「大国主命」です。
神話「因幡の白兎」に登場する神様ですね。
出雲大社の参道では神話のヒーローが我々を迎えてくれます。



オオクニヌシノミコトの慈愛あふれるシルエット。
陽が傾いて後光が差して見えます。
神様の足もとでぱ白兎が深く頭を垂れています。



出雲大社に参拝するのは二年ぶりです。
境内の荘厳とした雰囲気にいつ来ても身が引き締まります。



出雲大社のシンボル「大注連縄」です。
何でもデカければいいというものではありませんが
それだけご利益もデカイ気がします。
すでに良縁に恵まれた方も、なかなか縁がなくて焦りまくっている人も
どうぞご一緒に参拝下さい。(笑)



出雲大社は「縁結び」の神様ですが
何も恋愛や結婚ばかりが縁結びではないんですね。
いい仕事に恵まれるかどうかも縁ですし
学業だって趣味だって縁に恵まれれば人生もそれだけ豊かになります。
私もしっかりと「良縁」をお願いしました。



あんまり気合いを入れて参拝したので
すっかり腹が空いてしまって門前で名物「出雲そば」です。
割子に盛られた蕎麦に甘辛のタレをからめながら食べるのですが
ソバの実も一緒に挽いていますから色が黒っぽいです。
でもそれが独特の風味になって美味です!



参道ぶらぶら・・・
最近は縁結びの本場で結婚式を挙げることを「出雲婚」と言うそうです。
なるほどなあ、人気になるだろうなあ・・



どうでもいいことですが・・・
老舗旅館「竹野屋」はあの竹内まりや様の実家です。
泊まったことはありませんが、一度だけ飯を食ったことがあります。
一年先まで予約でいっぱいらしいですが
そう言えばご主人の山下達郎さんのとの結婚式も「出雲婚」でしたねえ。



出雲大社の夕焼けです。
駆け足の参拝でしたがやっぱりいいものですねえ。
最近は神仏に手を合わせることもめっきり少なくなっただけに
シャキッとしたような気分てす。



一畑電鉄の出雲大社駅です。
さあ、これから遠路はるばる東京に舞い戻って
明日からまた仕事です。
お蔭様でちょっとリフレッシュしました!



帰りの電車内で
「しまねっこ」が座席に座っていました。
へえ、こんな演出もあるんだ・・

お母様の許しを得て女の子と一緒にパチリ。
いい記念になりました。



ぶらり松江の旅

2015年10月27日 | 旅行
無事に法事を終えた私は
一畑電鉄の出雲市駅から松江へと向かいました。
ガタゴトガタゴト、久しぶりの休日なのでハイテンションです。



一畑電車は映画「RAILWAYS」ですっかり有名になりましたが
中井貴一の出雲弁は全くダメでしたねえ。(笑)
普段はもっぱら関西弁の私も
田舎に帰るとたちまち出雲弁になってしまいます。



のどかな車内には懐かしい出雲弁が聞こえています。
この日はなぜか観光客は少なく、地元の人がほとんどでした。
出雲から松江まではほぼ一時間。
宍道湖畔の風景を眺めながらの一人旅です。



ハイ、宍道湖ですよ~!
ご存じ海水と淡水が入り混じった「汽水湖」です。
そんな環境があの美味しい「しじみ」を育てるんですねえ。



その宍道湖畔に湧くのが松江宍道湖温泉です。
ハイ、お察しの通り実はここが目的だったんですよ。
その前に温泉街の奥に「お湯かけ地蔵」があると言うのでそちらへ・・・



ほほう、コレですか!
どこの温泉場にもありますが参拝するのは初めてです。



湯温は体感で43、4度といったところでしょうか。
私、てっきり沸かし湯だと思っていましたが
宍道湖の地中深くから自噴するかなり高温の温泉だそうです。
その源泉でお湯を汲んでいるオジサンがいたのでさっそくインタビュー。

 「日帰り入浴が出来る旅館ってあります?」
 「なんぼでもあるが、どこも1000円以上は取るけえの」
 「まあ、そのぐらいなら・・」
 「そこのSKプラザは500円じゃけん、そこにしんさい」
 「SKプラザ?」
 「眺めはええし、あそこなら安いで」

オジサンは入浴料にこだわりがあるようで
すすめられたのは健康ランドのような建物だったのですが・・・



どうです、この絶景の展望風呂!
宍道湖が一望できるばかりか、人もいなくてまさに貸切状態。
いやあ、いいところを紹介してもらいました。
泳いでみたり、大股開きをしてみたり
たっぷり一時間、宍道湖の大地の恵みを満喫しました。



温泉入浴の後は市内観光。
市内周遊バスの運転手さんは女性でした。
年の頃なら四十ちょっと手前、昔はさぞ・・という美人でした。(笑)



やって来たのは松江城。
城下町・松江のシンボルは黒塗りの下見板に覆われていて
まるで千鳥が舞い降りたような優美さから別名「千鳥城」と呼ばれています。
何度も言いますが、お城はやっぱり黒ですねえ。
天守は今年7月、63年ぶりに「国宝」に指定されたばかりで
大いに盛り上がっていました。



石垣、大好きなんです。
友だちから「前世は石垣だったんじゃないの」と冷やかされるほど
この悠久の石組を見ているとウットリしてしまいます。

   ♪ 人は石垣 人は城 情けは味方 仇は敵 仇は敵~

思わず「武田節」を高吟しておりました。(笑)



城の掘割をめぐる屋形船が人気だそうです。
いいですねえ、情緒があって・・・
この後、武家屋敷や小泉八雲旧居も行きたかったのですがタイムアップ!
明日は出雲に戻って「出雲大社」参拝です。

どうかお楽しみに・・・