まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

初吹き

2012年01月04日 | 日記

新年早々、すごい空だった。

風が強いせいか雲がドンドン変化していく。
天の「造形美」にはいつも驚かされる。

グランドでは凧上げ風景。
もうずいぶん凧上げなんかしていないなあ・・・

風が強いから小さな子供も大はしゃぎだ。
走れ、走れ!

すっかり葉が落ちて見通しがよくなった公園の木立。
風に乗って楽器の音が聞こえてくる。

トランペットおじさん。

トロンボーンにいちゃん。
それぞれ「初吹き」を楽しんでいる。

ピアノ小僧も今日は楽器を持参。
どうやらリコーダーの練習が冬休みの宿題らしい。
俺たちの頃は「たて笛」と言ったけど、あれとは違うんだろうか。

   「ヘタだなあ・・・」
   「別にいいの、リコーダーなんか出来なくても」
   「そんなことはないだろう」
   「何か一つ得意なことがあればいいの」
   「まあ、それはそうだけど」
   「何でも出来る人間なんて気持ち悪いよ」

強風にのって凧がグングン空高く挙がっていく。
こんな風に健やかに、高らかに夢が叶ったらいいな、などと思う。

   晴れ晴れと 点となるまで 凧あがる  (杉作)

 


幸せの赤いマフラー

2012年01月04日 | 日記

1月2日、神社に続いてお寺に初詣。
初詣の「ハシゴ」にご利益があるのかどうかはわからないけれど・・・

都内では弘法大師ゆかりのお寺は珍しい。
当然、本山は和歌山県の高野山。
取材で何度も行ったことがあるが俗世を忘れる「清浄の地」だ。

見ると鐘楼横の「13仏」に何やら赤いものが・・・
13仏とは「冥途の裁判官」のことで私のような罪深き人間には怖ろしい存在だ。

それぞれ首に「赤いマフラー」を巻いてもらっている。
うーん、初めて見た!
ご住職か檀家さんか知らないが実に慈愛にあふれたお寺ではないか!

地蔵菩薩はいかにも「お地蔵さん」というふくよかなお顔立ち。

文殊菩薩は「学問の仏様」だけに理知的なお顔。

不動明王には笑ってしまった。
巻くのに苦労したのだろうけど、これじゃまるで「首つり」ではないか。

中学生は何をお願いするのか・・・

なんと閻魔様にまでマフラーが!
なぜ赤ではないのか、なぜ水色なのか・・・
深い謎だがあえてそれ以上は詮索しなかった。

水子地蔵にも赤い「コモ」が巻いてある。
この寺は徹底しているな。

私も心に赤いマフラーを巻いてもらったような幸せな気分になった。
今年はいいことがあるかも知れないぞ!