まろの公園ライフ

公園から世の中を見る

♪ 真っ赤に燃える~

2016年10月31日 | 日記

真っ赤に色づいたハナミズキの実。
まさに今がピークでしょうか。
いよいよ秋が深まって来た感じですよねえ。

10月も今日で終わりです。
朝晩めっきり冷え込んで来ました。
昨日は仕事をしていても寒くて寒くて仕方がなくて
ダウンコートが欲しかったほどです。
ついこの間まで暑い暑いとボヤいていたのに
要するに「こらえ情」がなくなって来ているんですねえ。
何かをガマンするということが
もうバカバカしくなる年頃なのかも知れません。



ピラカンサスも真っ赤っかです。
真っ赤っかは猿のお尻だけではないんですねえ。
ピラカンサはギリシャ語で「炎」という意味だそうですから
まさしく燃えるような赤です。
最近は若い頃の燃えるような「情熱」も
何やらすっかり影をひそめてしまいましたが・・・(笑)



紅葉にはまだ早いものの
公園の木々も日ごとに色づいて来ていますねえ。
これはサクラの葉っぱでしょうか。

  さくら紅葉 赤か黄色か ハッキリせえ (杉作)

でも、このどっちつかずが
私のようで親近感を覚えてしまいます。

仕事に出かけようと
玄関のドアを開けると土間に赤トンボ。
すでにご臨終あそばされているのかと思いきや
突然、ブーンと羽音を上げると
もがきながら何処へか飛び去って行かれました。
秋が深まって来ました。

 


レガシーとは

2016年10月30日 | 日記

これ何だかわかりますか?
そう、スッタモンダの末にようやく建設が決まった
新・国立競技場の完成予想図ですねえ。

先日、所用で近くを通ったら
何やら物々しい雰囲気で大型トラックが出入りしていて
12月には本格的に工事が始まるようです。
まあ、あのザハとかいうオバサンの醜悪過ぎるデザインより
はるかにシンプルでいいかも知れません。



内部はこんな風になるそうです。
屋根をつけるかどうかでまたスッタモンダでしたが
なんとかこのスタイルに落ち着いたようです。
ザハ案に比べて建設費用も大幅に縮小したと言われながらも
それでもかかる費用は2500億円。
とにかくオリンピックを誘致したいがために
思い切り大風呂敷を広げたせいで
今になってあちこちで問題が噴出しているそうです。

いま騒ぎになっているのがボート・カヌー競技の会場となる
東京湾に浮かぶ「海の森」競技場。
素人目に見てもこんな吹き曝しの海の上では
風や波の影響は必死と思われるのに、どういうつもりなのか?
この会場の建設費用が250億円とかで
すでに50億円は支払い済みと言いますから呆れます。
だいたいボートやカヌーなんて競技は
波の静かな川とか湖でやるものと相場は決まっています。
小池知事は就任後にさっそく計画案の見直しに着手し
すでに新たな候補を模索しているようですが
これに対してボート競技団体は猛反対。

 「コストよりレガシーなんだ!」

というのが反対の趣旨のようですが
スバルの乗用車でもあるまいし
レガシーっていったい何なのでしょうか?



こちらはバレーボール会場の有明アリーナ。
これに対しても小池知事は
代替地として既存の横浜アリーナでの開催を主張していますが
協会の川渕会長はバカにするなとばかり
気色ばんだ表情で猛反対。
各種競技団体トップはこぞって反対です。
このご時世、たとえオリンピックとは言え
レガシーよりコストが大事なのは言うまでもありません。
国民の税金、都民の税金をいったいどう思っているのでしょうか。
新しく建設されたスポーツ施設が
実際にスポーツで利用される例は一割もありません。
ほとんどがコンサートなどのイベントです。
だったら既存の施設で十分ですし
だいたいスポーツ施設の建物など誰も関心がありません。
レガシー(遺産)として後世に誇れるのは
建物などではなく、戦う選手たちの姿であり記録なのです。
これ以上、負の遺産(借金)は増やしたくありません。

 


ハロウィーンのバカ騒ぎ

2016年10月29日 | 日記

今年もあの季節がめぐって来ました。
バカ者たちがバカ騒ぎするあの忌まわしい季節が。
本当に困ったものです。

公園のバラ園に巨大なカボチャが登場。
街にもカボチャのディスプレイがあふれ返っています。
今週はハロウィーンウイークだそうで
週末は渋谷あたりはまたぞろ大変な騒ぎになることでしょう。
今年は昨年以上の人出が予想されていて
警視庁は渋谷のスクランブル交差点周辺や道玄坂一帯を
歩行者天国にして大規模な交通規制を行うとか。
オイ、それって逆じゃないのか?
規制するのは車じゃなくて人間、あのバカ者たちだろ!

バカ者たちに包囲されたのは一昨年のハロウィーンでした。
その日は、たまたま渋谷近くで取材があったのですが
そんなこととは露知らずに表に出て来た私とディレクター氏は
周囲の異様な熱気にビックリ仰天。
あれよあれよという間にバカ者たちの群衆に巻き込まれ
目の前の地下鉄の入口にたどり着くまでに
なんと一時間以上もかかるという大難儀でした。
その異様な雰囲気に恐怖さえ覚えました。
今年もあのバカ騒きが繰り返されるとか思うとウンザリです。

去年、ハロウィーングッズの売り上げは
すでにバレンタインのそれを上回ったと言われました。
消費不況の折、まことに結構ではありますが
年間に一冊の本も読まない大学生が3割以上もいるという現実に
果たして日本はどうなるのかと心配でなりません。
これはあくまでも「私見」ですが
私はこの「軽佻浮薄」「軽挙妄動」のバカ者たちを
まとめて南スーダンのPKO活動の最前線に叩き込んでやりたい!
などと密かに思っているのですが・・・(笑)

とまあ、批判めいたことばかり申しましたが
オジサンはハロウィーンのバカ騒ぎに
実はちょっと憧れるようなところもあったりするのです。
ある種の「変身願望」でしょうか。
この年になると自分をドラスティックに変えるのには無理があって
外的要因に頼らざるを得ない面があります。
この際、思い切り派手なメイクで全身に仮装をほどこし
あのバカ騒ぎの熱狂の中に飛びこめば
まったく新しい自分を発見できるのではないか?
もうちょっとマシなものが書けるのではないか?
見果てぬ夢でしょうか・・・(笑)


秋の陽はつるべ落とし

2016年10月28日 | 日記

爽やかな秋の日でした。
暑からず寒からず、実にほどよい一日でした。
何をするにしても「ほどほど」が一番のような気がしますね。

仕事を終えての帰り道。
西の空が真っ赤に燃え上がっていました。
夕陽は沈む瞬間にひときわ明るく輝くと言いますが
あれは自然現象でしょうか、それとも単に目の錯覚なのでしょうか。
思わず自転車を止めて見入ってしまいました。
齢六十を超えて意味もなく夕陽を眺めるモノ好きな人間は
おそらく私ぐらいかも知れません。
思わず「人生の黄昏」などという言葉が浮かびました。

秋の陽はつるべ落とし・・・
などと言いますが、本当に日が暮れるのが早くなりました。
現在、時間はまだ午後五時前ですが
目の前のハナミズキの紅葉もシルエットしか見えません。
家に着く頃はもう真っ暗で
自転車もライトを点けなければ走れません。
まさに釣瓶落としの夕陽ですが
今や「釣瓶」などもうどこを探してもありません。
若い人にはこの言葉ももう死語ですね。
昔、わが家には井戸があって
あの桶を使って水をくむのが子供心に楽しみだったのですが・・・



石神井川沿いの道です。
遠く秩父の山の向うがあざやかな夕焼けです。
急に冷え込んで来たので
持っていたアノラックを慌てて羽織りました。
昔、「帰り道は遠かった」という歌がありましたが
朝は三十分ぐらいで着くのに
帰り道はその倍近くかかってしまいます。
齢六十を超えると帰り道がドンドン遠くなるような気がします。
単なる錯覚でしょうか。(笑)


ヒメツルソバの紅葉

2016年10月27日 | 日記

ピンク色の可愛らしい花です。
何かに似ているなあといろいろ考えていたら
お菓子の金平糖そっくりです。

ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)と言います。
ソバの花に似ていることからその名がついたそうです。
安曇野の草原に咲くソバの花は可憐ですが
この花もなかなかいいですねえ。
でも、咲いているのは草原ではありません。

近くを流れる川の護岸に
ビッシリと隙間なく生い茂っていました。
護岸はコンクリートですからもの凄い生命力ですねえ。
ほとんど「野性化」しています。

もともとはヒマラヤ原産と聞きます。
日本に伝わったのは明治時代。
岩場の多いロックガーデンに植えるためだったそうで
そもそも強い植物だったのでしょうね。
タデ(蓼)科の植物です。
蓼は独特な辛味があって薬味や刺身のつまに使われますが
わざわざそんな辛い草を好んで食べる虫もいて
「タデ食う虫も好きずき」という諺が生まれました。
虫だけでなく人間も同じですね。



実はわが家のベランダにも
以前からヒメツルソバの花が咲いています。
どこから飛んで来たのか・・・
うーん、その繁殖力は感動的ですらありますねえ。
見れば葉っぱの紅葉が始まっていますよ。
今年は例年に比べて紅葉が遅れていると言いますが
ヒメツルソバの紅葉も味があります。

話は違いますが・・・
自民党は総裁任期を連続2期6年から
連続3期9年に延長する方針を固めたようです。
これだけ「安倍1強」時代が定着すると異を唱える声もなく
結局、ズルズルと押し切られてしまうのでしょうか。
私は「安倍人気」の理由が全くわかりません。
経済は依然としてデフレのままですし、規制改革もほとんど手つかず。
憲法改正最優先の危険極まりない総理大臣が
どうしてここまで支持されるのか?
これからさらに4年近くもこの人の顔を見るのかと思うと
何やら暗澹たる思いになって来ます。
確かに「タデ食う虫も好きずき」とは言いますが
国民の気持ちがわかりません。(笑)